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2015年02月05日

うさんくせーフランス出版社襲撃事件〜陰謀論のすゝめ〜

ローマ教皇、言論の自由は他者を侮辱する権利ではない

ローマ教皇フランシスコは、言論の自由は他者の振興を侮辱する権利を与えるものではないとの見方を示した。AFP通信が報じた。

教皇は現在、フィリピンに滞在中。アジア巡礼の第2段階を開始している。
これより以前、フランスのシャルリ・エブド風刺週刊紙は預言者モハメッドの新たな風刺画を発行している。
イタルタス通信
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_01_16/282132187/


 当然の見解ですね。今回の風刺画事件では、パリの新聞社シャルリー・エブドはイスラム教の開祖ムハンマドが獣姦している風刺画を掲載しました。日本で言えば、天皇陛下が犬だか猿だかと獣姦してアヘってる画像を作られるのと同じですね。こんなものが、表現の自由の名のもとに正当化されるなら、もはやフランスは言論の自由よりはるかに重要な常識感覚やモラルあるいは節度といったものを完全に喪失した社会であると言わざるを得ません。果たして、ここまで表現の自由を絶対視するフランスは、たとえばアルジャジーラなどが、ローマ教皇の獣姦風刺画などを公表した場合、「ブラボー!!これこそ表現の自由だ!!」と言って絶賛するのでしょうか?

 もちろん、そんなことはあり得ません。







フランスでシャルリーエブドのテロ事件を「風刺画」した人が拘束される…(画像あり)
http://mindhack2ch.com/archives/21009270.html


 現在、フランス政府は、「表現の自由」「テロとの戦い」を大義名分とし、政府批判を封じ込め、言論弾圧を強化していることに注意しましょう。

パリのテロ犠牲者哀悼行進、政治家の行進姿は捏造

シャルリ・エブド社襲撃事件に抗議し、パリで数カ国の政治家らが追悼行進に参加した写真は捏造されたものだった。ドイツ経済ニュース(Deutsche Wirtschafts Nachrichten, DWN)が報じた。

政治家らが行進する姿を捉えた一枚は全世界を駆け巡った。パリでは11日、100万人を越える市民が行進に加わり、テロ事件での犠牲者への連帯を示した。ニュースに踊った文句は、その行進の先頭列には欧州の首脳らがし、追悼行進で市民と政治家らが一体感を示したというものだった。
ところが、実際はこの写真は作られたものであった事が発覚した。政治家らは行進の先頭を歩かず、レオン・ブリュム広場へと続く封鎖された横丁を歩いており、政治家の後に続いていたのは「人民」ではなく、治安維持機関の職員らだった。政治家らの小さな団体の後ろは空白だった。DWNによれば、ル・モンド紙は撮影が行われたのは地下鉄のVoltaire駅付近だと確証づけた。
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_01_14/282100526/


 この事件、日本では、ただの下品な風刺画の掲載と、それに対する報復的なテロというような報道しかされていませんが、どうやら海外では、様々な角度から検証や報道がなされているようです。再び、日本はかつて江藤淳が述べた『閉ざされた言語空間』へと逆戻りしているのかもしれません。







古賀茂明氏が語る「I am not Abe」発言の真意

 今度の人質事件では、いろいろな報道がされていました。でも、必ず最後の方は「テロは許しがたい行為だ」「いまは一致団結して、安倍さんの戦いを支持すべきだ」というところに帰結してしまうんですね。そうなると、あらゆる議論が封じ込まれてしまう。今は戦前のように治安維持法もないし、特高警察もいませんが、安倍政権のテロとの戦いに異論を挟むのは非国民だ、みたいな雰囲気が醸成されつつある。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156835/2


 現在日本は、まだ「言論封殺的」という段階にとどまっていますが、これが、いつ現実の実効性を持った言論弾圧に変化してもおかしくないという危機感は常に持っているべきでしょう。







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憲法9条はお子様ランチ?〜間違いだらけの改憲論〜

 いよいよ、本格的に左翼っぽい内容になるんですけど、今回は護憲論です(笑)

 最近、話題ふたたび一部で話題になっているのがショックドクトリンという言葉です。

ショック・ドクトリンは、カナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインが2007年に著した書籍。マイケル・ウィンターボトムによって2009年にドキュメンタリー化された。(中略)

彼女は、ケインズ主義に反対して「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べるなど徹底した市場原理主義を主張したシカゴ学派 (経済学) のミルトン・フリードマンを批判、こうした主張を「ショック・ドクトリン」と呼び、現代の最も危険な思想とみなしている。そして、近年の悪名高い人権侵害は、反民主主義的な体制による残虐行為と見るばかりでなく、民衆を震え上がらせて抵抗力を奪うために綿密に計画され、急進的な市場主義改革を強行するために利用されてきた側面に注目すべきと説く。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3


 アメリカは、同時多発テロ以降国内の言論統制を一気に推し進めると同時に、イラク戦争では、防衛産業の急速な民営化により、戦場は混乱し、イラクの復興、復旧作業は大幅に遅れ莫大なコストをかけながら、一向に混乱が収まらないままに様々な混乱状況が今日まで続いております。

 そんな中で、現在の一部の保守と左翼の論客が危惧しているのが、安倍政権が今回の邦人拉致処刑事件をテコにして、一気に憲法改正や特定秘密保護法などの本来極めて慎重に議論を進めるべき様々な法案を一気に進めてしまおうとするのではないかということです。

 しかし、冷静に考えれば、憲法9条は国家対国家の戦いを想定しており、はっきり言って、今回のテロリストとの戦いとはなんの関係もありません。しかし、おそらく保守派の論客は「これ幸い」と一気に改憲議論を加速させようとするでしょう。

 一方、現在の憲法改正議論や安全保障法制の急進的な改革に反対する論者の一部は、現在のようにアメリカの言いなりになってフリーハンドの外交が不可能な状況において、憲法や自衛隊法を急速に改正するのは危険であると主張しています。ところが、笑ってしまうのは、当の憲法改正を唱える保守派の論客の一部は、現在の安倍政権の様々な失態を「アメリカの圧力があるから仕方ないのだ!!」というトンチンカンな擁護論を繰り返している点です。

「現在のような混乱状況の中、アメリカの圧力に逆らえないような状況で、憲法改正や集団的自衛権の解釈変更を行うのは極めて危険なのではないか?」というのは、別になんの専門知識がなくても考える素朴な疑問だと思うのですが、彼らはその点に関してはどのように考えているのでしょうか?

 元官僚の古賀重明氏は『古賀茂明氏が語る「I am not Abe」発言の真意』というインタビューの中で次のように述べています。

安倍首相は「有志国連合」の有力メンバーになりたかった

日本は米国とイコールではありませんよ。日本は世界に敵が少ないんです。一方、米国はシンパもいるが敵も多い。おそらく、米国ほど敵が多い国はないと思いますよ。途上国では中国よりも嫌われている。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156835/2


 要は、世界で一番嫌われてる国に味方して、世界中の反米国家を敵に回すような義理など日本には全くないということです。現在、政権批判を行う人間はことごとく「テロリストの見方」だの「安倍首相の足を引っ張るな」だのとレッテル貼りをされた上で散々に罵られているワケですが、それじゃあ、そういう連中に言いたいのは、「じゃあ、あなた達は安倍の思惑通りに有志連合に参加して世界中で戦争したいんですか?」と。

 はっきり言って、私は今回憲法9条そのものが、良いとか悪いとかの議論をするつもりは一切ありません。重要なのは「日本が自由で自立的な外交判断が可能か否か?」というただ一点です。つまり、日本が自律的な外交が可能であるなら、9条の有無と関係なしに、必要であれば戦うでしょうし、また逆に、イラク戦争に代表されるように、たとえ憲法9条があったところで、日本に自律的な外交判断を行う能力がなければ否応なく関係のない戦争に巻き込まれていくだろうということです、それも、誰が決定するでもなく、国内の民主的な意思決定プロセスを経ることもなく、ただズルズルと否応なしに臨まざる戦争に参加する運命となると予言しておきます。

 つまり、9条とは、確かに、一方では憲法9条改正派が述べるように、日本が自主的な外交を出来なくする原因であるのは事実なのですが、もう一方では、やはりそれはあくまで自律的な外交や意思決定を出来ないしょーもないお子様国家であることの結果なのです。アメリカからしてみれば、「お前みたいな自立できないお子ちゃまはいつまでもお子様ライスでも食ってろ」てなところでしょう。

 結局、アメリカの国力が相対的に低下していく中で、本来なら日本に自主防衛の体制を整えてもらわなければならないような状況で、それでも決してアメリカが日本に自主防衛を許さないのはアメリカが未だに日本を舐めきっているからに他なりません。もちろん、「日本は未だにお子ちゃま国家だ」という認識はあくまで欧米的な価値観によるものであって、それを100%肯定する気もないのですが、少なくとも、良い歳して戦略家ぶりながら、「一歩一歩」とか「したたかにやるしかない」とか言ってるような人間が、「アメリカの圧力があるから、安倍さんは思うようには政策を進められないのであります」とか大真面目に言ってるような間は、いつまでもアメリカから舐め続けられ、一生戦後レジームの呪縛から逃れられることはないでしょう。もちろん、戦後レジームそのものも一種の温室であり、サファリパークのようなものであったのですが、今はその温室の壁が壊れ寒気が入り込み、サファリパークでじゃれあって、どこからともなく餌を与えられながら呑気に暮らしていた生活の中に、突然本物の飢えた野生動物が入ってきたような状況です。

 このような状況では、一人一人が強くなり、もう一度、今度は自分たちの手で防壁を作り直すか、あるいは外敵と戦うしかないのですが、今は、そんな気力も意思も能力も完全に喪失してしまっているのが現状ではないでしょうか?残る道は、最後までお子様ライスを注文しながら、凍えて、あるいは、外敵にぶち殺されて死んでいくだけでしょう。




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