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2015年01月08日

成功した起業家はなぜ政府の干渉を嫌うのか?〜『戦略サファリ』を読んで アントレプレナーシップと反権威主義〜

 以前書いた記事(『A層とかB層とかホリエモンとかたむらけんじとか・・・』http://achichiachi.seesaa.net/article/411866048.html)では、ホリエモンに社会問題の認識に関して、「政府の役割という要因を見落としてしまっている」ということを指摘しましたが、このような一定の成果を収めた起業家のこのような認識の誤謬に関して、『戦略サファリ』という本の中で面白い指摘がされていたので紹介してみたいと思います。

 1977年の論文でマンフレッド・ケッツ・ド・ブリースは、起業家を「最後のローン・レンジャー」と呼び、また1985年にも『起業家精神の暗黒面』についての研究結果を発表している。ほぼ30年後、ジョン・ガートナーは、精神医学における「軽躁病」患者に関する論文と出版物でみつけたインターネット起業家に関する記事で、ある類似性に気づいた。彼は、軽躁病者たちの基本的な特徴を抜粋し、それから、インターネット業界における典型的な起業家を正確に表すとどうなるかを、インターネット企業のCEO10人に尋ねてみた。ほとんどが、軽躁病者を記述した臨床的な特徴が起業家たちにもあることに同意した。たとえば、軽躁病者と起業家は、カリスマ的で人を説得するのがうまいことが多い。彼らは情熱に満ちあふれていてほとんど寝ることもなく、世界を変えられるという壮大な志に自分たちのエネルギーを注ぎ込む。(中略)
 起業家的人格の特徴として挙げられるものの中には、コントロール、独立、達成などへの強い欲求、権威への憤り、ある程度のリスクを受け入れる性向などがある。


 ほうほう、なるほどなーなんて思いながら読んでいたんですが、まあ確かに感覚的にも納得いくのではないでしょうか?

 結局、人間の認識は常に一定程度、「上手くいったのは自分の実力、悪いことは他人や周りの環境のせい」と解釈するバイアスがかかるそうで、それを考えれば、特にホリエモンのような人間が、上手くいった時期は自分の実力、ダメになったのは周りに潰されたからと考え、やたらと権威や権力に反発し、いわゆる「悪しき政府と善良な市民」あるいは、「自由に活動することで力を発揮できる起業家と搾取、あるいは抑圧する政府」という二項対立的な価値観に陥るのはある意味仕方ないかもしれません。先の記述から読み取れることは、これは、才能ある起業家に見られる一般的な傾向だというワケなんですね。

 しかし、こう考えると、成功した起業家や実業家に「民間の知恵」と称して何でもかんでもアドバイスを求めるのは間違っていると言えるのではないかと思います(そもそも、大多数の普通の人間は、ある程度睡眠時間が必要なワケで、ほとんど眠りもせずに、一日中仕事が出来るような超人にアドバイスを求めたところで、役に立つのか不明ですし、そんな超人的な能力の持ち主を前提に社会を設計すればメチャクチャなことになるのは明らかでしょう)。

 多くの成功した起業家は、政府や行政の役割を過小評価するだけでなく、その価値を否定的に捉え、多くの政治家や識者が、そのような傾向を、「独立性の表れ」「自己責任や成果主義」などと肯定的に捉えているのですが、結局、別に彼らは何か深い考えを持って、そのような主張を行っているわけではなく、単純に彼らの性格や嗜好がそのような反政治的な社会や政策を好むというだけの話なんですね。そのような起業家の性格に、社会の役割を過小評価する傾向を持った大衆的人間や、竹中平蔵や孫正義のような政商というか規制緩和利権、民営化利権に群がる連中が賛同するカタチで(もちろん、この中には市場原理を神格化する経済学者も含めるべきでしょう)、社会の成員がそろって規制緩和や民営化の大合唱をしているのですね。

 どれだけ論理的に考えてスティグリッツやクルーグマンの主張が正しかったとしても、政府の役割をしっかりと適正に評価し、その意義を再評価するような言説が広がらず、相変わらず、規制緩和民営化の大合唱、もしくは、それに賛成しない人でさえ「これが時代の流れだから」とある種容認しているような状況を逆転させるのが困難なのは、このようなある種の人々の心理的傾向があるからだと思われます。

 80年前の大恐慌の時には、戦争によって政府の役割の重要性、国民の団結力の重要性が認識され、先のような傾向を逆転させ、国家や政府の役割を非常に重視するケインズ主義的な考え方がスタンダードとなりました。さて、果たして現在の状況であっても、そのような思想的な転換は可能なのでしょうか?




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この記事へのコメント
多額の弁護士費用とかかりますので、ご支援の方よろしく・・・って、こいつ情けないヤツ(呆)自分が正しいって思うんなら、自分の力だけでやってみろ!
Posted by at 2015年01月08日 14:57
>自分が正しいって思うんなら、自分の力だけでやってみろ!

なるほど、いかにも正論のように聞こえます。
正しいと思うことを自分の力だけで出来てる人が、
世の中にどのくらいいるのでしょうか。
文脈からして「自分の力」が金銭をさすのか、能力をさすのか
両方かそんなことを言いたいんじゃなくて、
正しい?と思うことを人に頼るのが気に入らないみたいですが、
では正しくないと思う事なら良いのでしょうか。
少なくとも正しいと思うかどうかと
人に頼るかどうかは関係無いように思うのですが。
だとすると心にも無い事を言っているか、自分の発言の動機を
自分で自覚していないかのどちらかではないでしょうか。
Posted by at 2015年01月08日 16:40
カンパ経緯はリスナーがやれやれいう声があったから、流石に甘えたんだと思いますよ。実際入れてくれたのは、リアルの知り合いの人みたいですね。

>自分が正しいって思うんなら、自分の力だけでやってみろ!

その通りですねw弁護士などという代理人を通さず、相手がやって来てくれたら多分そうしたんじゃないですかね。

 話変わって、記事を読んで真逆?のダイソーの創業者で社長、矢野博丈のネガティブキャラで売名できた記事を思い出しました。その中で
"経営計画、戦略、そんなもんないです。目標ないです。朝礼も会議もない、そんなもの、人間は、先を見通す能力なんてないんですから。大きくしよう、儲けようと大それた考えではいけん、ただ潰れなければいい。"

発言を見ると躁うつ混合状態なんですかね。カツトシがブログに書いてある通り、何か深い考えを持って、そのような主張を行っているわけではなく、そして付け加えて、ただ経営してるだけになってしまったんじゃないかと思います。理想的な社員の暮らしとかその地域に必要だったからとかそう言うのがない、さらに創業者が会社を大きくしたいという空腹もなく結果がこれ
国内 … 2,800店舗(2014年3月現在)
海外 … 25カ国、840店舗(2014年3月現在)
ホラーですよこれ。。。。
一般的にはなんだぁ発言嘘じゃんwで終わりですが、あえて危惧するなら暴食の怪のように貪る反面、節食していると口では言う、経営者の間でも新たな妖怪が流行ってるのかもしれないですね。妖怪のせいであってほしい。
Posted by at 2015年01月08日 18:35
不景気の中でも黒字を叩き出す企業はある!赤字企業は政府に甘えるな!

これは僕に言わせれば「東大入れない一般人はただの努力不足だ!入れるやつは入っているぞ!」と変わらない理論だと思うのですがね。名目のパイが拡大しない中での、需要不足の中での経済的成功者はその数が確実に限られるのですから。もし経済的成功者を増やそうとすれば反対側でそれの倍以上の経済的敗者という貧困層を増やさなければ数字が合いません。

椅子取りゲームで最後の椅子を取り合う様な国に何の価値があるのか?
人間は皆が皆、金儲けの才覚を持った人達ばかりではありません。むしろそちらの方が少数派でしょう。金儲けが得意でなくても価値ある人はいっぱいいます。人の価値とは金銭的市場価値だけで計れるものではないのです。そういう人達でも真面目に働けばそれなりには暮らせるような社会にしていくのが国家の目的ではないでしょうか。

「一般庶民は金儲けの才覚がある人間の足を引っ張ることだけはするな」という意見が真っ当な意見かのように語られることがありますが、これも内実は力を持つ自由競争主義者の詭弁である場合が往々にしてあり、そもそも国家全体の経済成長率を上回る率で富裕層が誕生するということは、その富裕層は誰かの所得を搾取していることに他ならないわけです。
己さえよければいい、結果こそ全て!力こそ正義!俺の成功は俺の努力の証!などと宣う輩はさっさと日本から出ていってアメリカにでも帰化すればいいと僕は思ってます。自分に自信があるんだから成功するはずでしょう。失敗したら野垂れ死にすればいいんです。
しかしこういう輩は自分の実力を過信し、自由競争を殊更信奉するくせに一向に日本から出ていこうとしない。挙げ句の果てには自分に都合がいいように日本を改革しようとする。
これでは口ばかり達者だが家から出ることはしない中二病満開のニート野郎と同じです。
Posted by at 2015年01月08日 20:54
未来工業の経営は、これと逆のことをして成功しているようです。
高度経済成長期の日本型経営をさらに進化させたような感じがします。
Posted by at 2015年01月08日 22:20
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