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2014年03月03日

『NHKにようこそ!』(滝本竜彦 著)を読んで・・・そのA〜『NHKにようこそ!』の主題について〜

 以前から話題にしている『NHKにようこそ!』の小説版を読み終わりました。いやぁ、面白かったですね。ただ、まあ昔読んだ時は結構感動して泣いたんですけど、今読むとやはり相当にラノベ特有のチープさも感じられて、さすがに感極まって涙するということはありませんでした。

 しかし、まあ私としては、一時流行したいわゆるセカイ系の物語よりは、こっちのほうが好感が持てますね。原作ではヒロインの少女である岬ちゃんが飛び込み自殺を試み、主人公がそれを止めようとしつつも、果たして、自分は彼女の自殺を止めることが出来るのか?と思い、こう自問自答します。

 俺は少しだけ、彼女の苦悩を知っている。俺が知っているのは、その苦しみのごくごく上辺だけだが、それでも俺には、なんとなくわかる。
 彼女はもう、どうしようもない。彼女の苦しみは、一生消えない。
 だけどもそれは、当たり前のことなのだ。岬ちゃんの苦しみは、おそらく人類の共通事項。ありふれた苦悩なのだ。
 誰しもが似たようなことで悩んでいる。ついでに俺も悩んでいる。
 生きていても、どうしようもない。
 苦しいだけだ。
 それを知りつつ、ダイブを止めるのか?止める権利があるものなのか?


 少年少女達が世界の命運を背負って戦う。二人の世界における精神的問題が世界の問題とシンクロしていく。そのようないわゆるセカイ系的な物語の主人公を描き出す作家などについて、「現代の若者達の精神の葛藤を非常に上手く表現している」などという評価が与えられることもあるのですが、なんというか、やはり今の多くの若者悩みというのは、そんな特別でもなく、もっと普通のありふれた悩みなんじゃないかと思います。だけども、ありふれているからこそ同時に普遍的でもある。この『NHKへようこそ!』の主人公は、引きこもりのニートなのですが、この引きこもりは別になにか重大な精神的トラウマによって引きこもったわけではないのです、ただ、なんとなく過敏になり、そしてあまりにも自意識過剰になりすぎたが故に悩んでいく。極限的な状況において、人間の真理や本質が表れうるということは否定しませんが、また、このようなありふれたチープな物語の中にもやはり真理は含まれているように思います。

 あまりに自分たちの悩みや苦悩、葛藤は、平々凡々でありふれていて、それでもそのあまりにもありふれた悩みでここまで苦しむ自分は一体なんなんだろう?と思い。そうして、人はその悩みを物凄く刺激的でドラマチックなものにして欲しいと心のどこかで願う。それが、セカイ系では、自分たちの苦悩と世界の危機がシンクロしていくことによってそれを実現化するのであるけど、『NHKへようこそ!』では、「自分たちの苦悩が世界の巨悪による陰謀のせいであってくれ!!」と思いつつも、そんなことはありえないと知って、行き場のない思いを募らせやりきれない虚しさに包まれる。ドラマチックな生を期待しながら、あまりにも平凡すぎる日常に苦悩する、そんな心理を描写してるんじゃないですかね。

 宇野常寛は「メンヘラ女子が自分の傷を男根で癒して〜ってやってこないかな〜」という小説だと評したそうで、まあ、そういう論評を否定するつもりもないですが、ただ、やっぱりそれはこの小説の持つ一側面に過ぎないと思うんですよね(まあ、その一面が99%を占めているという可能性を否定もしませんが・・・)。

 まあ、次回以降で、もう少しこの滝本竜彦氏の作品を突っ込んでレビューしてみようかなと思います。

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