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2014年10月28日

『魔法少女まどかマギカ』と僕たちの戦後史

 以前読んだ時には、さっぱり理解できなかった、藤井聡さんが三橋メルマガに書いていた『まどかマギカ』論ですが、先日、実際に作品を見た後で、たまたま読み返してみたのですが、非常に面白かったので今回は、解説&感想を、

【藤井聡】「まどかマギカ」って、「戦後脱却」物語?
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/12/24/fujii-68/


ちなみに、ここで藤井聡さんが述べている戦後は佐藤健志さんの『僕たちは戦後史を知らない』における戦後史観をベースにしているので、まあ、よかったら先に、こちらの記事『『僕たちは戦後史を知らない―日本の「敗戦」は4回繰り返された』(佐藤健志 著)から考える戦後精神史』(URL http://asread.info/archives/511)を読んでもらえると幸いです。(それから、私自身も過去に『まどかマギカ』の分析記事を書いてるんでよかったらこちらも参考にしてください⇒『『魔法少女まどか☆マギカ』と仏教思想(ネタバレ注意)』http://achichiachi.seesaa.net/article/407420567.html

「この記事を先に読むなんて面倒くさいよー」という方のために、簡単に解説すると、佐藤健志さんは戦後日本人の精神分析として、その精神が回帰性を持っているということに注目します。具体的に言うと、敗戦以来日本人は、日本が大きな政治的、社会的、経済的、あるいは物理的な破たんをきたすたびに、その破綻を「第二の敗戦」と名付け、精神的に敗戦時に回帰するという特徴を持つと指摘します。一番最初には、オイルショックが起こった1975年、これが日本人にとっての最初の「第二の敗戦」だったわけですが、その後も、震災とオウム事件が発生した1995年が2度目の「第二の敗戦」で、そして、2011年の東日本大震災が3度目の「第二の敗戦」と呼ばれることになります。

 つまり、敗戦以降、日本人は精神的に、
大きな破綻⇒ゼロからの出発と奮闘⇒再び大きな破綻⇒破綻への精神的回帰⇒ゼロからの出発
という経験を繰り返しているわけなんですね。佐藤健志さんは、このような精神的特徴を戦後日本人の重要な特徴として強調します。これを踏まえたうえで、藤井聡さんの『まどかマギカ』の解釈を読んでみると非常に面白い。

ネタばれに少々配慮しつつ、抽象度を上げてちょー概説すると、この「まどかマギカ」、次の様な四段階のお話でした。

========
(1) 社会の中のワルイ奴らを、人知れずやっつける方々(戦士A、と呼びましょう)がいる、

(2) でも、そんな戦士達は、ワルイ奴らをやっつけている内に、ミイラ取りがミイラになるように、ワルイ奴になってしまう。で、その結果、その社会はメチャクチャになる「破滅」を迎えてしまう(注:ただし!その社会の外部にいる特定の人々(別の社会)は、その破局によって巨大な利益を得るように仕組まれている)

(3) 。。。。っていう事に気付いた戦士Bが「世の中は結局メチャクチャになってしまう」っていう「破滅」の帰結を変えるために、何度も何度も「歴史」をやり直して、真っ当な結末を探る。。。(けれど、何度やっても失敗する)

(4)。。。。。っていうリピートを何度も繰り返している内に、超人的な能力を身に
付けた戦士Cが現れて、社会のあり方を根底から「変える」ことに成功する。
(※。。。っていう事を通して、戦士Aが普通に報われる、筋の通った真っ当な世の中になる!)
========


(1)は言うまでもなくマミさんですね。『まどかマギカ』のストーリーはまず、主人公のまどかがマミさんという魔法少女と出会うところから始まります。マミさんは、魔法少女として魔女と戦うのですが、魔女は普段は結界の中に隠れているので、世間の人々は魔法少女の存在も魔女の存在も知りません。

(2)しかし、魔法少女は、魔力を使いごとに穢れを蓄積していき、一定量の穢れが溜まった時点で、魔力に取り込まれて魔女になってしまいます。魔女の力は、魔女化した魔法少女の魔力に比例するので、より強力な魔女を倒すために魔法少女が力を手にすればそれだけ、魔女化した時に強力な力をもって社会を破滅させます。しかし、魔法少女は死ぬか、魔女化するまでまで魔女と戦うことが義務付けられているので途中で強力な魔女を倒した時点で魔法少女をやめることは出来ないんですね。ここで、行くも地獄帰るも地獄みたいな状況が発生します。

(3)の戦士Bは時間を操る魔法少女のほむらちゃんです。ほむらちゃんは、この抜け出せない悲劇のループの構造に気付き、何度も破綻を繰り返すたびに、まどかが魔法少女になる以前まで時間を戻して、ハッピーエンドの結末を探ります。

(4)の戦士はまどかです。ほむらちゃんが時間を何度もリピートさせるたびに、因果のなんちゃらかんちゃらのパワーが蓄積されてまどかが超常的な力を手にします。でもって、最後にまどかが自分の存在と引き換えに、魔法少女が魔女化しない世界に変えるんですね。そして、最後に魔女が存在しない世界では、魔法少女は、人間の負の感情が生んだ魔獣と戦うことで世の中を良くしていきます。まあ、正義の味方が悪を成敗するという普通のヒーローモノの世界になるということですね。

で、この佐藤さんのご本のポイントは、簡単に図式化してしまうと、次の様になります。

=========
(A) 日本人は大東亜戦争敗戦後、その負けた事実を真正面から受け止められず、何ともメチャクチャな欺瞞に満ちた物語を作りあげ、それを潜在意識下で、信じ込んでしまっている。その結果、戦前と戦後に全く「筋」が通らなくなっている。

(B) 。。。ということで、戦後日本人は自分たちの歴史に筋を通すことが全然できなくなっており、したがって、一生懸命、「経済成長」を遂げるための「戦い」に従事しても、結局は、「破滅的な結果」しかもたらされない(オイルショックによる高度成長の終了、バブル崩壊による好景気の終了、構造改革の失敗。。。)。その度に、何度も同じ事を繰り返す「リピート」がかけられることになる。

(C) おそらく、戦前と戦後の間の「筋」を通さない限り、このリピートは、無限に繰り返されてしまう。
=========

。。。。いかがでしょうか?「まどマギ」そっくり、でしょ?


『まどマギ』の解釈としては、非常に面白いのですが、強いて気になった部分を挙げると、やっぱり『まどマギ』の物語って、解決がどこか安易で超常的過ぎるんですよね。いきなり宇宙の因果の法則を変えてしまって、それで世界が真っ当になるわけです。しかし、やっぱり現実世界では、どうしても漸進的にしか社会は改善しないし、ある種の妥協や譲歩を必要になるのではないかと個人的には思います。

もうちょっとかみ砕いて、両者のストーリーのポイントをまとめると、次の様になります。
※( )内には、今の戦後日本の状況を意味する言葉を入れてみます。

・この世界(=近代日本)にはそもそもの「筋」が通っていないので、
・目の前の人々を助けるための戦い(=経済成長)は、それをやればやるほど、破滅(=経済破綻)に向かっていく。。。。
・しかも、その破滅(=経済破綻)は、外部の人々(=諸外国やグローバル企業)に大きな利益をもたらしてしまう、という構造にある、
・そんな状況だから、日々の戦い(=経済成長のための戦い)そのものが、ばかばかしく見えてくる、
・とはいえ、ここで闘わなければ、愛する人達が見殺しにされてしまう事になっちゃうので、黙ってみている訳にもいかず、結局は、ばかばかしいと思いながらも、日々の戦い(=経済成長のための戦い=例えば、言論戦)に身を投じざるを得ない。。。

という事であります。

ね?ちょっとややこしいですけど、そっくりでしょ?


 これをもう少し具体的に、現在の状況に当てはめると、デフレや社畜などの現象がこれに相当するかなと思います。いわゆるブラック企業の従業員なども、「これを続けることが自分の幸せにつながる」とか「この仕事を一生懸命頑張ることで自分は社会に貢献している!!」とか全然思わないワケだったります。それでも、とにかく、生活のために仕事はしなきゃいけないし、場合によっては、養わなきゃいけない家族なんかもいるかもしれない。だから、どれだけ、「こんなこといつまでも続けててもなぁ・・・」とか、「なんか世の中、間違ってないか?」なんて思っても、とにかく頑張り続けるしかない。結局、「イマドキの連中は・・・」と若者に苦言を呈するようなジジババはこのあたりの精神的負荷に全く無頓着だと思うんですね。やっぱり、終戦直後は、たとえ貧しかったとしても、「今日よりも明日はもっと良くなる」と思えただろうし、自分の努力という個人の物語と、戦後の焼け野原からの復興という国家のポジティブな物語を重ね合わせて考えることが出来た。高度成長期も同様で、猛烈に頑張る自分と、急成長していく日本の物語のシンクロがあった。その点で行くと、現在の物語は、どれだけ奮闘しても上手くいかない個人と国家の現在進行形の物語のシンクロがあり、また同時に未来が全く見えないという未来の物語やビジョンの不在という現実がある。まさに、辻褄の合わない破綻物語を生きているわけで、やっぱり、現代社会の生きづらさを考える時には、この点を考慮しなくてはいけない。

まどマギそれ自体は、今、超絶に人気のあるアニメなわけですから。。。。

ってことは、やっぱりみんなどっかで、

「世の中、ワルイ奴いっぱいいるよなぁ。。。」
「だからやっぱワルイ奴らと闘わなきゃいかんよなぁ。。。」
「でも、そいつ等と闘ってても、結局、この世の中根底から腐ってるよなぁ。。。」
「だから結局、どんだけ闘ってても、無意味だよなぁ。。。。なんかシラケちゃうよなぁ。。。。」
「だから、何とか、『どんだけ闘っても、結局は、無意味になっちゃう』なんてシラケ構造から抜け出せねぇかなぁ。。。。」

なんて事を、潜在意識の中で思っていてて、だからこそ、このまどマギが超絶に人気があるんだろぉなぁ。。。。と感じてしまう訳であります。
(※ でも。。。「だからって、そんな戦い、かわいい少女にやらせて満足してんじゃねぇよぉ!男共が闘えよ、このヤロォ!!!」って思わなきゃダメですよね。やっぱ 笑)


 よく政治について趣味でアレコレ文章を書いたり、議論をしたりしてると「お前が政治や経済についてアレコレ言ったところで何も変わらねーよ(笑)」とか「社会について考えるよりも、自分の仕事とか生活についてもっと頑張ったら?」とかいう人もいて、政治とかに関心のある人は、こういう言動にほとんど反射的に反発しがちではあるけれど、やっぱり、こういう意見にも一理はあるわけです。とかく、どうしても、政治や社会について強い関心を持つ人間は、あまりにも「もし、社会がこうだったら」みたいなことを夢想しすぎる傾向があるかもしれない。そうなると、「そもそも憲法9条があるからダメなんだ!!」とか「日本は核武装できなきゃどうにもならない」みたいことを言って、その他の問題は全てにおいて妥協的になりがちな、根本病患者の右翼論者のごとく、「社会がこうじゃないからダメなんだ!!」となりかねない。

 しかし、一方で、個人主義の人間もやっぱり不幸で、自分自身の努力と、国家などの共同体の繁栄が完全に切り離されていることをどこかで感じつつ、そのような現状に対して、自分の努力は無力であると感じている。政治的無関心層の多くの人が「どうせ、自分が政治に関心を持ったところで何も変わらないじゃん」というような発言をするのが多いことも、このような心理状況を良く表してると思います。

 そんなわけで、今の世の中って、「国家がー」「日本がー」「愛国心がー」「反日朝日新聞がー」と叫ぶ熱血愛国者君も、やたらと個人主義的で、上昇志向の強いクールなグローバル人材君もどちらも別の理由で不幸なんですね。でもって、その根本には、やっぱり現在の辻褄の合わない物語がある。まあ、要は、現代人の多くは、多かれ少なかれどこかこの魔法少女たちと似通った苦悩や悩みを抱えてるんじゃないかと思うんですね。だから、無意識にあるそういう精神的なシンクロがやっぱり『まどかマギカ』の大ヒットの裏にあるんじゃないかと、そう思うわけです。

 というわけで、もういっそのこととりあえずここは皆で叫んでみましょう

俺が魔法少女だ(*゜ロ゜)ノ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

と・・・。



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2014年10月27日

憲法9条をノーベル賞議論について・・・

 三橋貴明さんのメルマガ『新日本経済新聞』で、佐藤健志さんと施光恒さんが憲法9条のノーベル賞化について議論していたので、私も少し感想を書いてみようかと思います。

 物凄く簡単にまとめると、施さんは憲法9条ノーベル賞化に反対で、佐藤健志さんは賛成(もしくは条件付きの賛成)です。ただし、施さんは反対の理由を明確に述べているのに対し、佐藤健志さんは、「続きは有料メルマガで・・・」といったようにしているので、メルマガを購入していない購入していない私としては正確な判断が出来ないということを前提にして以降の記事を書きます。

 まあ、このようなあいまいな状態で判断を下してしまうワケですが、とりあえず、この議論には施さんに分があるのではないかと思います。施さんが9条のノーベル賞化に反対する理由は、一つには、憲法9条に国際的なお墨付きを与えることによって、より憲法改正が難しくなるのではないか?ということであり、もう一つは、国内の様々な特殊事情を勘案した慎重な議論が必要とされる憲法9条の問題に関して、日本国内の事情をよく理解してもいない外国の権威を持ち出してくることが、憲法9条に関する公正な議論を難しくするのではないか?という懸念です。

 おそらく、これは、保守派における非常にベーシックかつ説得力を持った議論であり、この議論に反論するためには、かなりの程度妥当性があり、現実的かつ説得力のあるロジックが必要とされるように思うのですが、残念ながら、その論拠は、「有料メルマガで・・・」ということなので、まあ、はぐらかされているというか、読者としては肩透かしを食らったような気分を味わいます。

 まあ、仮に「そもそも、憲法9条がノーベル平和賞に選ばれるわけがない」という楽観的な予測をもとにするならアレコレ好き勝手なことを言うことも出来るのですが、憲法9条が実際にノーベル平和賞受賞の最有力候補に挙がっていたことを考えると、そうもいかないでしょう。

 佐藤健志さんは、むしろ逆に「憲法9条をノーベル賞にすることによって憲法改正が達成しやすくなるのだ!!」と主張しているわけですが、仮にそんなことがありえたとしても、憲法9条改正という国内的な議論において外国の権威を持ち出して議論の不覚的要素を増やすことが、そもそも正しいのか?という問題が残ります。

 まあ、そうは言っても、憲法9条を本当にノーベル賞化した場合どうなるのか?と考えるのは面白い問題でもあります。

 憲法9条をノーベル平和賞にと言って活動してた人たちは、「ノーベル賞の受賞者は日本人だ」と言っていましたが、そうなると、憲法9条がノーベル平和賞になった瞬間にノーベル平和賞の受賞者が1億2千万人増えることになります。あるいは、日本国憲法制定以降に生きていた日本人全てとなれば、さらに受賞者数は増えます。そうなれば、ノーベル平和賞の権威は一気に地に落ちるでしょう。国際的にも1億人以上受賞者のいる賞など大した価値はないでしょうし、日本国内においては、全員が受賞者なので、本当に何の意味もなくなります。誰もがみんなオンリーワンだったら、オンリーワンである価値は無だというのと同じですね。価値とはたいていの場合ある種の希少性を限定にしているわけで、せっかくノーベル賞を取ったということで就職の履歴書に『ノーベル平和賞受賞』と書いても何の意味もなくなるわけです。それじゃあ、まずいということで日本人のノーベル平和賞だけは格落ちした賞にするんでしょうか?いまいちよく分かりません。

 だったら、憲法9条を発案したアメリカかGHQに受賞させるということはどうでしょう。東田剛さんは「憲法九条を考案して日本に押しつけたうえ、70年近くも守らせたアメリカ合衆国」にノーベル平和賞を受賞させたらどうか?と提案しているそうですが、もし仮に、憲法9条を日本に押しつけたとしてアメリカにノーベル平和賞を与えたとすれば、その9条を押しつけた当のアメリカが世界中のどの国よりも世界中で戦争をしまくっているという現実から、まさにノーベル平和賞は偽善の象徴となるでしょう。そうなれば、権威の失墜という意味では日本人に賞を与えた場合以上のインパクトかもしれません(まあ、そもそもアメリカの方がずっと人口も多いですしね)。

 それから、また今回の運動のきっかけを作ったとされる神奈川県の主婦・鷹巣直美さんは、
「(ノーベル平和賞を取れば)憲法を変えなければと思っていた政治家も『ああ、そうだよ。僕らも本当は戦争も、憲法改正もしたくないんだよ』と素直に言ってもらえるようになるのではないか」
と語っているそうですが、ここには、明確な政治的意図が存在するわけです。

 憲法9条がノーベル平和賞にという運動を起こした当の本人が公然と自身の持つ政治的意図を表明し、そのような働きかけを受けて、実際に憲法9条をノーベル平和賞にしたとするなら、これはもう明確にノーベル平和賞は政治的に非中立的である。つまり、ノーベル平和賞は政治的意図のもとに受賞者が決定されているということが公然の事実となるわけで、まあ、要はどうにしても憲法9条をノーベル平和賞にした場合、どのような方法を取ってもほとんどノーベル平和賞の権威失墜は避けられないワケなんですね。さらに言えば、もし仮にノーベル平和賞に選ばれたすぐ後に憲法9条改正などということがあれば、完全にその権威がコケにされるわけです。

 まあ、そんなわけで、とりあえず、今回のまとめとしては、この憲法9条のノーベル賞化の議論は最初から最後まで政治的思惑が渦巻いていて、どうにも気持ち悪い上に、スジの悪い話だなと思うわけです。おまけに、この気持ち悪い運動に乗っかる左派知識人なんかも、もうどうしようもなく気持ち悪いなと、まあ、そんなところです。



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2014年10月24日

橋下市長と在特会桜井会長討論(全文書き起こし)

 こちらのサイト(http://www.bengo4.com/topics/2190/)に先日の橋下VS桜井誠の討論の全文書き起こしがあったので、転載します。

 ところで、先日書いた記事(『橋下徹VS在特会代表桜井誠が意見交換会をしたそうです』http://achichiachi.seesaa.net/article/407507300.html)に、このようなコメントがあったのですが、

http://www.bengo4.com/topics/2190/

二人の会話を文面で読むと橋下さんが何の反論も出来なかったのは明らかなんだけど、
だというのに映像で見ると互角に見えてしまったあたり橋下さんのワザなのかなぁ
Posted by ジェフリー at 2014年10月21日 21:20


 改めて文面で見ると、本当に橋下は酷いですね。桜井誠も相当興奮していたように見えましたが、一応、ちゃんと橋下の発言に対して受け答えしてるんですね。一方で、橋下は桜井誠の発言にほとんど反論も出来ていないのがよく分かります。話の論点が次々にすり替わっていくので、映像だと一見お互いに言いたいことをメチャクチャに言い合っているように見えるのですが、実際にはほとんどすべての局面で橋下が論点逸らしをしていますね・・・。

橋下市長:先に言ってもらったらいいんじゃないですか。

桜井氏:そうですか、まずね、色々と言いたいこともあるんですけれども、ヘイトスピーチについてお伺いできます?

橋下市長:僕の意見を聞くんじゃなくて・・・。

桜井氏:いや、あんたが言い出したことやろ。

橋下市長:あんたじゃねえだろ

桜井氏:おまえでいいのか、じゃあ? あのね、まずあなたが、ヘイトスピーチうんぬんて言い出したことでしょ。

橋下市長:大阪で、そういう発言はもうやめろと言ってるんだ!

桜井氏:どういう発言なのかって聞いてんだよ!

橋下市長:民族とか国籍を一括りにして評価をするような、そういう発言はやめろと言ってるんだ。

桜井氏:朝鮮人を批判することがいけないって、あなたは言ってるわけ?

橋下市長:おまえな・・・。

桜井氏:おまえって言うなよ!

橋下市長:うるせえ。おまえ、おまえだよ

桜井氏:なんだよそれ・・・。

(桜井氏、立ち上がり橋下市長に詰め寄る。SPらが駆け寄り、桜井氏を制止した)

桜井氏:それでも男かよ、こうやって守られやがって。

橋下市長:座れ。勘違いするなよ、おまえ。

桜井氏:そちらこそ、勘違いしないでもらえるか。

橋下市長:おまえな、勘違いするなよ。

桜井氏:君は公僕だろ?

橋下市長:公僕がなんだよ。

桜井氏:公の僕(しもべ)であって・・・。

橋下市長:おまえみたいのは許せねえって言ってんだよ!

桜井氏:だったらやってみろよ、男だったら一対一で! なんだよ、後ろの警備は? 人に命、守ってもらわなきゃ、なんにもできないんだったら、最初から言うなよ!

橋下市長:大阪で、おまえなあ、そういう発言はやめろ。

桜井氏:どういう発言なんだって聞いて、答えられないだろ、君?

橋下市長:おまえ、国会議員に言え。

桜井氏:は?

橋下市長:おまえの主張は国会議員に言えっていってるんだよ。

桜井氏:あんたの友達の国会議員に言ってるよ。

橋下市長:言えよ。

桜井氏:おう、言ってるよ

橋下市長:どんどん言え。

桜井氏:それで終わりじゃねえか、話は。

橋下市長:参政権を持ってない、在日韓国人の人に言ってもしょうがねえだろ。

桜井氏:その参政権を求めてるだろ彼らは・・・。

橋下市長:強いものに言えよ。

桜井氏:言ってるだろうよ。

橋下市長:もっと弱い者いじめばかりするんじゃなくって。

桜井氏:じゃあ、いったいどう弱い者いじめをしたか教えてくれるか?

橋下市長:国会議員に言え、政府に言え、東京に行って来い。で、統一地方選挙あるだろ? 立候補しろ。

桜井氏:君ね、なんで私を呼んだんだ、そしたら?

橋下市長:民主主義・・・おまえがな・・・。

桜井氏:(手元の資料を見ながら)記者会見のあんたの発言、全部ここに抜き出してるけど、最初におまえが呼んでるだろうよ。

橋下市長:民主主義なんだから、選挙やって訴えろよ。

桜井氏:それで、いつも逃げてるだろ

橋下市長:くだらねえ。そんな政治団体か何か知らねえけどな、そんなしょうもないことやるんじゃなくて、今度の統一地方選挙でおまえ訴えたらいいじゃないか。

桜井氏:わたし、政治に興味ないので。

橋下市長:だから、そういう在日の特別永住制度とか、そういうことに文句があるんだったら、それを作った国会議員に言えって言ってるんだよ

桜井氏:言ってるんだよ。そして何よりもね、特別永住制度なくしたらどうなるかわかるだろ・・・。

橋下市長:だから、国会議員にいえ。

桜井氏:言ってるって言ってるんだよ。

橋下市長:ルール違反をやってる特定個人がいるんだったら、刑事告発しろ。民族をまとめて、国籍をまとめて、それに対して、評価を下したり、ああいう下劣な発言はやめろ。

桜井氏:どういう下劣な発言なんだって聞いてる。

橋下市長:裁判所で認定されてる事実だ。

桜井氏:俺が言ったのかよ

橋下市長:まだ、1審、2審だから、最高裁でまだ可能性もあるから、まだ断定はできないけど。おまえ、そういう主張があるんだったら、ちゃんと、政治家に言うか、それか立候補して訴えろよ。

桜井氏:なるほど、君は政治家じゃないんだね?

橋下市長:訴えろよ。

桜井氏:いや、君は政治家じゃないんだろ?

橋下市長:おれは大阪市長。

桜井氏:その大阪市長が、何の権限があってヘイトスピーチがどうのこうのって言ってるの? これ、7月の君の記者会見たよ。自分が相手をするから来いと、こう言ってるんだよ? しかも、9月になんて言ってるよ。「僕に簡単に会えると思うな」とかね。ふざけたこと言うな。頭おかしいのか君は。7月に言ったことと、9月に言ったことと全然違うだろ。政治家に言えって言うから、あんたにも言ってるだろ。

橋下市長:国会議員に言えって言ってるんだよ。

桜井氏:そして何よりもね、特別永住制度をなくすために・・・。

橋下市長:市役所の前で言ってもいいけど、韓国人や朝鮮人を一括りにして、それに対してああだこうだ言うなっつってんだ、大阪では。

桜井氏:日本人を一括りにして、誹謗中傷をやるから、叩き返しているだけだろうよ。おまえも日本人の代表だったら少しくらい言えよ、韓国人に。

橋下市長:特定個人が誰なのか、特定個人をちゃんと指摘しろよ。

桜井氏:朴槿惠(パク・クネ)でもいいよ。君が言ってやれよ。

橋下市長:それで、刑事告発でもなんでもやれよ、民主主義のルールに基づいて。

桜井氏:こちらも民主主義にルールに基づいてデモ行進やってる・・・。

橋下市長:おまえ、何か勘違いしてるんじゃないのか?

桜井氏:何を?

橋下市長:おまえ、自分で世の中変えられる力あると勘違いしてるんじゃないか?

桜井氏:そりゃ、あんただろうよ。たかが、一地方の首長ごときでふざけたこと言うなよ。

橋下市長:だったら、おまえ立候補して当選してみろよ。

桜井氏:政治にまったく興味ないんでね。政治家っていうのは、この世でもっとも醜悪な人種だと思ってるんでね。

橋下市長:当選してから言え。

桜井氏:悪いけど、政治に興味がない人間が言ったってしょうがないだろ。

橋下市長:そしたら、いちいち政治的活動するな!

桜井氏:政治を信じてない人間が政治に出るのは、なによりも冒涜行為だろ!違うか?

橋下市長:世の中を変えるのは、そんな簡単じゃないの。

桜井氏:わかってるよ。君を見てればよくわかるよ。

橋下市長:統一地方選挙をやって、ちゃんと訴えて・・・。

桜井氏:これは選挙の話じゃなくてヘイトスピーチじゃなかったのか!

橋下市長:支持されるかどうか・・・。

桜井氏:話をそらすなよ!

橋下市長:おまえみたいな差別主義者は大阪にはいらない。

桜井氏:誰が差別主義者だよ?

橋下市長:おまえだよ。

桜井氏:なんで差別主義者なんだ、教えてくれるか?

橋下市長:民族を一括りにしてしゃべるなって言ってるんだ。

桜井氏:ということは、韓国人はみんな差別主義者か?

橋下市長:ルール違反があるんだったら特定個人をしろよ・・・。

桜井氏:どうなんだ! 韓国人がみんな差別主義者か答えろよ?

橋下市長:お前だよ、差別主義者は。

桜井氏:おまえ、どうして、そうやって話をそらすわけ?

橋下市長:もうやめろって。もうわかってんだろ? 自分で。

桜井氏:それはあんただろ。自分で言ってるの、めちゃくちゃじゃないか。

橋下市長:とにかく、大阪では、おまえみたいな活動はいらないから。ちゃんと政治的な主張と、通常の表現の自由に収まるような主張に変えろと言ってるんだ

桜井氏:おまえね、こないだ、在特会がおとなしくなったとかなんとか言ってただろ? ああいうデモしか、われわれやったことないんだよ。それ以外のデモで、あんたが言う、ヘイトがどうのこうのっていうデモがあるんだったら、日付言ってくれるか?

橋下市長:だから、普通にやれ。

桜井氏:普通にやってるんだよ。

橋下市長:表現の自由の範囲内で、普通にやれ。

桜井氏:だから、それをあんた、確認したって言ったじゃんか。

橋下市長:だから、民族を一括りにして言うな。朝鮮人は出ていけとか、ゴミはゴミ箱、朝鮮人は半島に帰れとか、そういう、下らないことはやめろ。

桜井氏:それ、いったい何が悪いわけ?

橋下市長:特別永住者の制度がおかしいんだったら、ここがおかしい。ここをこうしろ。これはおかしんじゃないかと、そういことを言え。

桜井氏:朝鮮人は朝鮮半島に帰れっていうのはひとつの意見だろうよ!

橋下市長:やめろと。民族を一括りにするのは。

桜井氏:おまえ、民主主義否定するのやめろよ。言論の自由を否定するのやめろよ。あんた民主制の下で選挙で受かったんとちがうんかい?民主制否定するんだったら辞めてから言えよ。

橋下市長:選挙出てからやれよ。

桜井氏:飛田新地帰れよ。

橋下市長:選挙出てからやれよ。

桜井氏:選挙に興味がないって言ってる。あんたたちみたいな権力欲ばっかりじゃないんだよ、人間は。日本を少しでも良くしたいと願う。あるいは、日本に対して冒涜行為を働く、暴言を働くような人間がいたら、怒って当たり前と違うか?

橋下市長:勘違いするなよ、おまえ。いい加減にしろ。(振り向いて)もう終わりにしましょうか?

桜井氏:帰れ、さっさと。

橋下市長:おまえ、ここ大阪市役所だぞ? おまえが帰れ。

桜井氏:お前が呼んだんだぞ? だから、外でやれっつったろ!

橋下市長:帰れ、帰れ。

(会場から、生活保護の問題に触れるように要求する、やじが飛んだ)

橋下市長:帰れ。

桜井氏:生活保護の問題は・・・。

橋下市長:施設管理権は大阪市長にありますから、帰れ(席を立つ)

桜井氏:みっともないったらありゃしねえな、この男は。言い逃げかよ。さよなら、弱虫の橋下君。二度と会うことはないと思うけど、さっさと帰れ。飛田新地に帰れー! はい、終わり。


 また、先に紹介した記事のコメントで次のような書き込みもあったのですが、

過激な反原発と距離をおいているサヨクのなかに、今回の橋下の対応を褒めている人々がいます。
過激な物言いはともかくも、「大阪ではヘイトスピーチを許さない」という、ヤツの言葉が気に入ったようですね。


全く桜井の発言に受け答えする意思がみられない様子を見ると、おそらく最初からいくつかの聞き触りの良いワードを用意しておいて、適当にわめき散らしあとはテレビ局の編集に任せるつもりだったのではないか?という私の推測もかなり妥当性を帯びてくるのではないでしょうか?(詳しくは前回記事参照『結局、橋下は桜井誠を呼んで何がしたかったの?』http://achichiachi.seesaa.net/article/407626646.html

 ちなみに、余談ですが、先日ニコ生で韓国人のキムさん(仮名)に、今回の討論の感想を聞いたところ
「あんなものはただの差別主義者同士の内ゲバ」
だそうです(笑)在特会や桜井誠は当然として、やはり橋下も韓国では差別主義者だと認識されて嫌われているようですね。



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2014年10月23日

結局、橋下は桜井誠を呼んで何がしたかったの?

 一応、以前の記事(『橋下徹VS在特会代表桜井誠が意見交換会をしたそうです』http://achichiachi.seesaa.net/article/407507300.html)橋下大阪市長VS桜井誠の意見交換会の感想は書いたのですが、今回どうにも分からなかったのが、橋下が何をしたかったのか?です。

 桜井誠の方は、ある意味あの面談は大成功で、新刊の『大嫌韓時代』もAmazonランキングの売り上げが25位くらいから、また一気に1位に返り咲きしたので、ある意味では大成功でしょう。「あんなことやっても、在特会の印象が悪くなるだけだ!!」と思う方もいるでしょうが、そもそも世間一般からしてみれば、在特会の印象なんてもともと最悪でしょうから、それ以上下がるということもないでしょう。せいぜいマイナス100だったのがマイナス120くらいになった程度ではないでしょうか?桜井誠は普段から、「保守の論客も金を稼げるようになるべきだ!!」と主張していますし、マイナス面とプラス面の両方を天秤にかければ、やはりプラス面が大きかったという意味で成功だったと言えるでしょう。

 一方で、どうしても橋下にとってはマイナス要素しかなかったように思えるです。私は、基本的に、橋下のやることというのは全てある種のパフォーマンスだと思ってみているのですが、一体あれだけ取り乱して汚い罵声を上げるシーンを全国に流すことに何の意味があるのかどうにも分からなかったワケです。

 しかし、その謎も翌日には理解できました。いわゆる編集マジックというやつですね。あの討論が開催された当日は、関西のテレビ局では10分間の(ほとんど)ノーカット版の映像が流されていましたが、翌日以降は橋下にとって有利に見えるように編集された短縮バージョンの映像が繰り返し流されました。ネット上で良く出回ってる例の画像の状態ですね↓




 ノーカットバージョンの映像を見た方は、「あれをどうやったら橋下優勢に編集できるんだ?」と疑問に思うでしょうが、そこはやはりマスコミの連中はプロなので実に上手くやってのけます。どうやら、在特会の桜井誠がキチガイのようにわめき散らしながら罵詈雑言を浴びせかけている様子を流した後に、橋下が「差別主義者や差別主義者の団体なんて関西には必要ないんだよ!!」「レイシストは大阪から出て行け!!」というような差別的表現に反対するセリフを言っているところを流していたようです。これによって、なんとなく、この編集された映像を目にした人の多くは、下品で粗暴でヤクザのようなレイシスト集団の長の無礼な態度に、怒りを持って対抗した橋下大阪市長という様子に見えたことでしょう。実際にほとんどの局でキャスターやコメンテーターはおおむね橋下に好意的な評価を与えていたそうです。

 つまり、やはり橋下には最初からまともに議論するつもりなど全くなかったということですね。そもそも真面目に議論して、桜井誠の主張に一つ一つ丁寧に対応しようが、相手に質問など完全に無視して、「レイシストは大阪から出て行け!!」「文句があるならお前も選挙に出ろ!!」などと連呼し続けても、結局、最後には編集してそれっぽいワードだけ抜き出されるのであれば、まともに討論するだけ時間の無駄というものでしょう。とりあえず、「レイシストは出て行け!!」などと適当に聞き触りの良い言葉をいくか喋っておいて、議論も10分そこそこで切り上げて「はい、じゃあ、後は適当に編集しといてね♪」と、まあ、橋下からしてみればそんな感じだったワケですね(そういう意味では、関西方面のテレビで10分間のノーカット映像を流されたのは誤算だったかもしれません)。

 一方で、そう考えるとやはり桜井誠の対応もある意味合理的で、どうせまともに議論したところで確実に自分が劣勢に見えるよう編集されるのであれば、丁寧にお行儀よく議論しても全く時間と労力の無駄というものでしょう。それなら、とにかく無茶苦茶やって炎上させて、ネットで話題にでもなれば、本も売れるだろうと考えるのも無理のないことです。

 それから、橋下に関しては、「右翼路線で失敗したから、左にもウィングを広げよう」とそんな考えでしょうね。実際に、左翼方面からも一定の支持を得ましたし、仮に在特会のような主張が一番右寄りだとすると、右寄りだけど、在特会のような差別主義でも排他主義的でもないライトライトウィング(やや右寄り)層みたいな人間は腐るほどいますから、そういう人間にも一定のアピールになったのではないかと思います。いわゆる「私は日本を愛する愛国者だけど、在特会のような差別主義とは距離を置いていますよ!!」的な、いわば優等生右翼層ですね。

 まあ、そんなわけで今回の討論は一部ネットユーザーからはやらせだのプロレスだのと揶揄されているように、どうにも胸糞悪くなるような茶番劇だったわけですが、それでも、私個人の感想としてみれば、桜井誠の方があからさまな売名で自分の意図を隠そうともしない分、大分マシだったのではないかと思います。付け加えると、橋下のようにヘンにマスコミと結託してもないですからね。



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しょーもない雑記〜夢日記〜

 仕事の休憩中に昼寝をしていたら夢を見た。あんまり書くことないのですが、今回は夢の記録でも書いてみようかと思います。

 以前、好きだった女の子から食事の誘いの連絡が来た。その子とは、仲が良くて、よく会って遊んでた。物凄く可愛くて、いつも笑顔で明るくて、一緒いると楽しくて凄く好きだったけど、なんとなくずっと好きと言えないまま、いつかその子も忙しくなり、あまり会えなくなった。随分会ってなかった数ヵ月後に彼氏が出来たと連絡が来て、その後会うこともなくなった。

 夢の中では、レストランで食事をしながら会話をしていた。
「そっか、そんなに私のこと好きだったんだ?でもごめんね、もう私には大好きな恋人もいるし、今日も来る前にデートしてたんだ?」

「そっかー、じゃあ、まあ仕方ないな」なんてことを思いながら、目が覚めた。自分で夢に呼び出してるのに、何故か相手から呼ばれたことになってたのが、なんとなく自分のことを気持ち悪いと思ったのと、夢の中では顔がボヤけてて、ふと「ああ、あんだけ好きになってても、夢の中じゃ、もうはっきりと顔も思い出せないくらい記憶も薄れてるのかな?」とも思った。

 最近、平日に忙しくしているためか、週末などは疲れて1日中寝てたりすることも多い。普段はあまり夢など見ないのだが、さすがにずっと寝ていると何かしら夢をみるのだが、その夢の内容もなんだか気持ち悪い。今の27歳の状態で高校に入り直したりする夢が多く「なんなんだよ?コレ?」と思う。最近、「あー、あの時ああしてればな〜」なんてことを考えたりすることが多いので、そのせいだろうか?それにしたって、じゃあ普通に高校時代に戻った夢でも見ればいいのに、何故か、そこは普通に27歳の設定で高校だけ入りなおすというのがなんともイカレているなと・・・w

 最後に、全然話が変わるのだが、今日から読み始めた『21世紀の貨幣論』という本が面白い。最近、読んだスティグリッツやダニ・ロドリックの『グローバリゼーション・パラドクス』なども面白かったといえば面白かったのであるが、どちらも基本的な問題意識は、中野剛志さんや柴山桂太さんなどと共通していて、読んでも思想的な転換などはあまりなく、どちらかといえば細々とした事例やデータを集めるような方向に向かっているような感じがしたのだが、この『21世紀の貨幣論』は「マネーとは何か?」という根本的な問題に対して、それまでとは全く違った見方を提示してくれるとともに、信用貨幣論とでも呼ぶべき考え方について非常に精緻で明快な回答を用意してくれているように思える。まだ読み始めなのだが、かなりの良書です。


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2014年10月21日

橋下徹VS在特会代表桜井誠が意見交換会をしたそうです

 ニコニコにアップロードされていた映像を見たんですけど、色んな意味で最悪でしたね。

 とりあえず、討論(というかただの罵り合い)の感想を書く前に私自身の在特会に対する考えを言うと、まあ必要悪って感じですかね。色々と問題があるというのは事実なんでしょうけど、国内に移民に反対する組織がほとんど存在しない以上、こういう団体はないとマズイという思いもありますし、他にも外国人参政権の時には相当活躍していたと思います。もちろん、右系の団体すべてが「朝鮮人をぶっ殺せ!!」だの「日韓断交だ!!」なんて叫んでたら結構ヤバいと思いますけど、あくまで無数に存在する政治団体の一つ主張としてこういうものが存在するのは、むしろ考えようによっては日本の言論の自由とかに対する寛容の証明でもあります。

「在特会のせいで日本が差別国家だと思われる!!日本のイメージダウンだ!!」と騒いでる人もいるようですが、はっきり言って、欧州の反EU移民排斥を訴える極右政党などを見て、「ヨーロッパ人はなんて排他的で自閉的な人種なんだ!!」なんて思うことはないように、たとえ海外の人々が在特会のヘイトスピーチを見たところで、「へー、日本にもこんな主張をしている団体があるんだ?」程度にしか思わないでしょう。むしろ、真に問題にすべきは、日本を人種差別国家だという印象を刷り込もうと画策している国内の左翼や、海外の情報機関のプロパガンダではないでしょうか?

 と、まあ在特会に関しての私の感想を一通り述べたところで、次に、実際の討論の中身に関していうと、まあ最初に書いた通り最悪でしたね。ほとんどチンピラの喧嘩でしょう?アレ。
「そうか、大阪の市長はただのヤクザかチンピラだったのか・・・?」
なんて思いながら見ていたのですが、途中で面白かったやり取りがコレです

橋下「民主主義のルールに基づいて、政治家になるなりしてみろよ」
桜井「民主主義のルールに基づいて許可を取って政治的主張を行ってるんだけど?」


 この桜井の主張に対して、橋下は、ほとんど何も言い返せていませんでしたね。はっきり言って、彼自身が民主主義とは何かを理解していないのでしょう。

 始まる前は、橋下が下らない詭弁でのらりくらり躱すかと思いましたが、全然そんな感じじゃなかったですね。とても見るに堪えない映像でしたが、「文句があるなら政治家になれ!!」を連呼する姿から橋下の政治観民主主義観がはっきり出ていて面白かったです。

 おそらく、彼にとって民主主義とは、白紙の委任状か、あるいは、独裁者の椅子を獲得するための人気取りゲームだってのがこの短いやりとりだけでもよくわかります。

 なんとなく、以前ある動画で、安倍首相の事務所のスタッフが、入管法改正に抗議の電話をした有権者に対して「文句があるなら、お前が選挙に出ろ!!」と叫んでいたのを思い出しますね。まあ、おそらく安倍と橋下の考えはほとんど同じなんでしょう。上品な橋下が安倍で、下品な安倍が橋下と言えば良いでしょうか?まあ、同程度の精神性の持ち主ですが、安倍はたまたまエリート家系に生まれ、橋下はゴミの吹き溜まりのようなところに生まれということでしょう。

 ちなみに、全くの余談ですが、この討論が終わった現在ふたたび桜井誠の『大嫌韓時代』がAmazonランキング1位に返り咲いたそうです(笑)


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2014年10月20日

だから古市憲寿はズレている

 以前書いた古市憲寿批判記事(『古市憲寿は有史以来初の本当の無能?!〜古市憲寿と消費税〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/407174712.html)に、次のようなコメントが書き込まれていました。

面白いのは「受験勉強はしてない」からの「勉強出来てもいいことはない」発言でしょうか。
勉強ができることと勉強することってやっぱり違いますよ。

あと感じたことは、古市くんはこんなこと全国ネットで言って恥ずかしくないのかと言うこと。
以前「考えが古い(ち)」という名言が出た西部ゼミナールで、西部さんが批判した時は『戦争になったら逃げるか否か』という極限に近い状況だったので、逃げると言ってしまうのも多少は理解出来ました。
しかし今回は「体育はウソついて見学した」だの「受験勉強せず推薦で大学行った」だの普通の感覚であれば、まず自分から進んで言うようなことではないでしょう。
彼の近著に『だから日本はズレている』といタイトルがありますが、これを見るに古市くん自身がズレにズレまくってることに気付いていないようですね。


 このコメントの内容には、ほぼ100%同意するのですが、すこしだけ、違和感もあって、それがどこかというと、
>普通の感覚であれば、まず自分から進んで言うようなことではないでしょう。
という部分なんですね。いや、もちろん、私もこんなクズのような発言は自分から進んで言うようなことではないと思っているんですけど、結局、古市は、こういうことをあえて言うことによって、社会における一定の役割を演じてるんだと思うんですね。それが、どんな役割なのかというと、ズバリ一言で言ってしまえば、ジジイやババアが「まったく、最近の若者はなってないねぇ」と上から目線で呆れながら小言を言ってやることに躊躇せずにすむ存在。つまり、ジジババ共がイメージする「イマドキのなっとらん若者」を見事に演じ切ってるワケです。それでいて、体育会系を嫌う、いわゆるオタク系(といっても、このオタクも商業的に演出された役割としてのオタクなのですが・・・)の若手知識人にも気に入られるという中々に使いやすいキャラクターなんですね。当然、これに嫌悪感を抱くのは、比較的真っ当な感覚を持った若者世代の人間だと思うのですが、残念ながらメディアではそういう人間は少数派になりつつあるということではないでしょうか?

 そういう意味では、古谷さんの次のようなツイートにも全く同意します。

古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
我々はF市氏が社会に与える害悪を考えなくてはならない。即ち「これが若者の総代だ」と内外に発信してしまう害だ。
無知で、無主義で、漂白の存在が「若者代表」と世に記憶される。
彼を指して年長者が「今時の若者は」と眉をひそめるのだ。若者を最も貶めているのは、何を隠そうF市氏自身なのである。


 ただし、最近の古谷さんのツイートや文章を見れば、古市とほとんど変わらない存在なので(名前も似てますしね)、まあ、これはいわば同族嫌悪というか、「自分が狙ってたポジション取られた!!」という程度の思いなのではないでしょうか?

 小川寛大さんが古谷さんを批判した際にこんなツイートを書き込んだのですが、

何だか最近の言論人は、ちょっと売れてくると「僕はもともと保守/リベラルなんかじゃないですよ」みたいなことを言って、「論壇と距離を取ってる俺は理知的な中立派でかっこいい」式のアピールをするなあ。こうして中立という名の「生きてもいなければ死んでもいない人」みたいになって消えてくのか。

 この内容が、1年前に古谷さんが古市批判として行った書き込みとほぼ同内容なのが面白いです。

 なんの主義主張もなく、中身も空っぽもない、これ以上ないほどに下らない人間が、何らかの思想信条や信念を持って活動する人間を上から目線で馬鹿にする。こんな反吐の出るような社会構造の図式を象徴してるのが、この古谷古市のF2コンビなんでしょうね。

 これは、確かに彼らの個人的資質のみに還元することの出来ない、ある種の社会現象ですらあると思うのですが、まあまあ、相当におぞましい現象の一つだなと思います。


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『魔法少女まどか☆マギカ』と仏教思想(ネタバレ注意)

 先日、『魔法少女まどか☆マギカ』を全話観ました。アニメ見るのなんてメチャクチャ久しぶりだった上に、絵がコレですからねwメチャクチャ抵抗あるわけですよww




 ちなみに、とあるラジオ番組でおぎやはぎの矢作が小木にまどマギの話をしたらこんなリアクションだったそうな・・・

小木『俺らの時代の人からしたら、この絵はちょっと無理じゃん!この絵はないよーwww』

矢作『どんなに面白いって言われても、この絵出てきたら拒絶反応あるよね^^;ww』

小木『えぇーこれ見たの!?拒絶反応ありますよwこれはつらいわーw』

(ところで『魔法少女まどか☆マギカ』の“マギカ”ってどういう意味?? http://anicobin.ldblog.jp/archives/34769335.html


 しかしですね、実は以前某京都大学教授の先生に、「まどマギは必見」とまで言われたことがあったので、「まあ、そこまで言われたら観ないわけにはいかんな」ということで、この度ようやく見てみることにしました(他人にせいにしてすいませんm(_ _)m)。

 事前になんとなく内容は知っていたので、最初の数話くらいは、特に何とも思わず、「あー、はいはい、ある少女が過酷な運命を背負わされて人知れず、戦い続け、少女の運命と世界の在り方がリンクするっつう、いわゆるセカイ系の作品ね・・・」という感じで観ていました(まあ、実際にはアニメってほとんど見ないんでセカイ系なるものが、正確にはどんな作品を指すのかよくわからないんですが)。

 まあ、序盤はなんとなく、西洋思想っぽいモチーフなんですね。なんでも願いを一つ叶えてくれる(実際には、なんでも叶うわけではなく当人の資質に関わるので、死人を生き返らせたりとかは出来たり出来なかったり・・・)代わりに、魔法少女になって魔女と戦うっていう。ただし、一般人は魔女の存在を認識出来ないので、ヒーローものとは違い決して魔法少女は注目されることも、皆から尊敬されることもない、ただひたすら死ぬまで戦わされます。

 つまり、序盤では、「契約を結ぶ=死」なんですね。なんとなく、これって悪魔と契約を結んで魂を取られるみたいな西洋っぽい考えですよね?

 でも、また終盤になって物語は急展開します。なんと、魔法少女は、魔力を使ったり、恨みの心を抱くたびに穢れが溜まっていき、完全に穢れが溜まりきった時点で魔女になります。つまり、魔法少女は魔女の負の力に対抗する正の力で戦っていたわけではなく、魔女の負の力を前借りしてるだけだったんですね。なので、魔法(魔女の力)を使うたびに穢が溜まっていき、ある地点に達した時点で魔女に変化します。繰り返しになりますが、魔法少女とは、魔女に対抗するための正義の力ではなく、魔女になるまでの過程に過ぎないワケです。この辺は、『サイレン』や『FF10』にも似てます。『サイレン』は以前書いた記事(『何故リフレ派はリフレ理論が正しいと考えるのか?〜確証バイアスとリフレ理論〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406828069.html)でも紹介したので、細かい説明はしませんが、まあ、一言で言うと和風のゾンビゲームです。このゲームでは、プレイヤーは視界ジャックという技を使って、屍人(ゾンビ)の位置を把握するのですが、実は、この視界ジャックは、本来言葉をしゃべれない屍人同士が互いにコミュニケーション手段として用いているものであることが途中で分かります。つまり、これもプレイヤーが屍人化する前に、屍人の能力を前借りしてるんですね。で、まあ、そっから予測できるように、プレイヤーはどんどん死んで屍人化していきます(ネタバレし過ぎ?まあ、どれも古い作品だからいいかw)

 で、あと『FF10』は、シンという世界で暴れまくってる怪物を倒しに行くストーリーなのですが(ちなみにこの作品、いきなり「この時俺たちは、まだ○○だった・・・」みたいな語りが多用される、主人公の回想シーンから始まるのですが、なんと、この回想モードがストーリー終盤まで続くので人によっては相当イライラします(##゚Д゚))、このシンを倒した人間はエボン=ジュという寄生獣みたいなヤツに寄生されて新たなシンになります。つまり、ここでも無限連鎖が発生します(究極召喚という召喚獣がこの連鎖の媒体になるのですが、それを説明すると長くなるんで、省略します、詳しく知りたい方はコチラ⇒http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13100983943)。

 で、まあ、かなり話が脇道に逸れましたけど、この魔法少女と魔女の無限連鎖が発覚したあたりから、かなり物語のモチーフが東洋思想的なものに変化します。魔法少女は、希望を生み出すために魔法の力を使って、魔女を倒すのですが、ここで面白いのが、実は、魔法少女が希望を生み出すと、それと同じ分だけ絶望や失望を生み出すというんですね、この絶望や失望が穢れとなって、穢れが溜まりきった時点で魔法少女は魔力に取り込まれて魔女になります。具体的には、希望や失望を生み出すとその分だけ、裏で密かに感謝の見返りを要求したり、感謝されないことに失望したり絶望したりするワケです。なので、最初に暁美 ほむらが自己中心的に振舞って、「自分の力なんだから自分だけのために使わなきゃダメよ!!自分以外の誰かの為にこの力を使ってあげようなんて甘ったれた感傷劇でしかないわ」と言う佐倉杏子には、「あなたは魔法少女に向いてるわ」と言って、逆に「私は、自分のためになんか魔法を使わない。みんなのためにこの魔法を使うの!!」と言う美樹さやかに「残念だけどあなたは魔法少女に向いてないわ」と言ったことにはちゃんと理由があったわけですね。感情的に他者を巻き込んで大きな希望を生み出そうとするほど、反対側でより大きな絶望を生み出して、結果としてより容易に魔力に取り込まれちゃうワケです。この辺もかなり仏教思想っぽいです、この辺の考え方についても以前書いた記事(『仏教思想について〜善の心で行為をしてはならない理由〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406556566.html)で解説してるんで、よかったら参照して欲しいです。実際には、仏教では、貪りの心と言って、自己中心的な思考も忌避するのですが、それでも、大きな希望が、反対側にそれと同じだけ大きな絶望を生み出すというのは、いかにも仏教的な考えであるように思います。

 それから、最後のラストシーンですが、これも如何にも仏教っぽい。仏教では、何度も輪廻転生を繰り返しながら修行に励むことで徳を積み、最終的に、この世の苦しみから逃れるために解脱するという考えがもとにあるのですが、まどかマギカでも、時間を操る暁美ほむらという少女が、絶望に直面した瞬間、何度も何度も時間を遡って、同じ時を繰り返します。そして、時間を繰り返した分だけ主人公のまどかへの思いを募らせて、その思いの分だけ、まどかは強力な魔法少女の素質(=強力な魔女の素質)を蓄えていきます。で、まあ最後にどうなるのかというと、現世における自分の存在と引き換えに、宇宙に存在する魔法少女の因果の法則を捻じ曲げて魔女の存在自体を消滅させます(この辺がよくわからないのですが、魔女が存在しない宇宙というパラレルワールドを作り出したということっぽいです)。で、現世で消滅したまどかは、異次元の存在となり、現世では全く存在しなくなります(同じように時間を操ってパラレルワールドを無限に作り出せる暁美ほむらだけが、まどかの記憶を残します)。

 で、まあ、この異次元の存在になるってのも、やっぱり仏教ぽくて、仏教の基本的な物語は、修行をして解脱することで、「輪廻の輪から抜け出す=生まれ変わらなくなる」ということなのですが、この解脱という状態にもいろいろな解釈が存在して、我々が生きている次元の存在から抜け出して、異次元の存在になるというような解釈もあるそうなのですね。こうなると、相当にまどマギっぽくなる。つまり、こう言うと仏教関係者に怒られそうなのですが、まどか=阿羅漢(初期仏教における悟りを得た人間 輪廻転生の輪から抜け出した存在)なんですね。でも、まあ、暁美ほむらの作り出した時間の無限連鎖から抜け出したと考えると、結構それっぽい解釈が妥当な気もします。

 まあ、かなり長くなったんですけど、これが私なりのまどマギ解釈ですね。とりあえず、この魔法少女になって魔女と戦うという単純なストーリーの中に西洋思想やら西洋思想やら、ゲームやら漫画やらの色んなエッセンスがこれでもかというくらいに詰まっています(『寄生獣』とも似てる要素があると思ったんですが、さすがに、長くなりすぎるんで省略しました( ̄▽ ̄;))。

 まあ、そんなワケで、結構面白かったんでオススメではありますね。オープニングとエンディングを省略すれば1話20分くらいで全12話なんで全部見ると4時間くらいですかね。まあ、皆さん週末とか暇さえあれば是非観てみると面白いと思います!!


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2014年10月16日

「安倍批判をしてる連中は全員反日左翼工作員在日朝鮮人だ!!」症候群

 前回の記事で解説した佐藤健志さんの記事(『【佐藤健志】黒星二つは白星ならず』http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/10/15/sato-15/)が面白かったので今回も解説、安倍信者が非常に罹りやすいといわれている恐怖の病「安倍批判をしてる連中は全員反日左翼工作員在日朝鮮人だ!!」症候群について紹介します。

自分たちが失点したという意識に悩まされている連中に限って、相手の失点を激しく攻撃、そのことで挽回(ばんかい)を図ろうとする傾向が見られること。
エドマンド・バークも、『フランス革命の省察』でこう批判しています。

「(今回の革命はあまりに無法なので)善良で冷静な判断力を持った人間なら、当然ショックを受けずにはいられない。
すると革命派は、従来のフランス王政の問題点を声高にあげつらうことでやり返す。(中略)自分たちのやり方にケチをつける者など、旧政府のイヌに決まっていると言いつのるのである」
(『新訳 フランス革命の省察』、154ページ)


 なるほど、このフランス革命の説明を現在の日本の状況に当てはめて考えると、「戦後レジームからの脱却革命」を掲げる新進気鋭の改革派総理である安倍首相を支持する革命派の人々は、素晴らしき救世主である安倍首相のあまりの無能さにショックを受ける善良で冷静な判断力を持った人間に対し、かつての民主党政権の問題点を声高にあげつらうことでやり返し、左翼工作員に決まっていると言い募るというわけですね。

「(安倍の経済政策やあらゆる改革案はあまりにも酷いので)善良で冷静な判断力を持った人間なら、当然ショックを受けずにはいられない。
すると安倍信者たちは、かつての民主党政権の問題点を声高にあげつらうことでやり返す。(中略)安倍政権のやり方にケチをつける者など、旧政府のイヌに決まっていると言いつのるのである」

 さらに、このヒステリックに反安倍の意見を述べる人間を非難する連中の哀れなところは、別に、安倍を批判してる連中のおよそ半分は別に民主党なんて全く支持していなかったし、今でも支持してないということです。つまり、勝手に妄想で、反安倍の意見を表明する人間に民主党支持者だの、朝鮮人だの、左翼工作員だのとレッテル貼りをしているわけです。もしかすると、安倍政権の無能さを薄々と認識しているからこそ、このようなレッテル貼りを行わなければ、冷静に安倍批判の声を受け取ることが出来ないほどに情緒不安定になっているのかもしれません。

 しかし、某KAZUYAなどが、未だにドヤ顔で民主党批判やら菅直人批判をし、さらにそれを賞賛する人間が一定数存在するということには驚かざるをえません。こんなもの完全に死体蹴りでしょう。デールカーネギーの本に「死んだ犬は蹴られない」と言葉が紹介されていましたが、これには少し修正が必要なようです。「ある程度まともな知能の持ち主は死んだ犬を蹴らない」うん、今となっては、こっちの方がしっくりきますね。

 ところで、私のニコ生や動画では「なんでお前は保守ばかり攻撃して左翼を攻撃しないんだ!?」というコメントが書かれたりするのですが、さっきの犬の話が全てで、「なんで、わざわざ死んで道端で横たわっている民主党犬をけっ飛ばす必要があるのか?」ということです。もはや、民主党政権なんてほとんど何の影響力もなく(まあ、せいぜい団扇問題で法務大臣をバッシングするくらいでしょうか?)、いわゆる旧来型の左翼の毒なんてほとんど何の影響もありません。今問題なのは、現在進行形で進んでいる各種のイカレタ改革プランであり、さらに言えばそれを実行している安倍政権なわけです。なので、さきの質問に答えるなら、なぜ私が民主党政権を批判せずに、安倍政権を徹底的に批判するのかといえば、死んで道端に横たわっている犬よりも、現在進行形で人間に襲い掛かっている犬を攻撃する方がどう考えても合理的だと思うからです。

 ちなみに、「安倍批判をしてる連中は全員反日左翼工作員在日朝鮮人だ!!」症候群に罹った患者たちの特に残念な特徴の一つは、どれだけ保守的な観点から安倍批判を行っても彼らの目から見ると安倍批判を行っている人物が左翼に見えるということです。

「安倍首相は立派な愛国心を持った保守政治家で、戦後レジームからの脱却を目指す救世主だ!!」という先入観からしか物事を判断できない様子は、リフレ脳のゾンビ患者と通じる面があります(リフレ脳についてはコチラの記事を参照ください⇒『何故リフレ派はリフレ理論が正しいと考えるのか?〜確証バイアスとリフレ理論〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406828069.html)。

 藤井聡さんが、『大衆社会の処方箋』という本を出したように、私も『リフレ脳の処方箋』や『「安倍批判をしてる連中は全員反日左翼工作員在日朝鮮人だ!!」症候群の処方箋』を書いてみたいものですが、現在のところなかなか有効な手段が確認できていません。ただ、これらの病気の原因の一つは脳や思考の硬直性にあるということがこれまでの研究によって判明しているので、こちらのブログでは、そのような病気の原因となっている思考の硬直化を予防するための適度なアタマの体操と適度に柔軟な解釈なんかを提供できればと思っています<(_ _)>



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朝日新聞は廃刊すべきヽ(*゜▽。*)ノ?????

 先日、佐藤健志さんの三橋メルマガ寄稿記事について解説してくれというコメントがあったので少し解説してみようかと思います。朝日新聞の慰安婦捏造問題とそれに対する保守派の反応についての記事のようです。

【佐藤健志】黒星二つは白星ならず
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/10/15/sato-15/

「カインズ」さんという方が、こんなコメントを寄せてくれました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私自身も朝日新聞はかなり問題のある会社だとは思っているということを前提とした上で、いわゆる「保守派」が行っている「朝日新聞の解体」に関する問題点を考えてみました。

1)朝日新聞を廃刊させるに足る法的根拠はあるのか?
例えば、刑法の名誉毀損罪や侮辱罪ではそこまでの責任を問うことは出来ません。「法的根拠など不要だ!!」というのなら、日本は人治国家となってしまいますね。

2)朝日新聞を廃刊に追い込むことは、同胞を愛する保守派の態度として矛盾するのではないか?
朝日新聞が廃刊になれば、多くが日本人であろう朝日新聞社員が路頭に迷うことになると思われます。それでも、「朝日新聞であれば、日本人に非ず」と十字軍的な発想で同胞であっても排撃するのでしょうか。

3)保守派は、人間は不完全な存在であるがゆえに、議論によって考えを錬磨することを重視するものである。にも関わらず、言論機関である朝日新聞を廃刊させると主張することは、日本の言論状況を貧困にすることを意味するのではないか?

たとえ朝日新聞といえども、社内にはこれまで培ってきた記事作成能力や取材能力といったノウハウの蓄積があるでしょうから、それを破壊することは大きな損失となるのではないでしょうか。
(表記を一部変更)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すると「優しい男」さんという方が、こんなコメントをしたんですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先見の明がある奴は朝日新聞を既に退職している。退職せずに未だに在籍している時点で自己責任。
それに奴らが路頭に迷うかは本人の能力と努力次第。出来る奴なら同業界に転職すればいい。出来ない奴なら経験不問を謳う職場に再就職してゼロから頑張ればよい。
最悪自殺する奴がいても、それはそいつの権利だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みなさん、どう思われますか?

物事をこんなふうに片付けてよいのなら、
TPP参加で日本の農業が大打撃を受けてもいいし、
都市と地方の格差が拡大して消滅する自治体が出てきてもいいし、
医療や社会保障をめぐる制度が崩壊して貧困層が追い詰められてもいい、
ということになりますよ。

すべて自己責任なんですから。
能力と努力次第で出直しは可能、それができないヤツは死んでも仕方ない。

保守派を自認している(であろう)人がこれを主張するって、自滅的なことだと思うんですが。
「優しい男」さんのコメントをグローバリスト風に書き直すと、こうなったりするのです。

日本の没落?
先見の明があるヤツは日本をすでに捨てている。捨てずに未だ日本にいる時点で自己責任。
それに個々の日本人が路頭に迷うかどうかは、本人の能力と努力次第。出来るヤツなら多国籍企業の正社員になればいい。出来ないヤツなら単純労働者になってゼロから頑張ればいい。
最悪、日本人が民族として消滅しようと、それは日本人の権利だ。

善良で冷静な判断力を持った人間なら、当然ショックを受けずにはいられませんね。


 おおよそ、この記事の内容は私も賛成します。実際、朝日新聞の報道姿勢は明らかに間違っているし有害だけれども、朝日新聞を廃刊にしたら、さすがに色々とマズイだろという趣旨の記事も過去に書いています(『朝日幹部「産経やSAPIOみたいなメディアはクソあいつらは取材力が劣ってる」』http://achichiachi.seesaa.net/article/405781800.html)。

 同じに扱うことは出来ないのですが、私は、佐藤健志さんが紹介したコメントのやり取りを見て、私の知人がTwitterで、経済学を過剰に敵視する一部の評論家に関して「「学」のほうじゃないんだ!けいざんなんだ!とか、なんかよく見るけれども、けいざいを分析する道具って「学」のほうから来てんじゃないのか。」とツイートしいたのを思い出しました。私は、それに対して、「つまり経済学が間違ってるというより、間違ってる経済学があるということか?」と尋ねたところ、「そうだ」と言っていました。

 つまり、何が言いたいのかというと、確かに、経済学も色々と問題点や間違っている点も存在するが、それを丸ごと否定して捨て去るのもまた愚かだということです。さらに、結局、現実の経済を分析するツールが経済学である以上、やはり正しく経済を認識するためにも、正しい政策を実行するためにもやはり経済学というツールは必要不可欠であるということなんです。

 これは、朝日新聞にしても同じようなところがあって、特定の言論機関に問題があるからといって、言論自体を消してしまおうというのは、何の解決にもならないどころか、実際にはほぼ確実に状況を悪化させるだけの結果に終わるんですね。ほら、『恋愛サーキュレーション』でも

言葉にすれば消えちゃう関係なら
言葉を消せばいいやって
思ってた 思えてた
だけどアレ?なんか違うかも・・・


って言ってるじゃないですか、何かが問題を含んでいるからといって、その特定の何かそのものを消してしまうことは解決にならないんです(え?たとえが分かりにくいって??)

 もちろん、より良い経済分析を行う上で経済学、あるいは経済学の修正改良は不可欠であるのに対し、「より良い言論や、より良い報道において朝日新聞など不要だ!!」と考える方もいるかもしれません。しかし、それでも、先のコメントにもあったように、日本国内における最大手の報道機関である朝日新聞の記事作成能力や取材能力といったノウハウの蓄積を破壊することは大きな損失であるわけです(実際、朝日新聞の記事のおよそ9割以上は捏造や自虐史観や国益の毀損とは無関係の記事です、問題のある1割以下の記事のために新聞自体を廃刊にすべきなのか?という素朴な問題もあります)。

 無論、これ以上は決して越えてはいけない一線というものは存在するでしょうし、慰安婦捏造問題が、倫理的に決して越えてはならない一線であると考える人も多いでしょう。仮に、その主張に一定の正当性を認めたとしても、やはり朝日新聞を廃刊させることは問題の解決にはならないでしょう。何故なら、慰安婦問題は、すでに非常に厄介で複雑な国際問題にまで発展しており、朝日新聞に事実の検証や、あるいは海外向けの謝罪や訂正をさせない限り問題解決とはならないばかりか、真実を闇に葬り去ることにもつながりかねません。sれでも納得いかないという方は、何故、感情的にはすぐにでも死刑にすべき大凶悪犯を生かしたまま、何年もかけて裁判や取り調べを行うのかを考えてみるべきです。

 これはあくまで私個人の意見ですが、結局、どのような問題を考えるにしても(特に日本のような民主主義国家においては)何らかの問題を解決するに際して、すぐさま問題を解決してくれるような魔法のステッキもドラスティックな手段も、存在しないということです。ただ有効なのは、延々と続く絶え間なき改善改良、漸進的な変革であって、このような絶え間なき前進(あるいは漸進?)や改善の困難に耐えられなくなり、それを放棄し、そして、安易な解決策やドラスティックな改革に飛びついた時こそ、人は、まさに、「善良で冷静な判断力を持った人間なら、当然ショックを受けずにはいられない」ようなあまりにも無法で野蛮なフランス改革の中心を担った大衆人に堕するのではないでしょうか?



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2014年10月15日

古市憲寿は有史以来初の本当の無能?!〜古市憲寿と消費税〜

 国家戦略特区BLOGの『古市憲寿論』(http://ameblo.jp/minusa-yorikazu/entry-11938454755.html)という記事が面白かったんで、今回は、こちらでも古市論を少々・・・ちなみに、タイトルの「有史以来初の本当の無能」というフレーズは、某新進気鋭の若手評論家F氏のツイートから拝借いたしましたm(_ _)m

古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
我々はどんなテレビ・コメンテーターにも「これは酷い」という人を沢山知っている。しかし、それらの殆どは、
何らかの業績(それが陳腐化した後でも)や一芸に秀でていた筈で、全くの無能ではなかった。
この点、F市氏はこの最低原則をも超越する。我々は有史初めて、本当の意味の無能と遭遇している。


 ちなみにこちらのツイートですが、F市氏をF谷氏に変えてもそのまんま通じてしまうのがミソです。つまり、某新進気鋭の若手評論家と社会学者との対談とはつまり、最低原則を超越した超越者同士のバトルであったワケなんですね・・・うーん、実に厨二心をくすぐられます(。-_-。)

 ところで、古市氏は、昨年の消費税増税に関する有識者会議で、消費税増税に関する「後ろ向きの増税物語はもうたくさん」と題するメモ(http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/tenken/01/shiryo04.pdf 2ページ目以降は柴田悠氏のレポートなので、古市のレポートは1枚目のみです)を提出していたのですが、これの内容があまりにも酷い。ちなみに、先に紹介した国家戦略特区BLOGではこのレポートを次のように酷評しています。

『失笑もののレポート』

フルイチ君は、ここで資料を提出しています。「後ろ向きの増税物語はもうたくさん」とタイトルされた論文です。もちろん、増税には条件付き賛成です。「これほど消費税を上げる条件が整ったタイミングはない」と増税を目指す安倍政権に対するヨイショを忘れません。

『前向きな増税物語が必要!』

名は体を現します。フルイチ論文はタイトルだけで内容が判ります。「増税するなら国民に対して前向きな物語を提案する事が必要ですよ」と呆れ返るほどの上から目線です。現代日本の諸悪の根源である財政均衡主義者にとっては、新しい味方の登場です。


 田中秀臣的に言うなら、まさに「微笑モノの有識者レポートを見たw」といったところでしょう。ですが、こんな政治や経済に興味を持ち始めた高校生くらいでも書けそうなゴミレポートが、実際に政府の政策の現場に影響を与えてしまうのですから、なかなか笑えません。

 ちなみに、いちいち突っ込むのも面倒なのですが、このたった1枚のレポートでもツッコミどころは満載です。まず、タイトルの「後ろ向きの増税物語はもうたくさん」なのですが、政府が国民に前向きの増税ビジョン(増税をすることで国民にとってどのようなメリットがあるのか)を提示出来ていないということなのでしょうが、まずこのタイトル一つで、(これは古市氏個人の見解か政府見解であるのかわかりませんが)まず、増税という結論ありきで、国家や国民にとって増税を行うのが良いことなのか、悪いことなのか?という問いは最初から除外されている様子がはっきりと伺えます。いわゆる結論ありきの議論というやつですね。つまり、消費税増税の有識者会議とは、一般にイメージされるような、「今、消費税を増税すべきなのか否か?」という問題を議論するための会議ではなく、むしろ、最初から増税するという結論ありきで、いかに、国民に増税を納得させるか?いや、もっと有り体に言えば、「如何に、政府の支持率を下げずに増税をできるか?」という問題について話し合っていたわけですね。

 それから、やはり馬鹿だなと思うのは(といってもある意味では、この会議の趣旨には合っているのかもしれませんが)消費税引き上げは条件付き賛成とある点です(ちなみに、大学入試の小論文では常に元の文章に対し「条件付き賛成」程度にしておくことが高得点を得るための基本戦略のひとつだそうです。古市氏が慶応に推薦入試で入学したこととは無関係であると信じたいですね)。この紙を見る限りでは、「国内外に「説得力のある物語」と「良いサプライズ」を打ち出していければ」賛成ということになるのですが、はっきり言って、国内外に説得力のある物語を打ち出そうが打ち出すまいが、消費税増税の悪影響にほとんど変わりはないんですね。もちろん、景気は気からという言葉もあるように、気分によって多少景気の変動幅が変化する可能性がないわけではないのですが、どれだけ、甘利や麻生が、「景気は悪くなってない」と言い張ったところで、実際に経済状況はメチャクチャ悪化しているワケです。つまり、消費税増税を行う際に重要なのは、「説得力のある物語」と「良いサプライズ」を打ち出していくことなのではなく、単純に「どれだけ補正予算をセットで出せるか?」や「軽減税率や還付金をセットに出来るか?」といったような実務上の問題であって、国民の気分を高揚させて上手く騙せるか?なんて、消費税増税の影響とはほとんど何の関係もないんですね。こんなどうでもいい事を、消費税を増税する際の最重要論点に挙げている点などは、なんともセンスの悪さを感じさせます。

 あとは、まあ2ちゃんで古市に関して気になった書き込みもあって

453 :右や左の名無し様:2014/10/12(日) 09:14:24.10 ID:WcQRh268
古市ネタで盛り上がってるのでちょっと燃料を・・・


『ワイドナショー 2014年10月5日』ゲスト 古市憲寿 他
http://www.youtube.com/watch?v=eqAEkywmkbM

古市発言集
「汗をかきたくなかったから体育は小3からやってない。」
「だから親の知り合いの医者にウソの診断書を書いてもらってずっと見学してた。」
「マラソンで得意な子に勝てないと思ったので体育はやめておこうと思った。」
「大学は推薦で入れたので塾に通ったことはない。特に受験勉強もしたことない。」
「勉強できてもあまりいいことは無いですからね(笑)」


これらの発言を番組開始3分ですべて言ってしまう有史以来の無能アピール。
3分ですべてのソースが確認出来るので、3分しか話が聞けないKAZUYA信者も是非動画を見ていただきたい。


 まあ、要は人生舐めきってるワケですね。この辺の思考回路を考えれば、政府の有識者会議で、あんなふざけた紙1枚提出して終わらせてしまう神経も理解できるというものです。ちなみに、このレポートは内容はほとんどすっからかんに見えて、実は「消費税増税条件付き賛成」というカタチで政府の意向に沿った意見を提出し、アベノミクスが海外から評価されているかのような記述で増税を目指す安倍政権に対するヨイショも忘れず、物語論を無理やり捻じ込んで、一応社会学者としての最低限の体裁も整えておくというカタチでしっかりと要所を押さえています。

 普通の人から見ればゴミ以下のクズレポートであっても、安倍から見れば、「私のアベノミクスは、海外からも若い識者からも評価されているうううぅぅぅぅぅ!!!!」と妄想してオナニーするにはもってこいの内容ですし、同時に、「もし消費税増税を決定して政権支持率が低下したらどうしよう?」と湧き上がってくる不安を鎮めるのに良い精神安定剤の役割も果たしてくれます。どうせ、高度で複雑な内容のレポートは理解しようがないバカなのですから、このくらいの1枚の紙にまとめたメモ帳などは、安倍にとって本当にお守り代わりに持ち歩きたいくらいのありがたいアイテムなのではないでしょうか?


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2014年10月14日

おぞましき新進気鋭の若手評論家

 前々回の記事(『おぞましき経済学者』http://achichiachi.seesaa.net/article/407076068.html)で、「白と言ったほうが得しそうだから白と発言するとか、黒というと自分のビジネスに差し障りがあるから白と発言する」ような経済学者を称して、おぞましき経済学者と書いたのですが、最近学者ではないのですが、このまさにおぞましい人物を発見したので紹介(笑)

401 :右や左の名無し様:2014/10/10(金) 15:04:24.83 ID:j/EB00tX
古谷経衡@aniotahosyu
面白い対談でした! RT @bestshoseki 新進気鋭の保守論客・古谷経衡先生と社会学者・古市憲寿先生の対談が
おこなわれました。対談が収録される古谷経衡先生の「欲望と日本人」をテーマにした書籍は今年12月に発売を予定しております
http://www.kkbooks.jp/new/%E5%8F%A4%8%B0%B7%E7%B5%8C%E8%A1%A1%E5%85%88%E7%94%9Fx%E5%8F%A4%E5%B8%82%E6%86%
B2%E5%AF%BF%E5%85%88%E7%94%9F%E3%80%80%E5%AF%BE%E8%AB%87%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/…


えー、どうやら、古谷さんが、古市と対談していたそうで、とても面白い対談だったそうです。ちなみに、このツイートから遡ること1年前にもこんなツイートしてたんですね。

403 :右や左の名無し様:2014/10/10(金) 15:20:38.25 ID:j/EB00tX
古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
我々はF市氏が社会に与える害悪を考えなくてはならない。即ち「これが若者の総代だ」と内外に発信してしまう害だ。
無知で、無主義で、漂白の存在が「若者代表」と世に記憶される。
彼を指して年長者が「今時の若者は」と眉をひそめるのだ。若者を最も貶めているのは、何を隠そうF市氏自身なのである。

古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
我々はどんなテレビ・コメンテーターにも「これは酷い」という人を沢山知っている。しかし、それらの殆どは、
何らかの業績(それが陳腐化した後でも)や一芸に秀でていた筈で、全くの無能ではなかった。
この点、F市氏はこの最低原則をも超越する。我々は有史初めて、本当の意味の無能と遭遇している。

古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
F市さんは炭鉱のカナリアの役割を果たしているのであります。即ち、彼がYESと言ったらNO,賛成と言ったら
反対が真なりなのであります。ということで、わたくしは消費税増税には絶対反対の姿勢を明確にするものであります。

古谷経衡@aniotahosyu 2013年08月30日
おいちょっと待て、何で消費税増税に関する有識者にF市の名前があるんだよ。頭大丈夫なのか


 有史以来初の無能との対談はさぞ面白かったことでしょうね(棒読みちゃん)

409 :右や左の名無し様:2014/10/10(金) 20:14:21.02 ID:lPTLIU0W
有史以来の無能とまでこき下ろしていた相手としれっと対談して本出すのか
古市の名があれば本売れるからね
古市にそのツイート見せたいな

410 :右や左の名無し様:2014/10/10(金) 20:41:41.91 ID:WNoYN4Sb
古市は若者の代表面すんな、ということを言いながら、
古谷も最近は「若者なんてアニメ見てセックスしてるだけ」
とバカにしたような発言してる。

有志以来、本当の意味での無能の二人の対談!
どんなシナジーが起こるのか、乞うご期待!

418 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 07:06:56.39 ID:J1TcQmBl
この対談本は激論にはなってないだろう
保守とリベラルをバランスよく「〜なんですよね」という感じで小馬鹿にする

422 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 07:58:14.61 ID:mVvruL9Z
古市くんの経歴、肩書き、ポジションが羨ましくてしょうがなかったんだろうね
一時、自分の専門を社会学とかいって自分の本を社会学的考察とか言ってたもんね
古市くんは実際会って見るとなんとも爽やかで物腰柔らかで
きっと自分が過去に強烈にディスってことを知っているはずなのに
そんなこと気にする様子もなくフレンドリーに接してくれる度量もあって
完全に惚れてしまったんだろうね、いや利用できると判断したんだろうね
なんとかこの人にパラサイトして名前を売って自分も社会やサブカルを
NHKや民放で切って切って切りまくる気鋭の若手知識人と呼ばれたい、
ニッポンのジレンマに出たい、ゆくゆくは大好きなアニメの原案やシナリオを書く作家先生にもなりたい
こんな妄想を寝る前にしてるんだろうね

425 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 08:26:15.49 ID:mVvruL9Z
>頭大丈夫なのか
表面上にこやかに対談に応じている古市くんが
あんたの顔見ながら思ってることだよ「頭大丈夫なのか」

426 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 08:29:31.00 ID:mVvruL9Z
チャンネル桜を利用してのし上がってやる!
思ってても普通は口にしないよね
古市くんに対する態度豹変もまったくやましさを感じてないと思う
この強靭なメンタルだけは凄いと思う

430 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 10:58:26.62 ID:ERoAssuW
古市先生の人間の大きさがよく分かった

431 :右や左の名無し様:2014/10/11(土) 11:11:57.65 ID:ayJb5Jar
F市「ビジネス保守も色々大変でしょ」
F谷「いえいえ。F市さん程ではないですよ。ハハハハ」


 また今度もアレですかね?某水なんとか社長の時みたく「私は一度も古市氏を名指して批判したことはありませんから」とかブログに書くんですかね?(爆藁)これ見ると、なんていうか、おぞましい経済学者様の面々も可愛く見えてきますね。


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自己批判よりも安倍批判を♪

 前回の記事(『おぞましき経済学者』http://achichiachi.seesaa.net/article/407076068.html)に引き続き、今回も桜の経済討論の感想です。

1/3【討論!】アベノミクスと消費税増税[桜H26/10/11]
https://www.youtube.com/watch?v=gHeex8QvyBk


 討論では、主に消費税増税がどれほど日本経済を悪化させたのか?今回の大幅な経済の悪化がどれだけ重大なことであるのか?等々が議論の中心となったのですが、討論中に面白かったのが、藤井聡さんが、思いっきり水島社長の方を向きながら、
「この大幅なGDPのマイナスっていうのは、本当にとんでもないことなんですけど、何故か、このGDPのマイナスが大したことだと思ってない人がいるんですよ!!」
と言っていた場面です。水島社長は、「うーん、そうですねぇ・・・」なんて適当な返事をしていましたけど、GDPの大幅なマイナスを大したことだと思ってない人間って、まさにアンタのことだよ!!と(笑)

「私は、戦後の本当に貧しかった時代を体験している!!少しくらい経済が悪くなったりしたくらいで自殺する奴は精神が弱い!!」
だの、
「ちょっとくらい経済政策で間違ったからといって、安倍政権をレームダック化させようなどとんでもない!!」
だの、
「我々は、戦後60年間アメリカの軍隊を国内に置き続けてきた!!(安倍を批判している)日本人は、恥を知れ!!」
だの、意味不明な安倍擁護をひたすら続けてきたのはアンタだろう?と。

 別に、「日本人は自己批判をすべきだ!!」と声高に叫ぶこと自体の胡散臭さはさておいたとしても、少なくとも、安倍を擁護するために、「(安倍批判をしないで)日本人は自己批判をすべきだ!!」なんて言ったってなんの説得力もありませんよ?と言いたいですね。

 ついでに言うと、久しぶりの当たり回だった討論でしたが、終わり方は最悪でした。一通り、安倍政権の経済運営のまずさを指摘した後に、最後の最後で司会の水島社長が、「まあ、安倍さんは、確かに経済政策の面で悪いところもあるのですが、戦後レジームからの脱却とか、憲法改正とか、自主防衛とか、色々と重要な仕事もやろうとしてますからね!!まあ、安倍さんは過渡期の政治家だということで・・・はい、じゃあ時間なので今回はこの辺で・・・」と、討論参加者の発言を遮るように終わったのは最悪でした。いくら、安倍擁護をしたいからといっても、これは本当に武道家(水島社長は元柔道家です)としてあるまじき卑劣さだと感じました。

 ちなみに、今回の討論で、アメリカは日本に消費税増税を望んでいないということも明らかになったので、「安倍がマズイ経済政策を行っているのはアメリカの圧力のせいだ!!」というアクロバティック擁護の論拠の一つは崩れ去ってしまいましたね。ちなみに、経済評論家の岩本沙弓さんは、輸出品には非課税であるのに、輸入品には一律に課税される消費税の増税は差別的な関税であり関税障壁だということで、アメリカ側は非常に強く反対していると述べています(強行なら「報復措置」と公文書に 米国は日本の消費税増税大反対 http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/110.html)。確かに、消費税は、日本国内の輸出企業のみを優遇する税制であるので、アメリカの側の「消費税を上げるな」という要求は正当なものであると言えるでしょう。

 さて、これでおおよそ、消費税増税の問題点や、消費税増税が決してアメリカからの圧力によるものではないということの論拠は出揃ったと思うのですが、さて、これで安倍首相がさらなる消費税増税を行っても、水島社長やそれに近い立場を表明している保守派の面々の多くはまだわけの分からない安倍擁護を続けるのでしょうか?

 とりあえず、ここまで批判の論拠が出揃っている以上、「安倍が悪いんじゃない、悪いのは自己批判せずに安易な安倍批判を行う日本人自身だ!!」などと言いつづけるのも相当に苦しいと思うのですがどうでしょうか?もう、ここまで来たら、開き直って「自己批判より安倍批判♪」と言って安倍をボロクソに批判してしまった方が、ストレスからくるヤケ食いもなくなり健康にも良いのではないかと思います。


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おぞましき経済学者

 桜の経済討論を見たので少し感想を・・・

1/3【討論!】アベノミクスと消費税増税[桜H26/10/11]
https://www.youtube.com/watch?v=gHeex8QvyBk


 三橋さんが、冒頭いきなりシーラさんにブチギレていたところとか色んな意味で見所の多い討論だったのですが、特に印象に残ったことのひとつが、藤井聡さんが言っていた、「私がどれだけ説得しても公共投資の重要性を理解した学者はいなかったが、アベノミクスの第二の矢が発表された直後から公共事業の重要性を強調する学者が現れ始めた」という言葉です。また、「なんとおぞましいことかと思いましたが、結局こういうカタチでしか世の中変えられないのかなとも思いました」とも言っていました。これは、まさにかつては論文や一般誌への機構や数多くの議論や討論によって学者への説得試みたり、アベノミクスの第二の矢に関する理論的な支柱となった藤井聡さんだからこそ言う資格のあるセリフでしょう。

 そのような学者連中をおぞましいと嫌悪しつつも、しかし、同時に、そのような学者の考えを変えなければ、世の中をよくすることは出来ないという趣旨の発言もされていて何とも言えない気分になりました。

 結局、こういった御用学者のムカつくところは、ライターや評論家と違って学者として給料もらってるから、その分世論に迎合しなくても生活していけるハズなのに平気で世論に迎合するところです。学者とは、何らかの学問の研究や教授を専門職とする人、およびその職業人の総称である。(BY Wikipedia)であって、白と言ったほうが得しそうだから白と発言するとか、黒というと自分のビジネスに差し障りがあるから白と発言するとか、もうそれは定義上学者とは言えないと思うんですね。

 もちろん、その後に三橋さんが発言したように、「だからといって、正しい方に意見を切り替えた人間に対し、いつまでも「お前、以前は全然違う意見を言っていたじゃないか!!」と執拗に非難することもやるべきではないわけですが、やはりどうしても、保身とポジショントークのためにホイホイと意見を変えていく学者連中というものは、どうにも信用できんなぁ・・・というのが正直な感想です。


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2014年10月12日

Berryz工房 『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』

 Berryz工房の『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』 という曲の歌詞が面白かったんで紹介



猫だって 杓子だって
名刺を作れば即アイドル
世界でもまれに見る
特殊な職業 Jアイドル

それでもたいてい続かないの
いろんな意味で体力も必要(い)る
誘惑だって半端無いのもわかるでしょ
Do you know?

チヤホヤされてた若い頃
あの頃が少し懐かしいけど
今日も歌う 大好きな歌

アイドル10年やってらんないでしょ!?
石の上でさえ3年だよ
青春全部ささげた事は
誇りに思って生きて行くわ
アイドル10年やっちまったんだよ
バイト感覚じゃ続かないから
土日も全部ささげて来たよ
好きな事だって仕事となりゃ別腹だよ
それでも アイドル I love it!

モデルしたい 女優したい
あれこれしたくもなるけれど
雑念は禁物よ
勘違いしたらそこまでよ

今思えば動機だなんて
どれだとかこれだとかないわ
ママになった友達だっているのが
現実

ママのダメだしはキツいけど
言ってる意味は確かにわかるよ
それでもほら もうすぐ幕が開く

アイドル10年やってらんないでしょ!?
デビューしてからも「山」「谷」あり
辞めたくなって真夜中ずっと
涙した事もあるんだけど
アイドル10年やっちまったんだよ
簡単そうに見えちゃう職業
それでもやっぱ歌えば官軍
これでよかったと感極まって涙しちゃう
やっぱり アイドル I love it!

アイドル10年やってらんないでしょ!?
石の上でさえ3年だよ
青春全部ささげた事は
誇りに思って生きて行くわ
アイドル10年やっちまったんだよ
バイト感覚じゃ続かないから
土日も全部ささげて来たよ
好きな事だって仕事となりゃ別腹だよ
それでも アイドル I love it!


 スゲー久しぶりにBerryz工房のPV見たんですが、皆ダンスとかメッチャ上手くなっててビビりました!(゜∀゜)!!

 実は、以前結構ハマってた時期もあったんで活動休止は悲しいですけどね、特に熊井ちゃんなんて、身長推定180cm以上で、美人で可愛くてダンスも上手いとか相当逸材だと思うんですけどねぇ・・・。

 まあ、色々事情とかあると思うんで、とりあえず10年間(キッズ時代も合わせるともっとなのかな?)お疲れ様でした(o・・o)/~


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2014年10月10日

リフレ派脱洗脳は可能か?!

 前回の記事(『何故リフレ派はリフレ理論が正しいと考えるのか?〜確証バイアスとリフレ理論〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406828069.html)で、一応リフレシリーズ三部作の完結編としたのですが、最後の記事で次のようなコメントが書き込まれていました。

今回で完結編とのことですが"脱リフレ脳のためには何を必要か?"という点も取り扱って欲しいです。

それとも、無駄だから触るな。ということでしょうか。

私はリフレ派のエース、上念氏が仰っているように馬鹿にしてあげることが解決策ではないかと思います。
Posted by のべっち at 2014年10月10日 13:30


 うーん、残念ながら外部の人間が介入してリフレ脳を脱洗脳するというのは難しいというのが現実ですかね( ̄ー ̄;

 まず、第一にリフレ脳を外部からいくら分析出来ても、残念ながらリフレ脳を主体的に体験することは不可能であって、どこまで分析してみたところで実際にそれがどのようなものかは推測する以上のことは出来ません。まして、そのような状態で「どうやったらリフレ脳を脱洗脳出来るか?」と考え、答えを導き出すのは難しいでしょう。実際に、私などは原田泰VS藤井聡リフレ論争で完璧に論破されている様子を見て、「これでリフレ理論を信じるための基本的な論拠は完全に崩れ去った」と思ったのですが、それでも、重度のリフレ脳患者からすると、「あの論争は原田教授の勝利だった!!藤井はまたしても論破された!!」という結果に見えるらしく、Twitterで「論破!!論破!!」と大騒ぎする一部の狂信的リフレ信者の様子を見て、「これはもはや説得不可能だな・・・」と思いました。

 ちなみに、日本では脱洗脳という手法に関しては、苫米地英人が有名ですが、別に苫米地は脱洗脳の第一人者というわけではなく、特にアメリカでは80年代だか、90年代だかにカルト宗教が社会問題化した時期に、同時にカルト宗教からの脱洗脳と手法が確立されています(もしかしたらもっと以前から存在する手法であるかもしれません、その内容は『マインド・コントロールの恐怖』という本で詳しく書かれています)。

 ただし、その方法は相当に手荒で、かつ、確実に成功するというような魔法のような手法ではありません。ごく簡単に説明すると、脱洗脳しようとしているターゲットの信者が、カルト集団の仲間から離れて一人になった瞬間に拉致して、拘束監禁し、その後2日間くらい徹底的に、そのカルト集団の問題点や犯罪性等について説明して説得を試みるというような手法です。これは、主に、カルト集団に家族を奪われた人などが専門の集団に依頼して行うことが多かったのですが、この手荒な手法のために、脱洗脳に失敗した際にはそのターゲットから訴えられたり、それからカルト集団からも訴訟されるようなことも多かったそうです(ちなみに、これは1993年に発行された本に書かれている情報なので、もしかしたら今はもう少しスマートで洗礼された手法に代わっているかもしれません)。

 まあ、要は何を言いたいのかというと、人が一度堅く信じ込んだ信念や思想を無理やり変えさせようとするのは、それほど骨の折れる行為だということです。もちろん、「10人を説得して、そのうち1人か2人、あわよくば3人くらい説得したい」ということが目的であれば、もっと簡単な方法もあるでしょうが、ある特定個人が堅く信じ込んだ思想や信念を変えさせるのは相当に困難であるということだけは確かです(たとえば、政治的な信条を異にする親を説得することの困難さを考えれば理解できるのではないでしょうか?)。

 そうなると、特定個人の説得はひとまず諦めて、一人でも多くのリフレ脳患者を説得する作戦に出ることが賢明であると思いますが、こちらもなかなか困難ですね。

 まず、リフレ理論は、お金をたくさん刷ってばら撒けば、皆がお金を使うようになって、経済が良くなるという非常にシンプルな(しかし、少しでも信用の流通システムについて理解している人間ならば「そんな単純なワケねーだろ!!」と突っ込みを入れたくなる)ロジックをもとにしている上に、さらにいくつかの俗説、「改革すれば日本は良くなる!!」「規制緩和が重要だ!!」「公共事業はやっても意味がない!!」「経済は出来る限り市場に任せる方が良く、政府は基本的には経済に介入すべきではない!!」等々とミックスされているために、意外と世間に受け入れられやすい論理構造になっているんですね(なぜ、これほどスピーディーに政策の転換が行われたのを理解するうえでこの点は重要であるように思います)。

 このように、リフレ理論は、一般世間に受け入れられやすい構造を持っている上に、前回紹介したように、人間は一度受け入れた理論や信念を強化する傾向(確証バイアス)があるために、意外なほどにこれらの信念を突き崩すのは困難です。それでも、なんとか、一人でも多くの人間を説得するには、出来る限り実際の数値データに基づいた公正な議論を行い、それを世間に広く公表することが重要でしょうが、それもほとんど焼け石に水でしょう。それでも、焼けた石を冷ますためには、根気よく水をかけ続けるしか方法がないのは確かで、無駄だと思っても、とにかく続けるしかないでしょう。

 また、数値データを基にした公正な議論だけではやはり有効ではなく、他にもコメント者さんが述べているように馬鹿するというユーモアを用いる方法や、場合によっては徹底的に議論を挑んで論破し、「リフレ派は馬鹿だ!!」ということを印象付ける方法を場合によっては一定の効果を上げるかもしれません。

 以上の議論をまとめると、本当に凡庸な結論になってしまって申し訳ないのですが、リフレ脳を脱洗脳するための特効薬は存在しないため、有効であるかもしれない方法を片っ端から試してみる。ということになります。

 あとは、そうですねぇ・・・これは解決方法にはなりえないかもしれませんが、とにかく西部さんのように、ひたすら自分の考えていることを言葉にしていく愚痴屋になるとか、2ちゃんの倉山スレやニコ生のカツトシ放送なんかでリフレ派を馬鹿にしまくって笑い飛ばすとか、そんな方法もあるかもしれません(笑)



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2014年10月09日

何故リフレ派はリフレ理論が正しいと考えるのか?〜確証バイアスとリフレ理論〜

 今回の記事は、以前書いた二つの記事(『供給制約があるから公共事業は増やせない!!の嘘〜上念先生がまたしても論破されてしまった件〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406654613.html 『非実在供給制約〜上念信者って、なんでこんなに馬鹿なんでしょうか?〜』http://achichiachi.seesaa.net/article/406770844.html)の続編であり、完結編でもあります。

 まあ、今回までの流れをざっと説明すると、
『供給制約があるから公共事業は増やせない!!の嘘〜上念先生がまたしても論破されてしまった件〜』
http://achichiachi.seesaa.net/article/406654613.html

では、リフレ派経済評論家の上念司氏の主張する「供給制約があるから、これ以上公共事業をやっても経済に良い効果を及ぼせない」ということが如何に間違っているかを説明し、次の
『非実在供給制約〜上念信者って、なんでこんなに馬鹿なんでしょうか?〜』
http://achichiachi.seesaa.net/article/406770844.html

では、最初の記事に書き込まれていた上念信者のメチャクチャな反論コメントを紹介し、如何にリフレ派の考えがおかしいかについて説明しました。そして、今回は完結篇で、何故リフレ派はこれほど破綻しきっている理論を未だに信奉し続けることが出来るのか?という問題について確証バイアスという概念を用いて説明します。

 というわけで、まず初めに確証バイアスとは何か?ということについての説明を引用したいと思います。

認知バイアス【都合の良い事実しか見ない (確証バイアス)】 意味と例

(Wikipediaより引用)
確証バイアス(かくしょうバイアス)とは社会心理学における用語で、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。

例えばグループに一人だけAという女性がいた場合(他は全員男性)、Aが様々な行動を示していたにもかかわらず、自分(男性)が持つ女性への固定観念に合致する行動だけを特別に認識して、「やはり女性は○○である」という結論を導くといった行為を指す。

(『リスク認知のバイアス』より引用)
 人は、自分が本当だと思っていることを確かめるための情報は探しますが、反証となるような証拠を無視したり、探す努力を怠ったりします。このため、最初の判断を補強する情報だけで調整が行われ、自分の判断は「間違っていない」と思い込んでしまいます。
http://ronri2.web.fc2.com/shinri07.html


 要は、人間は自分の先入観に基づいてあらゆる物事を評価する傾向があるということですね。藤井聡さんの好む言い方を用いるなら、先入観=ドミナントストーリーと読み替えても問題ありません。

 先の引用文を用いて、リフレ派の人間の心理を説明するとこうなります。

 リフレ脳とはネット保守界におけるリフレ派の連中を揶揄するための用語で、リフレ派の連中がリフレ理論に基づいて社会を観察し、リフレ理論にとって都合のいい情報だけを集めて、それにより「リフレ理論は正しく藤井聡と中野剛志と三橋貴明は間違っている!!」という信念を補強するという脳の病気である。

 例えば内閣に一人だけHというリフレ派の権威がいた場合(他の参与は全員非リフレ派)、Hが様々な行動や政策案を示していたにもかかわらず、自分(男性)が持つHへの固定観念(Hはリフレ派だからHの経済問題に関する主張は全て正しい)に合致する行動だけを特別に認識して、「やはりH教授は正いし、リフレ理論も正しい!!それに比べて藤井参与はデータは捏造するし、論点のすり替えは行うし、そもそも考え方が根本的に間違っている」という結論を導くといった行為を指す。

 リフレ派は、リフレ理論が正しいことを確かめるための情報はデータをねつ造してでも探し出そうとしますが、反証となるような証拠を無視したり、探す努力を怠ったりします。このため、リフレ理論は正しいという判断を補強する情報だけで調整が行われ、リフレ理論は「間違っていない」と思い込んでしまいます。


 まあ、ちょっと長くなってしまったので簡潔に説明すると、要は人間は自分自身の基本的な信念(ドミナントストーリー)に合致する情報は、ほとんど無批判に正しいと思い込み、その信念に反するような情報は徹底的に無視するか、過小評価するかして、最初の信念をますます強化するという傾向があるわけですね。

 今回、問題にした供給制約などは典型的な例で、要は、朝日新聞やリフレ派のような「公共事業は悪だ!!」というドミナントストーリーを持っている人間は、そのドミナントストーリーに沿った下位ストーリーを信じたがる(というか実際に信じる)傾向があるわけです。

 「日本の公共事業は多すぎる!!」「日本は借金大国だから公共事業は増やせない!!」から始まり、「公共事業で経済状況を改善させようとする考え方は古い!!」「公共事業は利権の温床になっている!!」等々、様々な理由を持ち出しては論破され続け、その挙句に出してきたのが今回の供給制約なわけです。それで、今回、またしても供給制約の理屈が論破されたので、ここで先に予言しておきますけど、おそらく、公共事業反対派の連中は、もう一度「日本は借金大国だから公共事業は増やせない!!」「公共事業で経済状況を改善させようとする考え方は古い!!」「公共事業は利権の温床になっている!!」という過去に論破された理屈を持ち出してきて、公共事業反対を唱え続けますよ。以前「ゾンビ経済学」なんて本が日本でも翻訳されましたけど、本当に彼らは不死身です。A理論、B理論、C理論と論破されるごとに新しい理屈を考えては論点のすり替えを行い、全部論破されつくされると、また忘れたころに過去に論破されたA理論を持ち出してくるというのが彼らの特徴です。「もう、それ以前論破したじゃん・・・」とウンザリさせればもう勝負は完全に彼らのものです。「一見もっともらしい理屈を持ち出して来て、一方的に勝利宣言を行う」というのも彼らの常套手段の一つですが、「もうこいつらには付き合いきれない・・・」と思って無視した瞬間に試合終了です。「ほら見ろ!!あいつ等反論できないじゃないか!!やっぱり俺たちが正しかったんだ!!」と声高らかに(いや、もう本当にうざいほどに高らかに)勝利宣言を行うことでしょう。

 彼らを見ると、なんとなく、『サイレン』というゲームを思い出します。『サイレン』を一言で説明すると、日本版ゾンビゲームなのですが(ゲーム中の敵キャラはゾンビではなく屍人と呼びます)、ゲームの後半で、何故屍人が人間に襲い掛かってくるのかが判明します。屍人の目から見ると、世界はキラキラと優しい光に包まれた世界であり、屍人同士では、お互いが化け物ではなく、普通の生物に見えています、が、しかし、逆に普通の人間が怪物のように見えているのです、だから屍人が人間を襲うのは、人間に敵意を持っていたり、人間を死の世界に引きづり込もうと思っているのではなく、むしろ、自分たちの住む素晴らしい世界に引き入れてあげようとしているんですね。これって、なんとなく、リフレ派の人たちに似てませんか?(笑)リフレ派の連中から見ると国土強靭化派は日本や日本国民を陥れる悪魔の化身のように見えていて、何とかして多くの人たちを麗しきリフレ界に引き込もうと必死にネット等で情報拡散している。おお!!まるで、『サイレン』の屍人たちそっくりじゃないですか!!ほとんど記憶力がなく、数秒前のことも忘れてしまうトリ頭なところや、まともな思考力をほとんど持たないところも屍人に似ているような気がします。

 というわけで、今回の結論として、最初の確証バイアスによる説明ではいまいち、リフレ脳という現象を理解しきれないという方は、是非ゲーム『サイレン』をプレイするか、『サイレン』のプレイ実況動画を視聴することをお勧めします(*′ω`)ノ゙


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続・愛の反対は?

 以前から何度か書いているように、最近仏教思想に興味を持って色々と仏教系の動画を漁っているため(何故、本を読むのではなく動画なのか?というと、単純に仕事で運転をする時間が長いのでその間ラジオ代わりに動画を流して聴いているからです)、少し仏教っぽい内容の記事をいくつか書いていて、以前書いた記事(『愛の反対は?』http://achichiachi.seesaa.net/article/406655014.html)もその一つなのですが、予想以上に反響というか書き込みのコメント数が多かったので、コメントに答えるというカタチで続編としたいと思います。

 先の記事では、マザーテレサが言ったとされる名言の一つである「愛の反対は無関心」(無韓心じゃないですよ?念のため(´・_・`))という言葉が、ある一定の真理を含みつつも、やはりおかしいのではないか?ということについて解説しています。一応、要点をかいつまんで理由を説明すると、

1 愛とは関心の一形態であり、有の概念であり、無関心は関心が無いという無の概念であるがゆえに、そのような意味において、確かに、対照的な概念であると言える

2 しかし、愛の反対は無関心であるということは出来ても、無関心の反対は愛とはなりえないため、愛と無関心が対概念であるとは定義しにくい

3 その上、このように、愛の反対は無関心という定義を真だとしてしまうと、あらゆる有の性質を持つ関心の追概念が無関心であることになってしまい議論が混乱する。つまり、愛の反対は無関心であると認めてしまうと、憎しみの反対も無関心、嫌悪感の反対も無関心、欲望の反対も無関心となんでも有りになってしまい。そもそも「〜の反対は無関心」という言葉や定義付け自体がほとんど意味を成さない空語となってしまいかねないため、やはり「愛の反対は無関心」という定義は適切ではないと思われる


といったところです(簡潔に説明したつもりが余計わかりにくくなったかも( ̄▽ ̄;))。

 以上を踏まえた上で、興味深い反論がいくつかあったので紹介します。まず、やはり、この「愛の反対は無関心」という言葉を理解する際には、特定の状況や視点、あるいは前後の文脈との関連性の理解が必要不可欠であろうという反論です。

私は、反対の対概念としてパースベクティブ(以下、「視点」の意味で用いる。)を、抜きにして成立しているものは、(今思い浮かぶ範囲では)“有”と“無”だけだと思っています。

よって、今回の御エントリーと絡ませると、愛の対概念は、

>一部真理関を含みつつ、と、仰られている様に、関心にパースベクティブを向けることにより、無関心でも問題ないと思います。

これにより、関心に“だけ”パースベクティブを向けると、論理的な間違いとは言えず、論破とはならないと思います。

何故なら、パースベクティブを何かに限定しなければならないというルールは、神で無い人間には存在しないと思います。
Posted by 愛知者(長いので一部抜粋)

愛の反対は無関心。愛の抽象度を広げて行けば、成立するのではないでしょうか?また、皆さんの抽象度を広げて下さいね!と言うマザーテレサなりのメタファのような気がします。
Posted by at 2014年10月07日 13:25

恋愛事に限って言えば「好き」の反対はね「好きじゃなくなった」ですよ。ええ。
なんか知らないけどあの人嫌い、と思っていたが、よくよく付き合ってみるといいとこあるじゃん。好きになっちゃった。ということはありますが、好きだったのに好きでほなくなってしまった、という場合、もうその気持ち回復することは100%ありません(笑)

Posted by リンクス at 2014年10月09日 00:36

格言とか名言って前後の文脈を把握してないと無意味になりますよね

スラムダンクの「諦めたら試合終了だよ」という言葉もその物語を知らない人にとってはなんのこっちゃって話になりますし

胡散臭さっていうのは、社会や個人の実体と乖離してるところからくると思うのですが、できるだけその言葉の前後の文脈を知ろうとすることの方が重要なのであって、言葉が標語やスローガンのように一般に流布してしまっている「だけ」の状況になれば単なる胡散臭いものになるのもしかたがないような気がします。

ということでマザーテレサの言葉を単に切り捨てるのではなくて、その言葉を発した人の置かれた状況を知ることの方が大事なような気がします(マザーテレサに限らず、ありとあらゆる陳腐化した言葉に対しても)。

話の本題とは少々ずれてしまいましたが。
Posted by セイタカアワダチソウ at 2014年10月09日 01:34


 つまり、仮に普遍的に「愛の反対は無関心」であると定義するのは、(先に挙げた複数の理由により)不適切であったとしても、特定の状況下において、たとえば、「特定の対象に対する関心の有無を問題にする場合」「恋人同士の恋愛感情における場合」等々、特定の具体的な状況を想定するなら、やはり「愛の反対は無関心」という言葉は十分に真になりうるということです。みなさんも、あるときには「この人と結婚したい!!」とか思ってても、時間が経つと、「あれ、なんでこんな人のことあんなに好きだったんだろう?」と疑問に思ったりすることがあるんじゃないかと思います、これなど典型的に愛が無関心に変わるような場面ですね(笑)

 また、一部の心理学では、子供にとっては親に怒られることよりも無視されることのほうが辛いことなのだと考え、一部の非行少年(別に少女でも構いませんが)が親を困らせるのは、(たとえ怒りという負の感情であっても)親から関心を持たれたいがためにやっているのかもしれないと考えることがあるそうです。このように、恋愛や親子関係といった具体的な状況を想定するなら、やはり、「愛の反対は無関心」という言葉は相当な具体性と説得力を持って真であると言えるかもしれません。

 えー、それから少々屁理屈っぽくなりますが、以下の反論はどうかな?と思ってので、最後に以下の書き込みについて再反論を・・・

U 仏教では対概念を設けるとの事ですが、以下の仮定の場合に、その対概念を設けるという思想が納得できません。

@ 仮定

1 初めて「熱い」を覚えた子供
2 その子が対概念「冷たい」を覚える前に死んだ場合

A設問 その子の「熱い」は、対概念なしに成立していたのか?

B私の回答 成立していた。何故なら母親が「熱いの?」と聞いた場合、その子は、「はいorいいえ」の意志を表示した時は、対概念なしで十分に対話が成立していた。
よって、温度と触覚(痛覚)の視点による対概念である「冷たい」は、この場合不必要である。と、私は思う。

Posted by 愛知者(一部抜粋)


 要は、子供が熱いものに触れて、そのまま、対概念である「冷たい」を知らずに死んだ場合、熱いは対概念を持つことなく成立したことになるのではないか?ということですが、これは、少々疑問です。この場合、たとえば子供が熱いモノを触って火傷して泣いているというな状況が発生した場合でも、このように認識するのはあくまでその状況を客観的に眺めている大人からの視点であり、おそらくそのような体験があったとしても、子供の主観からするならば、何かに触って痛かったとか酷い苦痛を味わったとかそのようにしか認識されず、やはりそれが「熱いものを触って火傷して痛かったのだ」と認識するためには、「冷たい」という経験と「冷たい」という概念の認識があって初めて成立することなのではないかと思います。


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2014年10月08日

非実在供給制約〜上念信者って、なんでこんなに馬鹿なんでしょうか?〜

 以前書いた記事(『供給制約があるから公共事業は増やせない!!の嘘〜上念先生がまたしても論破されてしまった件〜』 http://achichiachi.seesaa.net/article/406654613.html)で、相変わらず上念信者と思しき方がコメントをしていたので晒し・・・ではなく紹介します。ついでに、同記事のコメント欄に書き込まれているコメントでおおよそ全て過不足なく論破されているのでついでに再反論コメントも紹介します。

重要なのは供給制約の原因ではなく「供給制約が起きている」現実そのものですよね。
しかも上念氏はクラウディングアウトで資材高騰など発言していませんしw
論点ズレてますよ。相変わらずの曲解・論理すり替え
復興+オリンピック+景気回復+業者減+円安・原油高の複合要因で官・民ともパンク状態です。
それでもまだ「10年で200兆円」とかアホな絵を描いていることが批判されているんですよ。
しかも財務省は「バラまくから増税」内閣府は「人手が足らないから移民」と利用される始末。
藤井のデータ曲解、図表捏造、陰湿な学者批判は政府にチクりが入っています。
ご愁傷さまでした。
Posted by Lev at 2014年10月07日 08:39

供給制約自体が問題ってw
上の人は働いた事無いの?w
Posted by ホワホ at 2014年10月07日 10:47

>「供給制約が起きている」現実
何をもって「現実」としているの?
施行(世耕じゃないよ)率は昨年よりも一昨年よりも高いんだが
Posted by at 2014年10月07日 12:11

Lev氏
だからあなたたちJKリフレ集団や朝日新聞を代表する反公共事業メディアに見えてる「現実(笑)」がそもそも存在しないという話をしてるんですけど、日本語はお苦手ですか?
アホ丸出しの嘘と抽象論と誹謗中傷並べる前に、もう少し人の話をよく聞いて、事実に基づいた発言をするようお願いしますね

【藤井聡】「公共事業による民需阻害」という「事実誤認」
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/10/07/fujii-111/
Posted by 守里 at 2014年10月07日 13:49



 数値データで、供給制約が発生していないということを示しているのに、一切の根拠を示さずに「重要なのは供給制約の原因ではなく「供給制約が起きている」現実そのもの」と書いているわけなんですが、上念や倉山は一切に数値データを参考にせずとも、超感覚的な何かによって供給制約の発生を感知することが可能なんですかね?

「供給制約が発生している」という主張対して、「現時点において、供給制約は確認されない」ということを数値データを示すことのどこが「曲解・論理すり替え」なんでしょうか?

 次回以降で、解説できれば、こういうバカなコメントを平気で書き込んでしまう人間の精神構造について解説しようかと思ってるのですが、ただ、やはり小難しい認識論やらなにやらを持ち出す以前に、世の中にはちょっと絶望的なくらいに頭が悪いというか論理的思考が出来ない人間が予想以上に多くて、「AがBだと、CはDだ。○○という事実からAはBである。よってCはDである」みたいなことを一つ一つ丁寧に説明しても、全く理解できない、もしくは最初から考えることを放棄してるような連中が腐るほど多いんですね。で、まあ、たまたま、ネットの出現によって、こういう本来公共の問題について何かを発言すべきでないような人間がワーワー好き勝手発言できるような状況が生まれてしまったと、そういうことなんじゃないかと思います。それでいて、無責任な評論家やら何やらが偉そうに、情報のフラット化とか集合知とかいった概念を持ち出してきて何かそれが素晴らしいことであるかのように喧伝するものの、実際には、どれだけ、そいつらが一見元気よく活発にワーワー騒いだところで、思考の方は停止しているから絶対に生産的な議論にはならないと。

 ほとんど、こいつらはゾンビが「うー」とか「あー」とか言っているのと同じで一見何か言葉を発しているから「何か考えがあるのかな?」と思うけど、実際には脳みその活動はほとんど停止していて思考活動は確認できない。まともな人間なら、
思考⇒アウトプット⇒批判を受ける⇒インプット⇒思考の修正⇒アウトプットの修正、もしくは改良
というような循環的プロセスを経るものだけれど、ゾンビにはそれがない。何か外から受けた刺激、それがある特定の種類の知識やプロパガンダや、あるいは世間に広く流布する迷信や俗論(今までやってきた公共事業は全て無駄だったし、今後公共事業を増やしても日本経済や日本国民の生活にとって何一つ良い事はない 等)を受け取って、オウム返しにように繰り返し唱える。

 最近、またニコ生なんかで色々と議論をすることがあるのだけれど、たまに議論をした後に物凄い徒労感を感じることがあるのですが、結局、何に対して最もこの徒労感を感じるのかというと、思考を循環させるプロセスを経ることのないこういったゾンビ野郎と不毛な議論を行うことこそが最も疲れる行為なのではないかなと思ったりします。


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2014年10月06日

愛の反対は?

「愛の反対は無関心」とは、マザーテレサの言葉として有名ですが、これってよく考えるとおかしくね?ということで、少し反論してみようかと、かなり屁理屈っぽい内容になるので、詭弁や屁理屈が嫌いな人はスルー推奨です( ̄Д ̄;;

 まず、最初に以前の書いた記事(『WJFの多元論批判及び、二元論批判批判』http://achichiachi.seesaa.net/article/406407312.html)のおさらいになるのですが、仏教の考えでは、人間の抱くあらゆる思想や観念や概念は対になる概念を持ちます。つまり、「高い」が、あるから「低い」があり、「重い」があるから「軽い」があり、「善」があるから「悪」があるわけですね。このように、考えると、やはり「愛」の反対は、「憎しみ」とか「嫌悪」とかになるわけです。

 しかし、マザーテレサは、「愛」の対概念は「無関心」(※注 現在好評発売中の『無韓心』とは関係なありません)だと言っているのですけど、やっぱりそれって違うと思うんですね。まず、一つ、非常に簡単な証明方法として、「無関心」の反対は、やっぱり素朴に考えれば「興味」とか「関心」になるわけであって、「愛」にはなりえないということを取っても、やはり「これってやっぱり違うんじゃね?」と推測できるわけです。つまり、「愛」と「無関心」とはそもそも全然性質の違うものであって、いうなれば、「高い」の反対は「寒い」だ!!とか「美味い」の反対は「低い」だ!!とか言ってしまうくらいに見当外れなんですね。

 それでも、なんとなくこの「愛の反対は無関心」という言葉が一般に広く受け入れられ、しかも、ある程度直観に合致するのには理由があって、「愛」とは「関心」に包括される概念だからです。つまり、「無関心」の対概念である、「関心」に包括される概念であるがゆえに、「愛は無関心の対概念だ!!」と言われると「なるほど!!」と思ってしまうんですね。でも、それってよく考えると、「辛いの反対は無味だ!!」とか「臭いの反対は無臭だ!!」っていうのと同じくらい無意味な考え方であって、やっぱり普通に考えれば、「辛いの反対は、甘いだろ!!」とか「臭いの反対は良い匂いだろ!!」とかなるわけです。

 それから、やはり、この考え方を採用するとおかしくなるのは、「愛の反対は無関心」が真だとすると、「憎しみの反対は無関心」なんてことも真だということになって、そうなると、「愛も憎しみも無関心の反対なのだから、愛と憎しみは同じものだ!!」なんて無茶苦茶な結論にもなってしまうわけです(まあ、J−POとかの歌詞でよくありそうなフレーズですがw)。でも、それって結局、「無の反対は有だ!!」というなんてことない結論なワケで、一見奥が深そうに見えて、物凄く浅〜い観念なんですね。なんとなく、マザーテレサって胡散臭いなと思ってる人はもしかしたら、潜在的にこの心理トリック的なものの胡散臭さを見抜いているのかもしれない(笑)

 まあ、そんなわけで、今後もしたとえば恋人が少し物憂げに「愛の反対は無関心なんだよ・・・」なんて、言ってくることがあれば、一言「いや、それは違うな!!」と言った後に、このロジックを用いて完全論破してみてください。わずかに残っていた愛も見事に吹き飛び、そこには荒涼とした無関心もしくは嫌悪感が立ち現れるはずです。

 結論・・・「愛の反対は無関心」という言葉は(一部真理を含みつつも)論理的には間違っているが、それを論破したところで何も得しない


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posted by 古谷経衡と倉山満による不当な言論弾圧を許さない市民の会 at 22:23 | 神奈川 ☁ | Comment(11) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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