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2014年04月29日

経済評論家上念司氏の詭弁を3秒で論破する〜反詭弁術入門〜

 最近、よく見ている2ちゃんねるの倉山満スレ(通称 カリスレ)で、次のような書き込みが気になったので紹介してみたい。

15 :右や左の名無し様:2014/04/29(火) 14:59:08.08 ID:???
884 名前:すいだ ◆ZmJniWUbxg [sage] 投稿日:2014/04/19(土) 11:37:19.46 ID:???
ユニオン関連の質問は痛いらしいね
前に東京ユニオンを持ち上げていた事があったっけなぁ

上念親衛隊 @katso0901 2 時間
@smith796000 @sugadairo 上念先生質問です。かしわもちさんは、ユニオンの伊藤氏なのでしょうな?これが本当なら上念先生の信頼が瓦解します。正直な所を述べて下さい。48時間ぐらいでお願いします。

上念 司@smith796000
@katso0901 この質問は「●●は××でないことを証明する」という「悪魔の証明」でしょうか?悪魔の証明を求めるような人とは信頼関係を築くのは土台無理な話なので確認させてください。


これを見た瞬間に、「あー、またペラ先生が詭弁を弄しているのか・・・」と思いました。詭弁と正論ってのを如何に区別するかというのは結構難しい問題なんですけど、詭弁の特徴として、生産的な議論を行おうとする意志の欠如、あるいは真実を追求するための議論ではなく、本当は筋が通っていないのに、レトリックを用いてそれがあたかも正論であるかのようにみせかけるという特徴があります。

 ちなみに、今回取り上げたこのペラ先生の悪魔の証明云々は先の二つの特徴を両方兼ね備えているという意味において、まさに詭弁であると言えるでしょう。

 あと、補足でペラ氏の多用する詭弁テクニックを紹介すると

・極論
・議論のすり替え
・一見関係ありそうに見えて関係ない話をする
・ごく一部の特殊な例を挙げてまるでそれが不変的であるかのように語る

等が挙げられます。ただ、キベンジアンの異名を持つペラ氏の詭弁テクニックをいちいち一つ一つ解説していったらキリがないので、とりあえず今回は先に取り上げた悪魔の証明の詭弁について解説します。




ちなみに、先に言っておくと、私はこのかしわもちという人物もユニオンも伊藤氏もなんのことかは知りません。ただし、このペラ氏の返答が詭弁であることは簡単に説明できます。

そもそも悪魔の証明とは何かというと、

悪魔の証明(ラテン語:probatio diabolica)とは、「ある事実・現象が全くないことを証明させてはならない」という論争上の原則の一つ。
(ニコニコ大百科より http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E

です。よく例に挙げられるのが白いカラスと黒いカラスの問題なのですが、「黒いカラスは存在する」ということを証明するためには、黒いカラスを一匹連れてきて、見せればそれで証明が済むのですが、逆に「白いカラスは存在しない」というようなことを証明しようとする場合。世界中のカラスを集めてきて全部が白ではないことを証明しなくてはならないため、「○○は存在しない(この場合は白いカラス)」ということを証明させてはならないということです。

 それで、まあ先のペラ氏の返答に戻ると、まずもって一般論で言って、先の質問の質問者は、別に「かしわもちさんはユニオンの伊藤氏ではないということを証明しろ!!」なんて、一言も言っていないわけですね。にも関わらず、「このかしわもちはユニオンの伊藤ではないことを証明しろだって?!これは悪魔の証明だ!!」などと言っている時点で意味不明。もし、そうでないなら、一言「いえ、違いますよ」と言えばそれで済む話でしょう。

 それから、もう少し突っ込んで説明すると、「ある人物(仮名)が○○さんではない」と証明するのは、実に簡単で、別に悪魔の証明でもなんでもありません。別に、これも難しく考える必要はなくて、ただ単にそのある人物が○○さんではなく、別の××さんだと証明すればいいだけです。たとえば、三橋貴明さんのメルマガを執筆している東田剛という人物が、「実は東谷暁さんではないということを証明しろ!!」と言われたら、たとえば、東田剛の中の人が中野剛志さんであることを示せれば、別に悪魔の証明云々いう必要もなく、なんの問題もなく、東田剛が東谷さんではないということが証明できるわけです(まあ、複数人が執筆してる場合等、もちろん例外もありますが)。

 まあ、それでも、本人がどうしても匿名でいたい等の場合もあるので、「ある人物は○○さんだ。よって、××さんではない」と説明することが出来ない場合もあるでしょう。しかし、その場合でも、「ある人物は、△△さんの紹介で知り合った人物です」とか「○○という機会に知り合った方です」等、ふわっとした説明はいくらでも可能でしょう。

 まあ、結論からいうと、にも関わらず、いきなり、「それは悪魔の証明だー」などと言い出してしまうペラはやはりどこか胡散臭い人物だなぁと、私などは先のツイートひとつ見ても思ってしまうわけです。


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陰謀論の起源〜上念司 倉山満のJKリフレコンビの木下陰謀論を論破する〜

 以前からの、このブログの読者の方は、「もう倉山とかどうでもいいから、こんなキチガイの話はやめてくれえええええ」という方も多いかもしれませんが、なんとなく面白いんで悪ふざけも兼ねて今回も上念倉山のJKリフレコンビについて解説します。

 えー、この上念司と倉山満の両氏は、今回の消費税率8%への引き上げに関して、財務事務次官の木下康司氏が暗躍したという木下陰謀論を唱えており、これまたあまりにも下らない妄言としか思えないのですが、一応、今回はこの木下陰謀論に関して批判してみたいと思います。

 えー、しかし、「そもそも陰謀論って何?なんで、そんなアホな説を信じる人がいるの?」と思う人もいると思うので、そもそも科学や情報技術が発達した現代においても、未だに陰謀論なんてものが流行し続けるのか?という問題について考えてみたいと思います。

 それで、まあ、「ユダヤがー」だの「○○教団がー」だのといった「××財務事務次官がー」だのといった、そんなバカバカしい陰謀論がなぜ未だに一定の支持を得たりするのかという問題を考える上で、以前流行した『NHKへようこそ!』という小説(いわゆるラノベというやつです)の冒頭に書かれた文章が参考になると思うので、引用させていただきます。

 この世には、「陰謀」が存在する。
 しかし、他人の口からまことしやかに語られる陰謀は、九十九パーセント以上の確率で、ただの妄想、もしくは意図的な大嘘に過ぎない。
 本屋に行けばよく目にする「日本経済をダメにしたユダヤの大陰謀!」「宇宙人との密約を隠すCIAの超陰謀!」などという本も、すべてはつまらない単なる妄想である。
 だが―
 それでも我々人類は「陰謀」が大好きだ。
 陰謀。
 その甘くせつない響きに、我々はどうしようもなく魅了されてしまうのである。
 たとえば「ユダヤ陰謀論」が作り出される過程を例にとって考えてみよう。
 ユダヤ陰謀論を書こうとしている人間は「どうして俺は貧乏なんだ?」「どうして生活が楽にならないんだ?」「どうして俺には彼女ができないんだ?」等々の、ひどいコンプレックスとルサンチマンを抱えている。彼の精神と肉体は、絶えず外部と内部からの圧迫に晒されている。
 そして鬱積する怨念、尽きることのない社会への憎悪。怒り。
 しかしそれらの怒りは、そのほとんどが自分自身のふがいなさに由来している。
 貧乏なのは、自分に金を稼ぐ能力がないためだし、彼女がいないのは、自分に魅力が無いからだ。だが、その事実を認めて自らの無能さを自覚する作業には、かなりの勇気を必要とする。人間ならば誰しも、自分の汚点を見つめたくはない。
 そこで陰謀論者は自らのふがいなさを外部に投影する。
 自らの外に、架空の「敵」を作り出してしまう。
 敵。
 僕らの敵。社会の敵。
 敵がどこかで悪い陰謀を繰り広げているおかげで、僕は幸福になれない。
 陰謀のおかげで、俺に彼女ができない。
 そう!悪いのは全部ユダヤ人だったのだ!
 ユダヤ人がどこかで悪だくみしてるから、俺は幸せになれないのだ!
 くそっ、ユダヤ人め!許さないぞ!
 ・・・まったく、ユダヤ人もいい迷惑である。
 すべての陰謀論者は、もっと現実を見つめるべきなのだ。
「敵」は外部に存在しない。「悪」は外部に存在しない。あなたがダメ人間なのは、すべてあなたにその責任がある。決してユダヤ人の陰謀ではないし、CIAの陰謀でもないし、当然のことながら、宇宙人の陰謀でもない。
 まずはそのことを、しっかりと肝に銘じて生きていくべきだろう。


 別に、誰しもが、自分の惨めさ、あるいは理想と現実のギャップを自分の外部に求めるというわけではないんですけどね、ただやはり、人間どこかで、「自分のこの惨めさの原因は自分の外部に存在するのではないか?」あるいは、「存在して欲しい!!」と願ってしまう弱さを心に抱えていて、そういう心の隙を陰謀論などは上手〜く満たしてくれるわけです。また、評論家の藤井厳喜さんは『這い上がれない未来』という本の中で、このような陰謀論あるいは自己啓発本や成功本に引っかかってしまう人間の心理を次のように解説しています。

 「陰謀論」の本は、前記した「競馬必勝本」「パチンコ必勝本」と同じである。あなたは負けが込んだとき、こういう本を読み、慰めにしているのである。
この手の本で、あなたはいままで知らなかった「必勝法」を知る。
「まさか、そんな方法があったのか」と思って驚く。そして次に「そうか、これを知らなかったからオレは負けたのか」と、負けたのが自分のせいではないことを知って安心する。
人間は、誰しも自分の失敗や不幸を自分のせいにはしたくない。だから、勝つ方法を知らなかった、成功する方法を知らなかったと思わせてくれる本は、下流には大切な愛読書になる。(中略)
このように見てくれば、「下流マインド」の共通性がよくわかるだろう。それは、物事をけっして自分のアタマで考えない。代償行為で満足する。いつも、何らかの言い訳を探しているということだ。


 なんというか、この二つの文章と倉山満の経歴を合わせて考えると、なぜ、彼がオカシな陰謀論をやたらと振りかざすのかが理解できるような気がします・・・。

 2ちゃんねるの倉山スレからの情報によると、倉山満はつぎのような経歴の持ち主だそうです。

◆過去ログからの倉山満プロフィール

香川県の資産家の家(元香川大学医学部教授で病院経営者)に生まれる。
中央大学に推薦入学して弁論部に入り、上念司の子分となる。また自民党青年部に出入りし、
清和会に接近する。
中央大学大学院史学科で鳥海靖に師事するも、鳥海在任中に博士論文が書き上がらず、
後任の佐藤元英によって破門される。その後、同棲していた女に逃げられて自暴自棄になり、
院生仲間とも喧嘩して学界を完全追放された。
同棲相手に逃げられたことで、極右売名路線に走り、現在に至る。

2012/11 希望日本研究所所長就任 チャンネル桜 キャスター就任
2013/01 AJER長期休養
2013/03 希望日本研究所所長解任
2013/04 チャンネルグランドストラテジー配信開始
2013/10 チャンネル桜キャスター降板 チャンネルくらら配信開始


 2012年に希望日本研究所所長就任 チャンネル桜 キャスター就任とありますが、大学院を追放されたという記述から察するに、憲政史家などというなにか物々しい肩書きを掲げているものの、つまるところ大学院を追放されて以降、フリーターだか、プータローだかを体験していたわけでしょう?

 プライドばかりが異常に高いにも関わらず、現実社会では誰からも認められない。自分自身の抱く理想像と、現実のギャップに苦しみながら世の中に対する怨み屋ルサンチマンを蓄積していき、いつしか、自分の不遇の原因を自分自身の中ではなく、外部や社会に求めた結果、「どこかに、自分をこんなクソみたいな人生にした、あるいは世の中をこれほど歪なものにした真犯人がいるはずだ」などという妄想に囚われ陰謀論に走ることとなった。あまりにも単純で分かりやすすぎる解説かもしれませんが、おそらく当たらずとも遠からずといったところではないでしょうか?

倉山は、『増税と政局・暗闘50年史』という本の中で次のように述べています。

 財務省とか大臣の麻生とか親中派とか、そんなところを目がけていってもしかたがない。彼らは木下の指令にもとづいて動いている駒に過ぎない。
 最も強力に増税の意思を持つ司令塔に攻撃をかけなければ意味はない。マスメディアが財務省に従う状況下で、ネットで黒幕の名前と顔を引きずり出して安倍を翻意させるしかない。
 唯一の急所を目がけて斬りかかって行っていたのが私と倉山塾の増税阻止の戦いでした。それを「チャンネル桜」の水島社長を使って止めにきた。何ひとつ危険の芽を見逃さずに木下は手を打ってきた。


 彼の脳内世界では、倉山満本人と倉山塾塾生の増税阻止運動を恐れた木下財務次官が彼らに対してチャンネル桜の水島社長を使って止めに来たそうです。そうして、国土強靭化グループが増税容認に舵を切り、唯一倉山満と倉山塾の塾生のみが水島社長の悪質な妨害にも負けず、最後まで増税反対運動を展開したというのが、倉山満の主張です。

 それでは、実際に、国土強靭化グループと倉山塾は何をやったのでしょうか?国土強靭化グループの藤井聡さんは内閣参与に入り、国土強靭化の視点から終始一貫して増税反対を唱えてきましたし、三橋貴明さんはブログや雑誌、ラジオや地上波TV番組等ありとあらゆるメディアを通じて、消費税増税のデメリットを説き続けてきました。

 それでは一方、倉山満本人と倉山塾熟成は何をしていたのかというと、「ジーク木下」あるいは「悪代官木下」などという意味不明のコラを大量に作成しネット上にばら撒いていました。

1.png

2.png

 さて、これらを踏まえて、この両者のうち、どちらがより効果的に消費増税の反対キャンペーンを展開していたと思いますか?

 もしかしたら、未だに、
「いや、三橋や藤井は裏切ったのだ。麻生の手下で麻生が増税容認するや、あっという間に手のひらを返す嘘つき野郎どもなのだ!!」
などという方もいるかもしれないので、一つ、補足しておきます。

 三橋さんや、藤井聡さんは、消費税増税の決定が発表される前の段階で、消費税増税先送りは実際上ほとんど不可能だと知りました。その上で、彼らは、次の4つの選択肢のうちどれかを選択しなければいけない状況になりました。

@増税なしで国土強靭化あり
A増税ありで国土強靭化あり
B増税なしで国土強靭化もなし
C増税ありで国土強靭化なし

@が最善ですが実質上ほとんど不可能。
Aは渋々ながら次善で実現可能性は比較的高い。
Bは国土強靭化なしなので、恐らく@とAに比べれば犠牲者は確実に多くなる
Cはまさに、デフレ地獄とインフラ老朽化と災害対策の放棄によって、日本国家存続の危機となりうる。
といったところでしょう。しかし、増税はほとんど決定していたので、@とBは選択不能であり、実質的に増税はするが国土強靭化による財政出動も行うパターンのAか、増税と緊縮財政を同時に行う最悪のCのどちらを選ぶかという状況になっていました。しかし、竹中平蔵や、浜田参与は国土強靭化に反対しており、下手をすれば、最悪のCのパターンを政府が選択しかねない状況になっていました。そこで、藤井聡さんや三橋貴明さんは、本当は、増税をしないほうがいいと最後まで述べながら、同時に、「もし仮に増税をするなら、その増税の景気悪化の影響を相殺するためのかなり大胆な財政支出が不可欠である」と主張し、なんとしてでも最悪のCのパターンつまり消費税を増税し、国土強靭化を行わないというパターンだけは回避しようとしました。

 このような意見の変化をもって、倉山は、「奴らは、国土強靭化の予算が欲しいために、木下のもとに屈服した臆病者だ!!奴らは戦いを放棄したのだ!!」と大騒ぎしたわけです。そもそも、仮に国土強靭化の予算を獲得したとしても、そのお金が藤井聡さんや三橋貴明さんの懐に入るわけでもないのですが・・・。

 消費税増税が、ほぼ不可避だと知った時点で、最後まで消費税増税に反対意見を表明しつつも、せめて最悪のシナリオだけは回避するよう消費税増税の悪影響を最低限に抑える方策を提案する三橋さんや、藤井聡さんと、全く現実を認めず、「いや、我々が木下コラを徹底的に拡散することで消費税増税は回避しうるのだ!!国土強靭化グループは我々の邪魔をする裏切り者だ!!木下財務次官の手先だ!!」などと妄言を垂れ流して、裁判沙汰にまで発展させてしまう倉山満と、果たして、どちらが保守の目指すところの、成熟した大人の知恵というやつに近いかは、一目瞭然であるように思えるのですが如何でしょうか?


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2014年04月28日

進撃のカリスマ!!憲政史家倉山満の果てしなき暴走!!

 えー、無敗無傷天下無敵の倉山兵団団長倉山満がまたしてもやってくれました・・・以下、倉山満の砦より

2014年4月27日(日曜日)
たまにはTPPの話

 もしかしたら、過去の著書の内容に誤りがあったかもしれない。訂正と謝罪をしなければならない。賠償はしないけど。笑

 世の中には、「TPPに交渉参加を表明したら国体が壊れる!」などと煽りまくった連中がいた。

 こいつら⇓
亡国最終兵器-TPP問題の真実(チャンネル桜叢書vol.1)

 政治家はともかく、駆け出しの芸能人が共著者の一人に名を連ねているのはご愛嬌?
 ほんと、過去の自分の言動をなかったことにできるって、うらやましい商売だ。
 事実に関係なく、「売国奴」だの、「あいつは毒を盛った」とか煽っていれば商売になるんだもの。爆
 よく名誉棄損で訴えられないものだ。失笑

 さて、どいつが「国体が〜」と言っていたかはともかく、交渉参加を表明したら、TPPから抜けられない。アメリカに逆らえなかったのでは?

 TPP共同声明、日米でズレ 早期妥結は見通せず
 http://www.asahi.com/articles/ASG4T5SMVG4TULFA02D.html

 あれ?
 日本がアメリカに一方的に譲歩するんじゃなかったの?
 甘利TPP大臣、頑張っているということ?

 この時点で、「TPPに交渉参加を表明したら、日本は終わりだ」などと煽っていた評論家は、過去の自分の言動を総括しない限り、何も言う資格はない。無かったことにして、他の言動をするのなど、言論人の風上にもおけない。とはいうものの、そういう言論人としての最低限の掟を守らず、論点ずらしが生命線の自称評論家には言うだけ詮無きことか。

 その一方で、こいつのアホさ加減は救いようがない。

 麻生財務相、TPP「オバマにまとめる力ない」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL250P6_V20C14A4000000/

 副総理がそういう軽口を言っちゃダメだろ。
 
 わたくし、

 拙著『反日プロパガンダの近現代史』(アスペクト、平成26年)63〜67頁にて、麻生太郎をこれでもかとコキ下ろした挙句、67頁で

「麻生よりバカな甘利明」

などと、過剰な揶揄をしてしまいました。

当時、この事実を知りえたかどうかは別として、現時点では事実関係の誤りは明白なので謝罪と訂正をします。笑
 甘利明さん、申し訳ありません。
 昨年の増税騒動での貴方の言動は、増税派もあきれるようなアホさ加減でしたが、
 少なくとも「麻生よりバカ」との表現は行き過ぎでした。

 
麻生太郎は最上級のバカです!

ここに謝罪をします。
以後、二度と訂正をしなくて済むよう、政治活動をしていただけることを願います。
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1224#comments


 えー、いよいよ追い込まれて完全に頭がいかれちゃったんですかね?
>よく名誉棄損で訴えられないものだ。失笑
などと書いてますが、事実無根の誹謗中傷で現在裁判沙汰になってるのはあなたなんですけどね。ほとんど自暴自棄になった人間の自虐的なギャグであるとしか思えません。

 しかし、以前作った動画で、今回の三橋さんとの訴訟騒動をきっかけに「倉山グループはさらに先鋭化してイカレた方向に突き進んでいくのではないか?」と解説したのですが、まさに言った通りの展開になってしまって笑ってしまいました。

 以下は、このエントリーに書き込まれた塾生のコメント

倉山満著「増税と政局・暗闘50年史」イースト新書907円+税
上記の御本をワクワクしながら読んでいます。いつもと同じように倉山先生の
謙虚、正直、誠実なお人柄がよく出ています。そうであるが故に
傲慢、嘘つき、不誠実な三橋貴明には真に堪えたのでしょう。ザマを見よ!
それにしても、俺たちのアホウの暴走は止まりません。
やはり、本当のバカにブレーキはありませんね。

Comment by 松本哲夫 − 2014年4月27日(日曜日) @ 21時25分33秒

○○さんや△△さんが必死にTPPの危険性を訴えて来たおかげで、
マシなものになったんだよっ!

などという連中、ネットでいっぱい湧いていますねw
まるで、
この世の終わりを予言していた新興宗教の信者が
「教祖様の祈りのおかげで、カタストロフを免れたのだ!」
と言い訳をする姿のように。

Comment by テリー − 2014年4月27日(日曜日) @ 21時46分06秒

倉山先生こんばんは。
どうやら正義の鉄槌を下したようですね。
誠実で正義のために戦う倉山先生はまるでサクラ大戦の大神隊長のようです(笑)

Comment by すまんな − 2014年4月27日(日曜日) @ 21時56分30秒

麻生さんには黙って頂くのが最良かと。ナチス発言なども、最悪でした。
ジョークで日本の政治をして頂きたくありません。黒幕にとっては動かしやすい人?

TPP交渉では、粘って下さってありがとう、です。
ハリスが黒船で来たときも、相手が頭に来るくらい、粘りに粘ったとか。
たとえ外交下手でも、言いなりにならず、決して負けていなかった。
大砲を撃たれて(武力に譲歩して)涙をのんで、不平等条約に応じたのですよね。

下世話な話ですが、消費税の影響が早速に出ています。
月詣りしているお寺の茶店のおまんじゅうが、200円から一気に250円になりました。
参道の商店の価格も、贅沢品は2倍になっていまして、度肝を抜かれました。
デフレからの脱却どころか、早くもインフレ並みの値上げでした!
お土産屋さんのおばさんとの世間話では「消費税が8%になっては、やってゆけない。問屋さんも厳しくなって、包装紙も節約、試食用のお菓子も提供してくれない。」
「消費税を決めた上の人は平気でも、わたしら庶民にはほんまに深刻です」と。

財務省が、木下が、と言ってみてもピンと来ない市井の人たちには、どう言えば良いのか。
敵を間違えられて、うっかり共産党になど票を入れられては、困るのですが。
そういえば、今日の「たかじん・・・」では、共産党議員が「消費税反対法案」とか、
今頃になって演説をぶっていた。職業左翼って、こういうことなのね。

倉山先生、かつてはノンポリで何も知らなかったおばあにも、少しづつですが、分かって参りました。「帝国憲法の真実」も、来週中には購入予定です。
日本の未来のためにも、若い方達のためにも、どうか御身お大切になさって下さい。

Comment by ばあちゃん − 2014年4月27日(日曜日) @ 22時25分26秒

倉山先生 最高でございます♪

4月21日の「回答」〜大爆笑して快眠できました。
今夜はさらに良い夢見られそうです。

Comment by 福家千明 − 2014年4月27日(日曜日) @ 22時42分31秒


思想がカリスマ色に染まることを、倉山スレでは熟成されると言っているのですが、まさに高度に熟成されたコメントがずらりと並んでいます。まさに熟成発酵中といった感じです・・・。

 今回のカリスマブログのエントリーに関しては、いちいち真面目に内容を批判するのも面倒なので、以下このブログのエントリーを受けての山賊(倉山スレ住人)のコメントを紹介していきたいと思います・・・。


310 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:21:56.33 ID:???
もうなんか心を病んだ気の毒な人を見る目線でカリスマを見てるんだがw

317 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:23:52.16 ID:???
なにが彼をあそこまで追い詰めたのか?

321 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:25:13.80 ID:???
倉山塾はプロレスで言えばFMW。
レスラーくずれが派手な演出で客を集める。

324 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:26:50.29 ID:???
カリブロ最近更新されるたびに思ってたけど
あれ山賊視点じゃなくても全うな社会人の文章に見えんぞ

325 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:27:45.31 ID:???
そもそも「汚らわしい。どうぞご勝手に」
と切り捨てたくせにいつまで汚らわしい連中に干渉し続けるつもりなんだ?

このどうしようもない言葉の軽さがたまらないね


この「汚らわしい、どうぞご勝手に。」というセリフは、10・1事件の後のチャンネル桜との訣別宣言の歳、倉山がブログで吐き捨てた一言。
特有の言葉選びに加え、メールで絶縁状を叩きつけるという非常識ぶりが重なり、瞬く間にブームと化し見事2013年倉山スレの流行語大賞に選ばれました。ネタレスから荒らしにまで、何に対しても使うことができる汎用性も魅力の一つです。

172 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 21:47:30.31 ID:???
倉山!
まずおまえは安倍さんが増税するわけないって言ってたことを謝罪しろ
これにタイムラグはねえぞ

331 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:28:54.67 ID:???
他の言論人に対して過去の言動を総括しろとか大学の先輩の某ジャーナリストそっくりだな
自分の予想がはずれたことは何も総括なんかしないくせに

181 :きよし ◆pzN7Pkcein3r :2014/04/27(日) 21:49:15.58 ID:???
>>172
その謝罪がいやだから
桜と喧嘩をしてうやむやにしたんじゃないのかなあ

384 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:44:53.11 ID:???
久々にカリブロ見たけど、こんな文章を公然と発表する大人にだけはなりたくない。
まぁ、今更すぎるか……。

398 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:47:54.79 ID:???
カリペラ禿の3人に共通してるのは文章が下品で冗談が全然面白くないこと

413 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:51:25.35 ID:???
3人の共通点
実力がプライドの高さに追いついてない

423 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:53:02.36 ID:???
>>413
そういう意味では三本の指とか言ってる禿げが一番やばいかもな

434 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:55:25.54 ID:???
>>423
プライドの高さでは三本の指に入ると思う


ちなみに、この三本の指という言葉の求ネタは、田中秀臣氏のこのツイート




田中先生は、ツイッターをやってるからって、
「どうして、田中先生は三本の指に入るのに、内閣参与どころか国公立大からも声がかからないんですか?」
なんて聞いちゃダメだぞ!!ダメぜったい!!(ちなみに、俺はすでに田中先生からは、「君のようなネトウヨの中野剛志信者には付き合っていられない」と吐き捨てられブロックを喰らいました(白目))

404 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:48:48.86 ID:???
>>398
倉山先生は体はって渾身のギャグをやってる

407 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:50:04.50 ID:???
>>404
体張りすぎだろ

409 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 22:50:09.02 ID:???
>>404
なお、身体をはりすぎて訴訟沙汰になった模様。

696 :右や左の名無し様:2014/04/28(月) 00:02:17.70 ID:???
「カリスマと呼ばれた男」でアニメ化やな

718 :右や左の名無し様:2014/04/28(月) 00:06:36.04 ID:???
>>696
カリスマという名のペテン師で頼む

186 :右や左の名無し様:2014/04/28(月) 02:38:58.96 ID:???
上念司の新著「毛根とは何だろうか」発売予定


青木泰樹先生の『経済学とは何だろうか』中野剛志さんの『保守とは何だろうか』に続く、上念司先生の『何だろうかシリーズ』第3弾ですねワ――゚.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。――イ

202 :右や左の名無し様:2014/04/28(月) 02:46:38.94 ID:???
田中秀臣の新著「道端カレンを落とす方法〜ハゲでもモテる10の鉄則〜」発売予定

148 :右や左の名無し様:2014/04/27(日) 21:43:40.60 ID:???
5/3
(土)
◆倉山満とは何だったのか?

パネリスト:
 青山繁晴(独立総合研究所社長)
 麻生太郎(財務大臣)
 木下康司(財務事務次官)
 上念司(経済評論家)
 田母神俊雄(元航空幕僚長)
 中野剛志(評論家)
 西田昌司(参議院議員)
 藤井聡(内閣官房参与)
 三橋貴明(経世論研究所所長・中小企業診断士)
 KAZUYA(一般人)

司会:水島総


えー、コチラの討論では『なんだろうかシリーズ』ではなく、『なんだったのか?』と過去形で問いかけています(* ̄ノ ̄)/Ωチーン

176 :右や左の名無し様:2014/04/28(月) 02:32:29.37 ID:???
なんか俺もう疲れたわ。
広場で櫓を組んで火を焚いて、フンドシ姿で倉山と踊り狂いてえわ。
まさに人生のグレート・リセット。


 えー、ちなみに、倉山満の弁論部の時代の先輩上念司氏は、相変わらずツイッターで煽っています・・・




この上念氏、最近ではあまりにも頻繁にステージチェンジを繰り返すあまり、「これからの日本を良くしていこう」とか「真実を追求しよう」というステージを遥か超えて、「如何に、詭弁を弄してバカを騙して金を巻き上げるかを考える」というステージに到達したともっぱら評判です(ソースは俺の脳内)。

 いやー、しかし、なんというかカリスマは本当に我々をおいて、時速1400キロくらいの超特急で遥か向こうに行ってしまった感すらあります・・・では、今回は、最後にこんな一言を残して終わりにしたいと思います・・・

528x450x079f4fb55b755f6f198bee97.jpg

↓相変わらず、大好評のカリスマ動画です・・・



ASREADに寄稿しました!!⇒『消費税増税の問題点について改めて考える』 http://asread.info/archives/611



↓「カリスマにはとても、ついて行けねーよwww」と思った方はポチットお願いします(σ≧∀≦)σ


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2014年04月27日

倉山動画の批判コメントに対する反論、及びリフレ派経済理論に対する批判



↑昨日の深夜に新しい倉山動画を作成したのですが、早くをたくさんのコメントいただきました。このうち、特に批判的なコメントに対して一つ一つ反論していきたいと思います。



リフレ派を批判するのならリフレ派の本(国内外問わず)を最低10冊は読まんと解説できんぞ?

上念をリフレ派というのはやめた方がいい、リフレ政策が誤解される。上念はマネタリストか上げ潮派と言うべき


↑この動画の最後の方に、今後リフレ派の経済理論を批判する動画を作るかもしれないと語っている場面で、このような書き込みがなされていました。私は海外のリフレ派の人間は全く知らないし、国内のリフレ論者の本も読んでないし、今後読む気も全くありません(すでに論理的に破綻していることは明確ですから)。ただ、ここで述べているリフレ派というのは、先のコメントで解説してあるような国内のリフレ派を自称する特定のグループのこと、つまりいわゆる金融政策万能論の上げ潮派のマネタリストに対する批判です。

 また、「最低10冊は読まんと解説できんぞ?」というコメントに関しては、2ちゃんねるの次のような書き込みを引用すれば、十分な反論になるかと思います。

152 :右や左の名無し様:2014/04/26(土) 15:43:17.33 ID:???
>>145 親切山賊も経済学を勉強してから反経済学を言えといってたな

166 :右や左の名無し様:2014/04/26(土) 15:47:07.53 ID:???
親切山賊によると タロットカードで戦争の決断しようとしてる人がいたとする いさめるのにタロットカードを覚える必要があるんだろうか? そんなに暇じゃねぇよww


「リフレ派経済理論をタロットカードに喩えるのは何事か?!」
と思う方もいるかもしれませんが、はっきり言って、私としてはリフレ派の経済理論はほとんど雨乞いと同レベルのトンデモ理論であると思っています。その根拠を次に示していきます。

(その1)http://shuchi.php.co.jp/article/1877
(その2−1)http://shuchi.php.co.jp/article/1878?
(その2−2)http://shuchi.php.co.jp/article/1878?p=1

↑こちらの記事で京都大学の藤井聡さんが、グラフを用いてでリフレ派を自称する、またはリフレ派を呼ばれる三氏(浜田宏一 岩田規久男 原田泰)の主張に対して非常に明快な反論を行っております。

 特に、この三氏は『リフレが日本経済を復活させる』という共著において、「MBが半年間増え続けると、その期間の平均的な予想インフレ率は上昇することを示している」要はマネタリーベースを増加させると、予想インフレ率が上昇することの根拠として次のようなグラフを掲載しています。

zu_3c_fujii.jpg

たしかに、一見このグラフに基づく主張には説得力があるように見えますが、このグラフは「2009〜2012年」の限定的な期間のものであり、このグラフを見て疑問に思った藤井聡さんは、さらに5年前の2004年から今日までの、より長い期間の、両変数の関係を確認するグラフを作成しました。すると

zu_4b_fujii.jpg

この書籍が取り上げている「2009〜2012年」の期間、両変数は強く相関していまずが。しかしその「直前」までの5年間では、そんな関係はまったく見られません。つまり、ありていにいって、先のグラフは意図的に自身の自説に適合する期間を意図的に抽出することで、予想MBと予想インフレ率が強い相関関係にあるかのように見せる印象操作であった疑義が濃厚なわけです。

 さらに、原田氏はある雑誌の記事内で「2001〜2006年」には実質GDPとMBとのあいだに「プラス」の相関関係が見られるグラフを示し、これを、金融緩和の経済効果の証拠データとして紹介しているのですが、藤井聡さんが「さらに長い期間」(デフレに突入した1998年以降)をとり、実質GDPではなくデフレ脱却の指標としてより重要なデフレータとの関係性を分析したところ、原田氏の主張とは逆の傾向が存在することが明らかとなりました。

zu_5_fujii.jpg

1998年以降のデータで、MBは基本的に拡大している一方で、デフレータはただひたすらに減少しています(相関係数はマイナス0.75 ちなみに、この傾向はどのようなタイムラグを想定しても関係ないそうです)。

 さらに、名目GDPに着目すれば、原田氏が雑誌上で表示した一部期間ではたしかにMBはプラスの相関をもっているように見えなくもありませんが、98年以降の全体の傾向はやはり、マイナスの相関であることは明白です(相関係数はマイナス0.45)。

 これらの結果、藤井聡さんは
つまり以上のデータは、「MB増加という金融緩和によるデフレ脱却効果」などはまったく見られていないことを示しているのである。
と結論づけています。

 先に、リフレ派の経済理論はほとんど雨乞いと同レベルと説明しましたが、金融緩和と期待によって物価指数を調整しマイルドなインフレを引き起こすというリフレ派の経済理論は、MBの増加によるデフレ脱却効果がまったく見られない以上、まったく理論的に破綻しているといって良いでしょう。

 ちなみに、この藤井論文に関して、リフレ論者の上念司氏は、ツイッター上で次のように反論しています。

26.png

25.png

いやー、相変わらず馬鹿ですねぇ・・・90年以降、MBはあがったり下がったりしてるのに、デフレータは一貫して、下がり続けてるのですから、ラグ取ったり、変化率取ったりしても、相関なんてみられるわけがありません。実際に、藤井聡さんが計算したところまったくプラスの相関は見られなかったそうです。

 ちなみに、上念氏は他にもツイッターで、藤井論文の反論として
「リフレ政策に対する誤解 (補足)」http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11821426501.html
というエントリーを紹介しているのですが、このリンク先に飛ぶと、内容は次の3点でした。

1 藤井論文では、国債発行額が増えても金利は上昇しないと説明しているが、新規の国債発行額が上昇すると名目金利(エントリーでは実質金利と書いていますがおそらく名目金利の間違い)が上昇する傾向が見られる

2 しかし、そもそもリフレ派の論者自身がMBを拡大すれば、金利の上昇は抑えられると述べており、実際にそのような傾向がみられるため、MF理論による国債発行のデフレ効果は今現在の状況においては無視してもよく、わざわざ議論する必要があるのか疑問である

3 MF理論は、いちいち考慮する必要がないのだから、今現在はそれより重要な供給制約や世論の反対意見をどう解決しながら、国債発行による国土強靭化を進めていくかを議論する方が建設的である

 つまり、一言で言ってしまえば、「財政出動に反対するリフレ派の間違った下らない議論なんかに付き合うより、もっと国土強靭化を推し進めるための建設的な議論を行うべきだ」という内容なんですね。このような内容のエントリーを藤井論文に対する反論のために用いているところを見ると、上念氏ははっきり言って、「今現在行われている議論の内容が実はよく理解できていないのではないか?」という疑義が濃厚にあるのではないでしょうか。

 最後に、先の動画に関して
2ちゃんねる見てんなら告訴三橋スレに来いよ!そこで議論しようよ
というコメントもありますが、そもそも、今回の騒動に関しては、一方的に倉山満が著作内で名誉毀損になる記述を行ったというだけの問題なので、そもそも「議論しよう」という提案自体が意味不明です。三橋さんサイドが粛々と法的手続きを進めますと述べている以上あとは、司法の判断に任せるだけであって、何一つ議論することなどないというのが私の考えです。

 今回の騒動以外の問題で議論したいのかもしれませんが、そっちに行くほど暇ではないんで行きませんとだけ。倉山スレに関しては、俺の好きな中野剛志さんや藤井聡さんのファンが多くいるんで、議論を深めるのに最適なんで、見てるんですけど、特定の個人をひたすら誹謗中傷する目的のスレなんて行っても何の特にもならず、時間の無駄であるばかりか気分を害すだけの結果になるのでいきません。

 議論がしたい場合は、ここのブログのコメント欄でも、ニコニコ生放送のスカイプ通話でも議論を受け付けてるので(まともに議論することが不可能だと判断すれば、容赦なくアク禁にしますが、まともな理性的な議論が可能な相手とは喜んで議論を受け付けています)、そうしてもらえればと思います。


↓オバマと安倍首相の日米共同宣言に関する批判動画を作成しました



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盲目的安倍支持者はお花畑保守ヽ(*゜▽。*)ノ?????

 先日、作成した動画『元祖ルーピー鳩山由紀夫VS右のルーピー安倍晋三 戦後最悪の首相決定戦』のコメントで「売国奴界の猪木VS馬場」「お花畑保守w」というようなコメントが書き込まれていました。



 今まで、保守派の人々は安全保障に対する意識が希薄な左翼を称して「お花畑左翼」という言葉を使ってきましたが、この「お花畑保守」という言葉を見たときはなるほどなと思いました。

 現在のように様々な意味で危機的な情勢において、未だに、「安倍さんなら大丈夫!!」「アメリカが守ってくれるから大丈夫!!」と・・・。
確かに、これでは「9条があれば日本は平和!!」と言ってたお花畑左翼を笑えないなと思ったわけです。

 ちなみに、上の動画に書き込まれている、如何にもお花畑保守的なコメントを取り上げると、

いや、尖閣は安保対象って明確に言ってんじゃんw頭おかしんじゃねw
日米安保条約も国際条約だろがw
TPP交渉は妥結されず、尖閣の防衛は明言されたから関係無かったかもねw


といったコメントが見られます。

 尖閣に関しては、「安保の適用範囲」と言っただけで、中国が攻めて来た時に軍事介入するとは限らないとも明言しているし、安保も国際条約ではありますが、その中に中国が尖閣に攻めて来た際に軍事介入して日本も守ることは入っていないわけです。

 潜在する危機を感じることなく安穏としている人間を、オルテガは大衆的人間と呼び、ハイデガーは非本来的人間と呼びました。

 中野剛志さんは、かつて、とある講演の中で、「保守も左翼も大した違いはない」と言ったことがありますが、確かに、先のようなあまりにも危機に無頓着な安倍支持を表明する保守を自称する人々の多くが、実は安全保障や危機に対する認識において、いわゆるお花畑と大差ないレベルであることをみると、中野剛志さんの言葉も納得せざるを得ないと思えます。

 「9条さえ守っていれば日本は平和だ!!」と盲信するお花畑左翼に対して、「安倍さんなら大丈夫!!」「アメリカが守ってくれるから大丈夫!!」と信じて疑わないお花畑保守・・・左翼の主張をひっくり返した発言しか出来ない哀れな保守論壇に対して今こそ大いに疑問を投げかけるべきではないでしょうか?


↓安倍政権に移民政策に関する批判動画もうpしています




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2014年04月26日

カリスマこと、倉山満大先生が例の動画を見ていてくれたようですヽ(*´∀`)ノ

 FBにて・・・




 えー、どうやら、近頃、カリスマミツルこと、妄想史家・・・ではなく、ええと憲政史家の倉山満先生を罵倒する画像や動画が大量にばらまかれており、大変な被害を被っておられるそうです・・・

 2ちゃんねる(倉山スレ)の反応・・・

228 :右や左の名無し様:2014/04/26(土) 08:48:50.86 ID:???
> しょっちゅうタイムラインにうざい独り言が流れてくる。
> 「絵を仕事している人間の気持ちを踏みにじる奴は許せん」
> みたいなことを錦の御旗する一方で、下手な替え歌には何も言わない。
> この二重基準って何なんだ?
> 単なる好き嫌い?
> そういうアホウに限って、自分のことを冷静な大人と勘違いしているから救いがたい。
> 私を罵倒する動画やら写真が大量にばら撒かれているので、そっちを取り締まってくれない以上、
> 何の説得力もない妄言

倉山って、東田剛さんの替え歌動画とか見てんだなwww
この倉山の発言から分かること

1.作者自身がコラに使うのは不愉快、やめろと言ってるのが分かってない
2.ボカロを知らない?
3.倉山を罵倒する動画や写真って、大量にないだろ。というか、存在してるか?

235 :右や左の名無し様:2014/04/26(土) 08:52:10.81 ID:???
>>228
どう考えても木下や三橋の方が批判も誹謗中傷も多いです

240 :右や左の名無し様:2014/04/26(土) 08:58:08.08 ID:???
>>235
木下氏を誹謗中傷している動画やコラ画像は大量にあるけど、
倉山のってないよね。


 2ちゃんでは、かの無敗を誇る倉山兵団団長件、倉山塾塾長の倉山満大先生を誹謗中傷している動画なんてあるのか?と疑問の声が多数上がっていたので、私が実際に倉山先生を誹謗中傷する動画なんて存在するのか探してみたところ・・・あった、ありましたね







 おそらく、この3つの動画でしょう!!内容も確認してみたのですが、酷いですね。悪質なAAが大量に貼られていたり、倉山先生をカルト宗教の教祖に例えたりとそれはそれは実に酷い内容でした(;´Д`)

 一体、こんな酷い内容の動画を誰がどんな目的で作ったことやら(棒)

 ちなみに、他人を罵倒する動画や写真は取り締まれ!!と宣言する非常に潔癖な思想の持ち主である倉山大先生のフェイスブックに貼られている写真を見てみたところ、次のような美しい画像がずらりと並んでいました

1.png

2.png

私を罵倒する動画やら写真が大量にばら撒かれているので、そっちを先に取り締まれ!!
そのような画像や動画を取り締まる前に、「他人の気持ちを踏みにじる奴は許せん」などと言ってる連中は完全なダブルスタンダードであって、全く信用できん!!


などと喝破しながら、一方で自分の塾生に作らせた大量の下品なコラ画像を放置するというダブルスタンダードはお見事です。ダブルスタンダードを用いてダブルスタンダードを批判するこれぞまさしく、ダブルダブルスタンダード・・・なんか、頭が混乱してきました・・・

 ちなみに、倉山先生は、先日の三橋貴明さんからの公開質問状の「倉山満の出版した『増税と政局暗闘50年史』にて、事実無根の根拠無き誹謗中傷にて三橋貴明の名誉を既存させた」という訴えに対して、「回答・対応のしようがない」との結論に至りました。」と述べていましたね?これはつまり、やはり三橋氏に対する記述に対して何の根拠も示せないということでよろしいのでしょうか?

 無責任にも悪質なコラを拡散し、根拠無き妄想を元に他者をひたすら誹謗中傷する文章を書き連ねて、一切の責任を取ろうとしない。

 うーん、なんとういうか言論人として、といった事以前にまともな社会人として、いや、むしろ一人の人間としてどうかと思ってしまうのですが、如何でしょうか(。-_-。)?


↓オバマと安倍首相の日米共同宣言に関する批判動画を作成しました



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元祖ルーピー鳩山由紀夫VS右のルーピー安倍晋三 戦後最悪の首相決定戦?!

 尖閣に安保適用を明記 日米共同声明

 日米共同声明は日中が対立する尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、米国が日米安全保障条約を適用することを明記した。日米がTPPをめぐってギリギリの交渉を続けたため、発表は予定の24日から大幅に遅れ、オバマ米大統領の日本出発直前までずれ込んだ。
(尖閣に安保適用を明記 日米共同声明 http://www.asahi.com/articles/ASG4T3VXZG4TUTFK00P.html


 えー、どうやら、25日正式に共同声明で尖閣が安保の適用範囲であることが発表されたそうです。そして、前回書いたように、一部の保守派の人たちは、まるでこれで尖閣の防衛は確実になったかのように大騒ぎをしています。

 しかし、前回説明したように、別にアメリカは中国が尖閣に攻めてきた時点で中国と軍事的に対抗してくれるなどということは一言も述べていません。

前日の会見での発表は次のとおりです。

1 日米安保条約は日本の施政権が及ぶ範囲に適用する
2 尖閣諸島は日本の施政権の範囲内である
3 尖閣諸島が中国に軍事侵攻されるのは好ましくない
4 日本と中国は平和と安定のため協議すべきだ
5 日本は中国を刺激しないよう気をつけるべきだ
6 尖閣諸島が中国に軍事侵攻された場合、米国は
  中国と戦争するとは限らない
7 日米安保条約に新しい定義など存在しない 従前のままである

この発言のうち、一体どこから尖閣の防衛体制が強化されたなどということが読み取れるでしょうか?このような一連の発言を受けて大喜びしている保守派の人々は本当にノー天気であるように思えます。

 ちなみに、この尖閣の関わる一連の発言を受けて、皮肉にもかの鳩山由紀夫元首相は、次のように実に正しい見解を示しています。

鳩山由紀夫「尖閣が安保条約の適用範囲内なのは前から変わっていない。
そして、別に米国は日本の尖閣領有を認めたわけではない。新しいことは何もない。
なのに、安倍首相がTPPで譲歩してしまうのが怖い。」


ちなみに、鳩山元首相の発言は実にその通りとうなずける内容であり、実際に、この尖閣の防衛問題について触れた日米の共同声明において「TPP合意に向け大胆な措置を講じる決意」を行ったと発表しています。

 単純に言って、米国にとっては尖閣の防衛問題とTPP交渉におけるそれこそ大胆な日本の譲歩はセットであると認識しているでしょう。しかし、問題なのは、アメリカは、それまでの安保条約の内容を確認しただけであり、しかも、その内容も尖閣で日中間で戦闘が起こった際にアメリカが軍事介入してくれるという保証などどこにもない、いわば空手形であるわけです。それに対して、日本がTPPで譲歩すればそれは国際条約で明確に規定され即実行力を有します。つまり率直に言って、これは全くの非対称な駆け引きであったわけです。

 安倍首相は、もしかするなら、TPPで交渉を妥結すれば、尖閣の防衛問題も良い状況へ好転すると考えているかもしれませんが、それはまずないでしょう。その理由を中野剛志さんはある講演の中で次のように説明しています。

 国防の問題とTPPの問題って関係なってなんでわからないかが不思議なんですよね。だってですよ、日米軍事同盟が仮に大事だったんだとしましょう、だけどTPPに参加を日本人が見送ったとしたら、日米軍事同盟に支障をきたしたり、解消されたりするか?それはされないと思うんですよね。

 それはどう考えたって、日米同盟が仮に重要なのなら、これはアメリカにとってアメリカの軍事戦略上固有の意義があるからやってるわけであって、TPPやなんかそういうためじゃなくやってるんですね。どうしてそう思うのかっていうと、これもコモンセンスで簡単で、たとえば自分が一国の指導者アメリカの大統領なり政府高官なりになったとしてですよ、自国の軍隊、兵士にですね、日本の農業市場とか法律市場とか喰いものにしたいので、お前命かけて外国なんだけど日本を守ってやってくれないか?って、こんなこと説得できるわけないじゃないですか。

 それは、兵士、軍人は、私も軍隊なんか、戦争なんかいったことないからわからないけど、コモンセンスで考えればですよ。命をかけて戦うってことなわけですよ。そうだとすると、自分の祖国防衛とか、祖国に対する愛国心や忠誠心が強烈にないと、命かけて戦争なんか行けるわけないわけですよ。そういう軍隊を持ってるのに対してですね、農業市場を喰いものにしたいから、ちょっと外国を守ってくれって、そりゃ一国の指導者は絶対言わない。言うはずがないですよ。

 だから、アメリカは日本にはブラフかけてくるかもしれないですけど、おおっぴらには言わないですよ。そんなことをアメリカの軍隊とか兵士とか国民が知ったら怒りますからね。そんなことがなんでわからないのかっていうとコモンセンスが相当傷んでるんじゃないか?っていうのがありますし、軍事に関してもう一つ加えると、仮にね、たとえば冷戦から20年も経ちましたから、僕もそう思うんですけど、もう日米同盟の固有の意義というのは相当低下していて、アメリカももう力持ちでいる余裕がないので、日本を守る気なんかないと思いますよ。そうするとですよ、アメリカが日本を守る気がないとしたら、今度は逆に、TPPに入ったって守らないですよ。
(8.中野剛志「TPP不参加でも日米軍事同盟に影響はない」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm13445033


つまり、簡単に説明すれば、アメリカはTPPとは関係なく、これまでも、これからも、尖閣を守ってくれる保証などない。にも、関わらず、安倍さんは、なにかTPP交渉で譲歩をして締結にこぎつければ、なにかアメリカが尖閣を守ってくれるようになるかのような錯覚を抱いているという意味において、鳩山由紀夫の発言はまさに正しいわけです。

 果たして、安倍首相が文字通り、右のルーピーであるかはわかりませんが、少なくとも、この尖閣とTPPを巡る問題においては、安倍首相よりも鳩山由紀夫の認識の方が的確であると私には思えます。


↓安倍首相の移民問題発言に関する動画を作成しました!!



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2014年04月24日

オバマ「尖閣諸島は日米同盟の適用範囲内である」バカ保守「わーい、尖閣が攻められてもアメリカが守ってくれるんだヽ(*´∀`)ノ」

んなわけねーだろヽ(`Д´#)ノ

っていうね・・・。

 えー、オバマと安倍首相の会見は見てないですが、まとめると次ような発言だったそうです。

1 日米安保条約は日本の施政権が及ぶ範囲に適用する
2 尖閣諸島は日本の施政権の範囲内である
3 尖閣諸島が中国に軍事侵攻されるのは好ましくない
4 日本と中国は平和と安定のため協議すべきだ
5 日本は中国を刺激しないよう気をつけるべきだ
6 尖閣諸島が中国に軍事侵攻された場合、米国は
  中国と戦争するとは限らない
7 日米安保条約に新しい定義など存在しない 従前のままである

まあ、簡単に説明すると、
「尖閣は安保の適用範囲だけど、別に中国が攻めてきても中国と戦争してまでアメリカは日本の尖閣諸島を守ることはありませんよ」
と、まあ、そんな感じなわけです。

 でも、そりゃあそうですよね。逆の場合を考えれば明らかでしょう。例えば、日本が法解釈を変更して集団安全保障が可能になったとします。そのような状況でアメリカの領土内の無人島の一つに中国海軍が上陸したとして、わざわざ日本がアメリカとの軍事同盟の適用範囲だからという理由でその無人島のために中国と戦争しますか?しかも、日本は自国民が戦争する気はないと言っているわけです。

 まともに、考えればわかるでしょう。これでも
「いや、オバマが尖閣は安保の適用範囲内だから、中国が攻めてきたら助けてくれるんだ!!」
なんて思ってるとしたらほとんど狂気の沙汰ですよ。

↓寿司を食べる安倍とオバマ

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 これでもって、「アメリカを信じないのは反米だー!!」「偽装コミンテルンだー!!」「反安倍を煽る分断工作だー!!」とか言い出すバカがいるとは思いますが、別に軍事やら政治やら地政学やら歴史やらの専門知識とかそういうの以前の問題ですよ。まともに、というか普通に考えればわかる話です。

 私が、「保守は皆で一致団結しなきゃだめだー!!」「保守内での対立を煽るなー!!」という意見に同意できないのは、こんな当たり前のことも理解できずに、やたらと意見の違いに対して分断工作だのジョネンテルンだの煽ってくる馬鹿が、自称保守派の中に山ほどいるという点です。

 私の考えでは、もはや保守団結などほとんど無意味な空語です。民主党政権時であれば、確かに反米、親米、グローバリスト、アンチグローバリスト関係なく、反左翼で一致できる点があったことは認めますが、反日左翼の巣窟であった民主党政権が倒れた時点で、左翼との戦いは終了してまさにステージチェンジしたわけです。今の戦いは、アメリカ型の文化帝国主義ビジネス帝国主義的なアメリカ主導のグローバリゼーションに賛成する勢力と、グローバリズムやグローバル企業に対抗して国民経済や国民の利益、あるいは日本の文化や伝統を保守しようとするナショナリストとの対立になっているわけです。

 皮肉な話ですが、そのように国家対国家という対立以上に、グローバル資本VS国民経済という対立構造が重要になったという意味においては、安倍首相の

国境や国籍にこだわる時代は終わった

という言葉には同意するわけです。もっとも、これも、半分は当たっていても、半分は外れていて、現在のようにグローバル化した時代においては、ますます国家間の利益の対立までもが表面化するというもう一方の側面も持っているワケですが・・・


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2014年04月23日

竹田恒泰センセイご結婚おめでとうございます(* ̄∇ ̄)/☆;:*:;☆Congratulation☆;:*:;☆

 実は私は以前から竹田恒泰という人物に関しては、「なんか胡散臭い人だな」とか、「宮家の人間がこんなにあからさまに商売っ気を出すのはどうなんだろう?」とか「これって、一種の皇室詐欺みたいなものなんじゃないの?」とか思っていたんですけど、今回の結婚騒動に関してはすごく評価しているんです。

 何がエライのかっていうと、頭空っぽなアイドルと結婚したことで、男にとっては、女の知性も教養も品格も安っぽいアクセサリーほどの価値も持たない無用の長物だと宮家の人間が暗に主張してくれた事ですね。

 私の尊敬する三島由紀夫先生もこのように言っています

「女性は抽象精神とは無縁の徒である。
音楽 と建築は女の手によってろくなものはできず、
透明な抽象的構造をいつもべたべたな感受性でよごしてしまう。
構成力の欠如、感受性の 過剰、瑣末主義、無意味な具体性、低次の現実主義、
これらはみな女性的欠陥であり、
芸術において女性的様式は問題なく「悪い」 様式である。」

「実際芸術の堕落は、すべて女性の社会進出から起つてゐる。女が何かつべこべいふと、
土性骨のすわらぬ男性芸術家が、いつも妥協し屈服して来たのだ。
あのフェミニストらしきフランスが、女に選挙権を与へるのをいつまでも渋つてゐたのは、
フランスが芸術の何たるかを知つてゐたからである。 」


 いや、しかしそれでも実際なかなか出来ることではないですよ、40超えて、一応周りの人間からも宮様宮様言われて尊敬されてるような人間が一回離婚した後に、20近く年の離れた元アイドルと結婚するなんて世間並に体裁や周りの目を気にするような人間ならばとても出来ることではないでしょう。

 それをあえてやってしまったワケですが、竹田恒泰センセイほどの御方がまさか、恥も外聞もなく、これほど破廉恥な選択、決断を行ったのだなどという下衆い勘繰りを私は致しません。

 センセイがこのような選択をしたのは、ずばり、男にとっては、女の知性も教養も品格も何の価値もない。ただ、見た目の可愛さとか綺麗さとかそれだけが大切で、ついでに鼻につくような高飛車なインテリ女とは違い、ちょっと頭が悪かったりすれば尚良いということを、我々愚民どもに人生をかけて教えてくれたのだと思います。

 なにしろ、フランスの作曲家、作詞家、歌手、映画監督、俳優であるセルジュ・ゲンスブールもこう言っていますからね

女は美しくあれ、そして黙れ

と・・・。

 ともあれ竹田センセイご結婚おめでとうございます(σ´(エ)`)σ━。o゚。♪ндρρч♪щёddiйg☆

↓大好評の三橋貴明VS倉山満動画PARTBまでうpしました!!








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三橋貴明VS倉山満!!保守論客の仁義なき戦い?!そのC〜予想の遥か上空斜め上を行くカリスマのキチガイぶり〜

 ここ数日、カリスマこと憲政史家の倉山満と三橋貴明さんのバトルについて解説していて、

「もういいよ・・・カリスマの話は・・・」

と食傷気味の読者の方もいるかもしれませんが、カリスマ側に動きがあったので今回も解説してみたいと思います。

 4月21日(月曜日)に倉山満のブログ『倉山の砦』が更新され、三橋貴明さんに対するレスポンスがありました。

回答

 イースト新書『増税と政局・暗闘50年史』に関して、

 三橋貴明こと本名中村貴司さんから先日受け取りました

「謝罪と賠償」を求める要請について、皆様にご報告申し上げ

ます。

 関係者と内容を確認し対応を検討いたしました結果、

 まことに残念なことに

「内容は検討に値せず、回答・対応のしようがない」との結論

に至りました。

 この間に、多くの方から慰労と激励いただきましたことを、

心より感謝申し上げます。

 倉山満は、従前にも増して、関係者と手を携えて真摯に言論

活動に勤しんでまいりますので、

 引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 末筆になりますが、

 三橋貴明こと本名中村貴司さんの芸能活動が、

 今後より実りあるものになることをお祈り申し上げます。
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1221


 いやぁ、この期に及んで煽りを入れてくるとは・・・こんな状況でも煽りを入れずにいられない品のなさと、頭の悪さ。それから、塾生の前で虚勢を貼らなきゃいけないカリスマの厳しい立場に心から同情しますね(ウソ)

 ちなみに、このブログエントリーではとある山賊(倉山スレ住人のこと)の一人が、

>「内容は検討に値せず、回答・対応のしようがない」との結論に至りました。

ん?
内容を検討したから、回答・対応のしようがないとの結論に至ったのではないですかな?

嗚呼、矛盾なり(失笑)

Comment by RYO − 2014年4月21日(月曜日) @ 22時42分36秒


というコメントを書き込んだところ、倉山満本人から次のようなレスポンスがありました

>6
というアホが来ると思っていたのだよ。
検討したから「(それ以上の)検討に値しない」とわかるし、回答しようがない回答だよ。

君に一言かけてあげよう。
お利口さん♪

他にもトラップあるから、みつけてごらん♪
できなければ、以後、君は削除。

Comment by kurayama ― 2014年4月21日(月曜日) @ 23時42分30秒


えー、なんいうか・・・

何を言ってるんだお前はヽ(*゜▽。*)ノ?????

状態であります。ちなみに、さすがに内容証明に対するレスポンス文にトラップ(笑)を仕掛けるのはまずいと判断した出版社の人間から注意されたのか、この倉山本人のコメントは削除されています。しかしそこはさすがの山賊・・・

1.png

2.png

しっかりキャプ画撮ってありますからあああああああああ!!!残念!!!!

っていうねヾ(●・∀・)ノアハハヾ(●・∀・)ノ┌┛ド・ドーン☆彡

 えー、ついでに、もはや恒例の塾生の声のコーナーです

芸能活動!!!
笑いすぎて、丸めた背中が伸びました。

Comment by ばあちゃん − 2014年4月21日(月曜日) @ 22時58分26秒

中村貴司さん
心中お察し申し上げますwwwww

Comment by kissshot − 2014年4月21日(月曜日) @ 23時19分52秒

塾長キレッキレですねw
まるでキレたナイフみたいですw

Comment by すまんな − 2014年4月21日(月曜日) @ 23時27分44秒

いやん〜、
放置プレイ⁈

さすが、倉山センセイ
ス・テ・キ過ぎるわ〜(笑)!

Comment by singsing − 2014年4月22日(火曜日) @ 02時26分40秒

見事な奇襲攻撃です。
敵方は呆気に取られ、キョトンとしています。
塾長のことですから、第二第三の波状攻撃を予定していることでしょう。
凡人には予想もつかない、更なる斜め上の攻撃を期待しております。
まずは初戦大勝利を祝して。

Comment by 41歳の春だから − 2014年4月21日(月曜日) @ 23時54分23秒


 アレ、最後の斜め上の攻撃ってカリスマに対する皮肉なんじゃね?ということはさておき、まあ塾生は平常運転であります。スペインの哲学者であるオルテガは『大衆の反逆』という著書の中で「なんとかは死ぬまで治らない」と言っていますから、きっと彼らは墓場に入るその日までずっとこの調子なのでしょう。

 それで、まあじゃあ何が気になるのかっていうと、倉山の先輩である上念司や田中秀臣のツイートなんですね







なんというか、こんな裁判沙汰になりそうな事態で、本来なら倉山をなだめて止めるなり、三橋さんとの間に入って仲介しなきゃいけないような状況で、わざわざツイートで拡散して煽りを入れてるのをみると、本当に馬鹿で幼稚で精神年齢は小学校低学年レベルなんじゃないかと思います。まあ、精神年齢は小学校低学年レベルでも頭は禿げ上がってるワケですが・・・

 まあ、ともあれ、三橋さんは

 なお、本通知の受領日より1週間以内に、貴殿より誠意ある行動ないしご回答なき場合には、法的手段をとることを申し添えます。

とし、さらに

今後は法律手続きなので、淡々と進めます。ネット上で「三橋が言論統制している!」などと騒いだところで、容赦なく手続きは進みます。

とはっきりと宣言しておりますので、今後はほとんど間違いなく法的手段を取ることになるでしょう。つまり、ステージが変わって言論から司法へとステージチェンジするワケですねw

 このブログでは今後もこの騒動を見守って、何かあったり追って解説してきたいと思います。

↓これまでの経緯が知りたい方は是非こちらの動画をご視聴ください!!






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2014年04月21日

安倍首相の移民推進は本当にデマ?

 えー、なにやらネット上の保守界隈では、とある関西ローカルのバラエティー番組で安倍首相が「移民受け入れを推進しているのか?」という質問に対しノーと答えたことで、

安倍首相の移民推進はデマだったぞー!!

またマスゴミのミスリードだー!!


と大騒ぎしているようですが、正直

やれやれ、また騙されるのか┐(´-`)┌

としか感想はありません・・・

 安倍首相は自身がフェイスブックで積極的に、情報発信しているくらいで、ネット事情には詳しいはずであり、ネット上の自分たちの政権支持者の多くが移民の大量受け入れに反対していることくらいは百も承知であって、そんな状況で、わざわざTV番組で移民受け入れ推進を宣言するわけがないじゃないですか・・・と。

 ちなみに、余談ですが、安倍さんはTPP交渉参加表明以前から「自分の支持者の7割はTPPに反対していることを知っている」「それでも僕のファンは、TPPに参加しても支持を止めないですよ」等の発言をしていたそうです。これは、知人から伝え聞いた話なのではっきりとした証拠はありませんが、まあ、TPPのゴリ押しや、その後の交渉の難航の具合を見れば、明らかにTPP問題を軽く考えていたということは明らかであると思います。

 まあ、それはさておき移民の問題に戻しましょう。

qaf3GFI94Y.jpg

 仮に安倍さんが、本当は財界からの要請で移民労働者を受け入れたいと思っていて、「それでも表立ってそれを表明すると支持率が下がりそうだ。ただでさえ、消費税が上がって景気が悪化して支持率が下がりそうなのに、さらに支持率低下するような政策は表明したくない」と考えたとしてます。そうなれば、やることは一つで移民という言葉を使わずに移民を受け入れの政策を検討する。具体的には、もうすでに先の番組で安倍首相本人が語ったように

・外国人人材の受け入れ
・高度人材の受け入れ

ってやつですね。ここにもすでに問題はあって、今現在、日本の技術が海外に流出しまくってるわけですね。そんな状況で、「高技能の労働者を受け入れて5年で帰します」なんてやってたら、普通に技術の流出は加速しますよね?なんかリニアの技術もアメリカに無償提供するとか言っちゃってるし、技術流出の問題にあまりにも無頓着じゃないんですか?っていう。さらに、一方で、ダボス会議の演説(http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0122speech.html)では、

「いまだに活用されていない資源の最たるもの。それが女性の力ですから、日本は女性に、輝く機会を与える場でなくてはなりません。2020年までに、指導的地位にいる人の3割を、女性にします。
多くの女性が市場の主人公となるためには、多様な労働環境と、家事の補助、あるいはお年寄りの介護などの分野に外国人のサポートが必要です。」


なんて発言してます。アレ?外国人の受け入れは高度人材に限定するんじゃなかったんですか(゜∀゜)!?家事の補助なんて明らかに低賃金労働ですよね?低賃金労働を押し付けるための外国人の受け入れって、思いっきり移民政策じゃないですか。

 つーか、もういい加減騙されるのはやめましょうよ。消費税だって、TPPだって

景気の動向を見て判断する⇒デフレ状況、景気失速状況での増税決定
TPPは交渉参加するけど国益は断固として守る⇒一方的に米国側から攻められっぱなし

だったじゃないですか。

BltzrMuCEAA7-p5.jpg

 それでも、
「いや、安倍さんは、移民受け入れには反対って言ってるんだ!!俺たちが信じなきゃ誰が安倍さんを信じるんだ?!」
てな方もいるかもしれないんで、仮に100歩譲って、安倍さんが本当に「自分は移民推進論者ではない」と思ってるとしたら、まあ、それはそれでヤバイですよと。

 安倍首相は去年の9月にはウォール街での演説(http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0925nyspeech.html)で、

もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました

と宣言しています。国境や国籍にこだわらないなら移民を拒否する理由はないですよね?なので、安倍さんが自分は、移民受け入れを推進していないと本気で考えてるとしたら、安倍さんは、そもそも国境や国籍とは何なのか?ということすら理解できていないアンポンタンだということになります。

 また、ダボス会議では、

外国の企業・人が、最も仕事をしやすい国に、日本は変わっていきます

とも言っているので、一方でこのように発言してきながら、他方で移民の受け入れには反対だと言っていることを考えると、安倍さんはとんでもない嘘つき政治家か、移民と外国人人材を完全に別物だと信じている大馬鹿か、精神分裂病かのどれかであるということになります。どれも一国の首相になられてはたまったものではないですよねドョ〜━il||li(●′△`)il||li━ン

 しかし、この外国人人材の活用という言葉は上手く考えたなと思います。仮に、今移民受け入れ反対運動が起こったとしても、「いや、私達も移民の受け入れには慎重な姿勢を取っております。私たちが現在勧めているのは外国人人材の受け入れです」と言ってくるでしょう(これほど下らない言葉遊びの詭弁も珍しいですが)。一方で、外国人人材の受け入れ反対運動などとやろうとしてもイマイチ盛り上がらないでしょう。普通の人は「外国人人材の受け入れ反対運動を起こしましょう!!」などと言われても、その外国人人材の受け入れが日本にとって良いことなのか、悪いことなのか判断は困難ですから(実際に、大量に流入してくる低賃金労働者と違い、外国人人材などと言われれば、一概にそれが有害であるとは言い切れません。当然ながら、日本にとって有害な人材も有益な人材もいます)。

 なんというか、まあ、安倍さんは見事に国内の保守の人間を騙す術に長けてきたなぁと改めて思います。


↓三橋・倉山騒動の動画の再生数が5000再生を超えました!!ありがとうございます(`・ω・´)



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2014年04月20日

三橋貴明VS倉山満訴訟騒動の解説動画アップロードしました!!



 出来立てホヤホヤの動画です。政治ネタの動画にしてはかなり再生数伸びてます。こんなに再生数が伸びるなら、三橋さんがブログ更新して内容証明を送った事が発覚した時点ですぐに動画作っておけばよかったなぁ・・・自分のノロマ具合が憎いですヽ(;▽;)ノ

 ブログは、何か起こった時に、わりとパッと更新できるんですけどね。やっぱり喋り慣れてないのと、画像とテキストの編集に結構時間がかかってしまうので、なんというかこう、気分がノってる時じゃないと更新するのが億劫だったりします・・・。

 一応、この騒動に関しては、引き続きブログでも動画でも解説していきたいと思うので、よろしくお願いしますヾ(○・ω・)ノ☆・゚::゚♪


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三橋貴明VS倉山満!!保守論客の仁義なき戦い?!そのB〜現代社会とカルト〜

 前々回から取り上げているこの、「三橋貴明VS倉山満」のバトル、未だ、倉山サイドからは明確な返答は示されておらず、2チャンネルでは、熱い論争が続いております。ちなみに、現在政治思想板でもっとも勢いのあるスレである倉山スレ住人は通称山賊と呼ばれるそうです。

参照
ネット山賊には、軍事力ではなく警察力を http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1189

 まあ、毎回毎回、今回の論争の具体的な細かい論点の指摘ばかりではつまらないので(いや、まあ、それはそれで面白いかも知れないですけど・・・)、なんとなく、今回は現代社会の世相と、今回の事件とを(半ば無理やり?)リンクさせつつ、現代社会と、今回の事件について考察してみようかと思います。

 首相要請も…月額賃金4年ぶり低下 13年0.7%減 厚労省調査

 厚生労働省が20日発表した賃金構造基本統計調査(全国)によると、2013年のフルタイムで働く人の平均月額賃金は、前年比0.7%減の29万5700円だった。前年を下回るのは4年ぶり。安倍晋三政権はデフレ脱却に向け経済界に賃上げを求めているが、企業は月例賃金よりも一時金を手厚くしがちな面もうかがえる。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2001Y_Q4A220C1PP8000/


 政府の要請にも関わらず、2013年の平均賃金は低下。デフレが脱却できず、さらに消費税増税により、2014年にはさらなる景気の悪化が予想される状況のにあっては、当然の結果であるように思います。

 それで、まあ、別に今回は細かい経済の話をしたいわけではないので、この平均賃金の低下が人々の精神にどのような影響を与えたか、あるいは与えるのかについて考えてみたいと思います。

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 賃金の低下もさることながら、現在の雇用の最大の問題の一つは、その雇用形態が不安定化したことでしょう。基本的にはアメリカの影響を受けて、派遣業の規制緩和や、雇用の流動化などを進めてきた日本ですが、アメリカのような柔軟な雇用形態に対応するような人事制度や、アメリカ人のような精神的な楽観性というものを学ばずに、ただただ、規制緩和を推し進め、おそらく日本人の気質に合っていたであろう終身雇用や年功序列の制度を放棄したことで、様々な弊害が発生しています。

 そして、何より問題なのは、長期的な人生プランの設計が不可能、あるいは著しく困難になったことではないでしょうか。つまり、人々の平均給与が増加し、年功序列や終身雇用のシステムが機能していた時点においては、長期的な昇給を前提に様々な人生設計の目処が建てられたわけです。具体的には、結婚や住宅の購入が挙げられるでしょう。

 安定した雇用、結婚、マイホームの購入、これこそまさに(良い意味で)小市民的な幸福における3種の神器とも呼ぶべきアイテムではないでしょうか。つまり、雇用が安定し、国民全体の平均給与の増加の恩恵に与ることの可能であった1997年までは、安定した長期的な人生の見通しのもと、普通の一般市民が、まさに小市民的幸福を享受することが可能であったわけです。

 翻って、現在の状況を見れば、雇用は不安定化し、昇給は見込めず、安心してローンを組むことすら困難な状況で、そもそも結婚すること自体が困難であり、さらに実際に結婚をすれば、平均的な社会人にとって、それ自体が相当な重荷となります。

 ならば、そのような小市民的な幸福を求めず、非常に俗物的な金銭的欲求、ありていに言えば、安定した幸福を捨てて、「ビジネスを立ち上げてリスキーでスリリングな人生を突き進むのだ!!」と一念発起してビジネスを立ち上げようにも、デフレで需要が縮小する状況で、新規のビジネスがそう簡単に軌道に乗るはずもありません。おまけに、現在のように平均賃金が低下している状況では、開業資金を準備することも相当に困難でしょう。ワタミの渡辺美樹は3年間佐川でドライバーをやって開業資金を稼いだことを誇りとしているようですが、現在同じようにワタミで3年間必死に働いたところで、大して金も貯まらず、体を悪くするのがオチでしょう。かといって、まとも銀行の融資を受けることも困難であり、訳知り顔の評論家がどれだけ、「今の若者にはチャレンジ精神が足りない」などと言ってみたところで、そもそもチャレンジするためのスタートラインに立つことすら現在の状況では困難なわけです(そういう意味で、デフレ脱却等の目標とは無関係に、開業率を押し上げようとする現在の一部の特区構想は、本当に愚かで無意味であるに留まらず、むしろ著しく有害であるように思います)。

 そうなると、現在の若者は、長期的な人生プランの上に成り立つ小市民的な幸福も、野心的で俗物的な幸福も望むことが困難なわけです。そうなると、残された道は限られてきて、心に絶望を抱えながら生きるか、下流的な(もっとも、社会全体が下流化しているので、その意味においては下流ではないのですが)生活に自分を順応させるか、刹那的な快楽を重視するか、あるいは真理や真実を追求しようとする生き方を求めるか等の状況に置かれるのではないかと思います。

 しかし、一見、美しい生き方に見える、この真実の追求も、あまりにも世俗的な幸福から切り離されると、ある種のバランスを欠いた、不自然な姿勢となります。よくあるパターンでいえば嫉妬等ですが、外から見ればルサンチマン丸出しの歪んだ思想も、本人からすると、真摯に真実を追求した結果の洞察となり、このような姿勢が先鋭化すると、非常に独善的、閉鎖的、そして排他的な言論空間、思想世界を、自身の内部あるいは小規模なコミュニティーを形成することで、自身の周囲にそれを作り出してしまうわけです。

 ここで、ようやく本題に入るのですが、結局倉山のやっていたことは、まさにこれではないでしょうか。大学院を半ば、追放されるように辞めた後、まともな仕事に就かず、フラフラする生活の中で世の中に恨みを抱き、ルサンチマンの感情を醸成していく、そして、言論も徹底して独善的、閉鎖的、排他的に行うことで周囲の批判を受け入れず、自分の失敗も受け入れず、そのような歪んが自意識に対して魅力やカリスマ性を感じた一部の信者を囲い込んでいく。

 そして、暴走の末路として、今回の訴訟騒ぎとなっているわけですが、仮に三橋さんが法的手段に訴えなかったとしても、なんらかのカタチで問題を起こしていたでしょう。その意味では、非常に好意的に捉えるならば、むしろ三橋さんは、暴走する倉山に対して、「ちょっと頭を冷やして落ち着け」と宥めるように注意勧告をしたのかもしれません(いや、それはないか?さすがに、三橋さんもガチでキレていそうであったし)。

 2ちゃんねるの書き込みで、「倉山の闇と現代日本の問題点はリンクしている」などという書き込みがあったので、今回は、半ば、強引に現代日本の問題点と、三橋・倉山問題をリンクさせてみました。もっとも、「お前は、現在のデフレ不況とカルト的な思想集団の形成を結びつけているが、オウムのようなカルト教団はバブル期に信者数を大きく増やしたではないか?!」と思った方もいるかもしれませんが、それはまた別の話なので、いつか解説できればとおもいます。


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2014年04月17日

三橋貴明VS倉山満!!保守論客の仁義なき戦い?!そのA〜倉山信者が馬鹿すぎる件〜

 前回の記事(『三橋貴明VS倉山満!!保守論客の仁義なき戦い?!』http://achichiachi.seesaa.net/article/394847776.html)で取り上げた、三橋貴明さんVS倉山満のバトルですが、倉山満サイドがブログ更新

2014年4月16日(水曜日)
見解

倉山満と株式会社イースト・プレスは、本日三橋貴明さんの代理人から内容証明郵便を受け取りました。
 先般出版いたしましたイースト新書『増税と政局・暗闘50年史』についての要求のようですが、このような手段をとられたことに、とても困惑いたしております。
 今後、受け取った内容をよく検討してまいります。
 倉山満と株式会社イースト・プレスは、今後も真摯に言論・出版活動に勤しんでまいりますので引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1219


 謝罪はしていないので、今後どうなるかは不明。ただ、気になったのは、このブログエントリーに書き込まれた倉山信者のコメントの気持ち悪さ・・・

倉山氏のは公憤からちょっと口が汚くなったもの。
三橋氏のは私憤。
まあ、この程度で名誉棄損裁判を行うのは、小物の証明だな。

Comment by P − 2014年4月16日(水曜日) @ 19時25分33秒

Mさんって、議論を挑まれたらリアルな戦争と思ってしまう…!?
…ライオンに挨拶された犬の反応ってこんな感じかもしれない。

自分の悪行を棚に上げまくっちゃって、
なんかどこかの小西議員を彷彿とさせるような面白反応ですね^^

Comment by まいのり − 2014年4月16日(水曜日) @ 20時06分44秒

三橋氏は倉山先生に批判されたくらいで裁判沙汰にするとか、頭おかしいんじゃないか(怒)。

Comment by 屋山 − 2014年4月16日(水曜日) @ 20時18分24秒

司法によってではなく、言論によってどちらの主張が正しいかを戦わせて欲しかったです。そのような戦場設定がされてしまったことが残念です。

Comment by はやぶさ − 2014年4月16日(水曜日) @ 20時33分58秒

三橋氏も言論人であれば、売られた喧嘩は言論を持ってするべしと思います。
倉山先生を応援しています。

Comment by きくらげ太郎 − 2014年4月16日(水曜日) @ 21時09分18秒


 あのさぁ・・・(´。`; )

 現実と、妄想の区別が曖昧な師匠に支持してるだけにか、倉山信者は、現実のまともな議論と、名誉毀損に相当する事実無根の誹謗中傷の違いが、理解できないんですかね?

 彼らがやってるのは、格闘家をいきなりぶん殴っておいて、「法的手段に訴えますね」と相手が言ってきた時に、「お前は格闘家なんだから、いきなり法的手段に訴えるとかしないで、正々堂々1対1で殴りあえ!!」とか言ってしまうような愚かな言動であって、議論以前に、まともに社会的なルールや常識も守れないような人間には、法的な処置を取るしかないわけです。

 そもそも、彼らは、「言論人同士の争いなのだから」ということを強調しているようですが、まさに、そのプロの言論人同士だからこそ、しっかりと定められたルールやマナーを守り、常識に則った節度ある議論をしなければいけないわけです。何でもアリで、殴りあうのは、素人のケンカ。プロなら、定められた公正な議論の規則に則って戦う必要があります。

 いや、しかし、法的手段に訴えるということで、少しはおとなしくなるのかと思いましたけど、相変わらずの馬鹿さ加減を満開にしていますね・・・( ̄▽ ̄;)

 2ちゃんの倉山スレでは、裁判に負けたら、今度は「裁判官も木下の支配下だ」とか言い出すぞ、などと冗談で書かれていましたが、本当にそうなりそうで怖い・・・。ちなみに、カルト宗教や陰謀論では、迫害者的な意識を信仰に変換するという心理的というか洗脳的手法があって、普通だったらあまりにも世間や権力から冷遇、迫害されると、「自分たちは、もしかしたら間違っているんじゃないか?」と思うのですが、こういった集団では逆に「自分たちは知られてはならない真実を知っているからこそ、これほど迫害されるのだ!!」と脳内変換を行うことがしばしばあります。障害の多い恋ほど燃え上がる心理現象を称してロミオとジュリエット効果などと呼びますが、このような障害の多い信仰ほど、盛り上がることを称して、メシア効果とでも名づけたいと思います・・・。

 で、まあ何が言いたいのかというと、倉山塾ももしかすると、この事件をきっかけにさらに一致団結して、おかしな方向に突き進んでいくのではないかと・・・まあ、そんなふうに思うわけです。


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↓僕のことは訴えないでくださいね(ゝω・)vキャピ応援よろしくお願いします(σ≧∀≦)σ


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三橋貴明VS倉山満!!保守論客の仁義なき戦い?!

 4月15日に、経済評論家の三橋貴明さんの代理人である弁護士チームが、「増税と政局・暗闘50年史」を刊行した倉山満、および出版社イーストプレス社に内容証明を送付しました。

「増税と政局・暗闘50年史」について
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-2.html


 内容は、イーストプレス社の出版した倉山満の著作『増税と政局・暗闘50年史』の内容の一部により、三橋貴明が名誉を毀損されたとし、次の三つの要請を出しています

@「増税と政局・暗闘50年史」を本通知受領後速やかに書店から回収すること及び増版しないこと
A本通知の発送日から1か月以内に主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載すること
B名誉毀損に基づく損害賠償として、三橋に対して1000万円支払うこと


 そして、最後に

 なお、本通知の受領日より1週間以内に、貴殿より誠意ある行動ないしご回答なき場合には、法的手段をとることを申し添えます。

とあります。倉山満が、1か月以内に主要新聞5社(産経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞)の全国版に、「株式会社イースト・プレス及び倉山満は、同社出版にかかる『増税と政局・暗闘50年史』において、三橋貴明氏に関して事実に反する記載をなし、三橋貴明氏の名誉を毀損したことを謝罪します。」との広告を掲載することは、ほとんどありえないので、ネット上では、裁判になることがほぼ確実視されています。

 しかし、この『増税と政局・暗闘50年史』という本、私は三橋さんのブログの引用箇所しか読んでいませんが、それにしても酷い内容ですね。

 麻生を支持しているのは、主にネットで『俺たちの麻生』と言って麻生をほめ称えてきた人々、国土強靭化グループです。経済評論家の三橋貴明、京都大学大学院教授の藤井聡、元京都大学准教授で現在は経産省官僚の中野剛志、「チャンネル桜」の水島聡(ママ)社長らがこのグループの主な人々です。日ごろは「消費増税は体を張って止める」などと大見得を切っていながら、自分たちの″飼い主〃である麻生が増税の首謀者となるや、日ごろの言動をなかったことにした卑怯者集団です。

 本書では、三橋貴明さん、藤井聡さん、中野剛志さん、「チャンネル桜」の水島社長に関して、麻生太郎の子飼いの集団である国土強靭化グループとして、名指しで批判しています。しかし、中野剛志さんなどは、メルマガで相当強烈に麻生さんを批判する文章を書いておりますし、藤井聡さんも講演などでは、現政権に対する批判を述べることも多々あります。チャンネル桜に関しては、麻生政権時代に、あまりにも厳しい政権批判を行いすぎたとして、結果的に政権交代を狙う勢力に加勢したとの批判も多々ありましたし、三橋さんに関しても、麻生元首相の子飼いの御用学者であるなら、麻生さんが航空幕僚長を更迭した田母神さんをあれほど都知事選で応援するようなことは不可能だったでしょう。

 しかし、そんなことはお構いなしに、次のように続けます。

 財務省とか大臣の麻生とか親中派とか、そんなところを目がけていってもしかたがない。彼らは木下の指令にもとづいて動いている駒に過ぎない。
 最も強力に増税の意思を持つ司令塔に攻撃をかけなければ意味はない。マスメディアが財務省に従う状況下で、ネットで黒幕の名前と顔を引きずり出して安倍を翻意させるしかない。
 唯一の急所を目がけて斬りかかって行っていたのが私と倉山塾の増税阻止の戦いでした。それを「チャンネル桜」の水島社長を使って止めにきた。何ひとつ危険の芽を見逃さずに木下は手を打ってきた。


 どうやら、消費増税をたくらむ悪の財務次官が増税阻止のために戦う倉山と倉山塾に対し、チャンネル桜の水島社長を使って妨害にきたそうです・・・なんというか、ここまで来ると完全に頭がアレな人物の妄想としか思えないのですが・・・




 自意識過剰で誇大妄想的な傾向をもった人物は往々にして、自分の失敗の原因を自分自身の外に求めるようになります。このある種の人々の歪んだ精神こそが陰謀論の起源であると私は思うのですが、倉山もその一例であると思います。

 カルト宗教などでは、教祖の予言が外れた後等に、失望した信者が離れていくと同時に、残った信者によって、どんどん教団自体が先鋭化していくような現象があります。たとえば、オウム真理教では真理党という政治団体を立ち上げて、衆議院議員総選挙に挑みながら、一人も当選者を出せなかったことをきっかけに、過激化、あるいは武装化が進行します。つまり、ある種のカルト宗教は、何かのショックをきっかけとして、過激化、先鋭化が起こるということがしばしば発生するのです。

 おそらく、倉山にとっての10.1の「安倍さんは増税を阻止する」という予言が外れたときというのは、まさにそれに相当する現象だったのでしょう。現実に、消費税増税決定後に水島社長が、「消費税増税は、財務省木下対安倍の一騎打ちなどではなかった。安倍さんは、様々な要因から総合的に判断して、増税をすべきだと考えて決断した」というような発言を行った際に、「汚らわしい。どうぞご勝手に。」という名言を残して、1通のメールで退職届を出し、チャンネル桜のキャスターを辞退し、その後、チャンネル桜や三橋貴明さん、藤井聡さん等を執拗に批判しています。

 今後、どうなっていくかと予想することは難しいですが、一つには、まず信者の数は激減するだろうと思います。ツイッターや2ちゃんねるの反応を見ると、さすがに、今回の件では倉山はやりすぎだろうと思ったのが、倉山ファンとおぼしき人の書き込みを見てもあまり擁護の声はあまり聞かれません。

 おそらく、ですが、今後は少数の信者を囲って、ひっそりと言論活動をおこなうか、もしくは、内部で先鋭化するかのどちらかではないでしょうか。もっとも、今回の事件で、これまでのような根拠の事実無根の妄想に基づいた誹謗中傷を継続することは困難になったでしょうが、それでもなんらかのカタチで過激化していくのではないかと思います。しかし、オウムのように武装化することは不可能ですし、それがどのようなカタチを取るかは不明ではありますが。


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2014年04月13日

『ヤバい予測学 ― 「何を買うか」から「いつ死ぬか」まであなたの行動はすべて読まれている』(著 エリック・シーゲル 訳 矢羽野薫)を読んで・・・

 以前書いた記事(『佐伯啓思先生の勉強会開催しました!!』http://achichiachi.seesaa.net/article/391639304.html)で、「思想や哲学なんてものは、実はほとんど人間による作為的なこじつけや誇大妄想の産物なのではないか?」などということを書いたのですが、そのような問題に関連する事項として『ヤバい予測学 ― 「何を買うか」から「いつ死ぬか」まであなたの行動はすべて読まれている』という本の中で面白い記述を発見しました。

 予測科学の使命は、組み立てることだ。データを使い、洞察を引き出して、現実社会にあてはまる予測を提示する。
 とはいえ、厳格な科学者も余計な説明をしたくなる。これは人間の本能だが、危険でもある。そこが良いサイエンスと悪いサイエンスの分かれ目だ。
 アドバタイジング・ドットコムの創業者兼取締役で、エルダー・リサーチの重役でもあるスタイン・クレトシンガーは、私たちが過剰に解釈したがる傾向を物語るエピソードを教えてくれた。1990年代前半に大学院生だったクレトシンガーは、医学研究の会議で発表してくれた。テーマは、人工呼吸器をはずす決断をするまでの時間を決める要因について。当時はまだパワーポイントはなく、1つの要因につき1つのグラフをスライドで表示しながら、データの関連性を説明した。医療の専門家たちはうなずきながら聞いていたが、クレトシンガーは数枚目のスライドで、最初から裏表を逆に映していたことに気がついた。そこで正しい向きに直し、先ほどとは正反対の関連性をあらためて説明したが、専門家は何も変わらず満足そうにうなずいていた。私たちの思考は従順で、ほぼすべてのことについて、その理由を説明する理論を見つけだす。(P164)


 この説明を読んで、私は「ああ、なるほどな」と思いました。人は、様々な数値データや、観察を通じて得た情報を元に、様々な説得力を持った理論を構築することが可能です。しかし、その理論の妥当性を検証することは容易ではなく、さらに厄介なことに、それがどれだけ説得力を持ち、鮮やかに状況を説明してくれる理論であるかという程度とその理論の正当性は必ずしも一致しません。

 これは、厳密な数値データを重視する自然科学やデータサイエンスですらそうなのです。まして、社会科学、あるいは思想や哲学の分野では特にそのような傾向が強いでしょう。現実に、資本主義や産業革命が、なぜ発生したのか?という問題一つ取っても、マルクスやウェーバー、その他多くの学者や知識人が様々な説得力を持った説明を試みてきましたが、現在ではそれらの主張のほとんどが様々な調査から厳密な科学的検証に堪えないとして退けられています。

 特に、社会科学で問題になるのは、自然科学やデータサイエンスといった分野では、客観的な数値データ等を元に仮説を組み立てるのですが、社会科学の多くは(少なくとも現在ほど統計学が発達する以前の状況においては)主観的な観察から得られた洞察や仮説の上に、さらに仮説を積み上げるというような性質を持っており(フロイトの精神分析などがその典型例)、言ってしまえば、ほとんど厳密で客観的な科学的検証なしに如何なる理論でも構築できるというような状況であったわけです。

 以前、中野剛志さんは、「思想というのは危険な側面がある」と言ったことがあるのですが、この言葉の意味は、一つには、この思想というものの主観性や厳密な科学的検証から一定の距離を持っているということにあるのではないでしょうか?つまり、ありていに言ってしまえば、思想や哲学といった分野の学問は、なんでもありなのです。なんでもありだから、どんなにバカバカしい理論も、どのような危険思想も、一定の支持者を集めることで権威付けがなされ、その権威から一定の説得力を持ってしまう。あるいは、独学者においては、どんどん偏った思想を追求していきイカレタ思想の自家中毒ともなりかねないワケです。

 このような危険性を回避するための有効な手法が、一つには歴史や伝統からもたらされるコモンセンスを重視する保守思想であると言えるでしょうが、もう一つには、やはり、どこかであらゆる思想のその前提となる根拠を疑い続ける。あらゆる説得力を持った理論をあくまで仮説であるとあると心のどこかで認識し、場合によっては、それを突き放し、醒めた目線で捉え直すような客観性を持ったある種の懐疑主義的姿勢が必要なのではないでしょうか。


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2014年04月12日

小保方晴子さんのまとめ動画作成しました!!



 STAP細胞の小保方さんのまとめ動画を作成してみました。この間、つくった佐村河内の動画は結構お気に入りだったのに、再生数が伸びず残念だったのですが、今回は結構再生数も伸びてるようです。やはり時事ネタは出来るだけ新鮮なうちにまとめるのが良いみたいですね。

(個人的にツボなのは、2:27〜のこのシーン)

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 西部邁さんの「時代のその時、その時の流行に流されないように、出来るだけ自分は時代の流行の最後尾についていたい」という言葉に深く共感する私としては、やはり、最新の流行の情報に常にキャッチアップしようとするのは結構精神的にシンドイんですよね・・・。

 なんというか、俺としては、ニュースで特集されなくなって、新聞の片隅にちょこっと小さく記事が載る程度の扱いになった時に、「そういえば、あんな事件あったけど、あれって真相はどうだったんだろう?」なんて感じに調べ始めるのが好きなわけです。

 それから、やはり、ニュースで話題になっているような時期では、情報も少なく、事の真偽の判断が非常に困難なので、どうしても当たり障りのない情報を軽くまとめてみるというようなことに終始するわけですね。やはりそういうのはあまり好きではない。

 しかし、まあ、今現在、副業ではあっても、政治記事を書いたり、動画を作成してお金を得るようになっているので、出来るだけ深く考察したいという自分の願望と並行して、最新の流行の話題にキャッチアップして素早く情報をまとめるような作業や、そのための能力も求められているわけですね。

 最近は、なんで、数多くいる保守系の論客の中で、(竹田恒泰を除くと)三橋貴明さんだけが、あれだけ突出して知名度を伸ばしてビジネスとしても成功したのか?と考えるのですけど、やはり圧倒的な執筆量と、常に流行の情報にキャッチアップしていったという点が大きいと思うんですよ。

 なので、まああまり頑固に「俺はこういうことには、あまり興味ないから・・・」などと言わずに、一定程度流行の情報にキャッチアップして、読者や動画視聴者の要求に答えられるように努力すべきかなと考えています。

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2014年04月11日

【STAP細胞】 小保方晴子の過去がヤバすぎるwwwwwwwwwwwwww

 STAP細胞のことに関しては全然何もわからないんですが、なんとなく、小保方を見てると、かつて「ゴッドハンド(神の手)」と呼ばれた考古学者の捏造事件を思い出すような気がします。成果を出さないといけないという外部からのプレッシャーやマスコミからの過度の期待や持ち上げによって、捏造をしてしまうところまで心理的に追い込まれていく様子を見ると、当然、彼らの捏造行為は許されるべきではないんですけど、彼らを捏造に追いやった外部の無反省ぶりもなんとなく不愉快です。少なくとも、マスコミは、詐欺師のような人間を過度に持ち上げてしまったことに関して少しは反省の姿勢をみせていいんじゃないでしょうか?

 あるいは、今回のマスコミの姿勢は、亀田兄弟の時とも似てるような気がします。傲慢不遜で生意気なキャラを演出するよう暗に要請しながら、負けた途端に、「あんなに偉そうにしてたのに、こんなひどい試合をやるなんて恥ずかしくないんですかねぇ┐(´ー`)┌」といった感じで突き放したりバッシングしたりするマッチポンプはマスコミのお家芸とはいえ見るに堪えないものがあります。

 まあ、そうはいっても、現在難病を抱えていたり、難病を抱えた家族のいる人にとっては再生医療は希望であって、そのような分野で、卑劣な捏造を行うのは許されざることでしょう。まあ、結局、本人もクソならマスコミもクソで、クソみたいな連中が盛り上げたり貶したりして大騒ぎしているわけで、まあ、これほど下らないこともないかなと(まあ、そんな下らない騒ぎに便乗して私自身このブログ記事を書いてるわけですが・・・)。

【STAP細胞】 小保方晴子の過去がヤバすぎるwwwwwwwwwwwwwwww

1: 風吹けば名無し 2014/02/28 15:19:05 ID:syGAnEGo

・メディアの取材が始まってから、おばあちゃんから受け継いだという割烹着(部下によると実際は伊勢丹で購入)を着るようになった

・ブランド服が大好きで、特にヴィヴィアンウェストウッドは研究室の全PCの壁紙に設定するほど

・研究室では指輪を両手全ての指に着用し、「女子力」という言葉を盛んに使う

・研究室はピンクの壁紙で埋め尽くされている

・ポエマーで研究中もノートに詩を書くことを怠らない

・高校時代は手相占いの天才(自称)

・ムーミンの世界に入りたいというのが口癖で、女友達の似顔絵としてムーミンをよく描いた

・STAP細胞の名前を本当は「王子様にキスされて目覚めるお姫様」になぞらえた 「プリンセス細胞」(P細胞) と名付けようとしていた

・東邦大東邦の同級生によると、彼女は思い込みが激しく、好きな男子と付きあってもいないのに付きあっていると言いふらした 「不思議ちゃん」

 「当時は、後に国立医学部に進学したバレー部の秀才にずっと片思いしていました。彼にはその気がなかったようですが、彼女はとても思いが強く、 『もう諦めたほうがいいよ』と忠告する友人たちに『もう私が彼女だもん!』と泣きながら食ってかかり、ハラハラしたほどです」(同級生)

http://rastaneko.blog.fc2.com/blog-entry-14215.html


 演技性人格障害、もしくは自己愛性人格障害なんでしょうかね?そういえば、近頃ではうつ病に関しては、わりと気軽に「病院に行きましょう」と勧められますが、未だに人格障害っぽい人に「あなたは、なんらかの精神疾患を抱えてる可能性があるから病院に行ったほうがいいですよ」とは言いにくい雰囲気がありますよね。多分、うつ病なんかより、人格障害の方がよほど周りの人に与える悪影響は大きいと思うのですが・・・

【画像】小保方晴子をバカにしたAAが大量に投下されるwww 完全にネタキャラと化すwww【STAP細胞捏造】

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「私のことを嫌いになっても、STAPのことは嫌いにならないで下さい!」

http://www.news-us.jp/article/391750632.html


 ムーミンと一緒にAAにしてもらって良かったですね(´∀`)

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2014年04月09日

坂口安吾的な何か・・・

 前回、恋愛エッセイっぽい文章を書いてみたんですけど、完全に坂口安吾の影響です。坂口安吾の恋愛論的なものがすごく好きで、「お、俺もこんなの書いてみたいな」と思って書いてみました。ちなみに、俺自身は恋愛もさることながら恋愛論を書いたり語ったりするのも苦手で、かつて知り合いの女の子に「政治だろうが経済だろうがなんでも論じていいが、恋愛論と男女論だけは語らないでくれ」と言われた経験があります・・・( ̄▽ ̄;)。oO(酷いこと言う子だよなぁ)

 なんというか、政治思想では、「バランス感覚が大切だ」などといっちょまえに言っているにもかかわらず、恋愛論になると、物凄くロマンチックで夢見がちな理想論か、やたらと俗っぽい嫌らしい話になってしまうんですね・・・うーん、そのへんの恋愛的なバランス感覚は多分一生身につかないんじゃないかと思います(笑)

 まあ、それはさておき、坂口安吾のエッセイから恋愛に関する俺が気に入った箇所を少し紹介してみますね。

 昨日、私は、素子(安吾の小説のヒロイン)は矢田津世子だと云った。これは言い過ぎのようだ。やっぱり素子は素子なのだ。手を休めるとき、あの人を思いだす、とても苦しい。(略)
 今から十年前、私が三十一のとき、ともかく私達は、たった一度、接吻ということをした。あなたは死んだ人と同様であった。私も、あなたを抱きしめる力など全くなかった。ただ、遠くから、死んだような頬を当てあったようなものだ。毎日毎日会わない時間、別れたあとが、悶えて死にそうな苦しさだったのに、私はあなたと接吻したのは、あなたと恋をしてから五年目だったのだ。その晩、私はあなたに絶縁の手紙を書いた。私はあなたの肉体を考えるのが怖しい、あなたに肉体がなければよいと思われて仕方がない、私の肉体も忘れて欲しい。そして、もう、私はあなたに二度と会いたくない。誰とでも結婚してください。私はあなたに疲れた。私は私の中で別のあなたを育てるから。返事も下さるな、さよなら、そのさよならは、ほんとにアヂューという意味だった。そして私はそれからあなたに会ったことがない。(略)

 私は筆を休めるたび、あなたを思いだすと、とても苦しい。素子の肉体は、どうしても汚い肉慾の肉体になってしまう。素子は女体の汚さ、もろさ、弱さ、みにくさを知りすぎているので、客間で語る言葉にならないのではないか、と書いて、筆を投げ出したとき、私はあなたの顔をせつなく思いつづけていた。あなたは時々、横を向いて、黙ってしまうことがあった。あのとき、あなたは何を考えていたのですか。


 うぅ・・・切ない・・・切なすぎるよ安吾先生ヽ(;▽;)ノ

 この恋人と別れた後、津世子の母親から、この人が死んだという通知が届いたのだが、その通知には津世子は「幸うすく」死んだ、との一句が書かれていたそうです・・・。

 しかし、安吾の魅力はこのような切ない恋愛描写にとどまりません。同じ、恋愛のことについて、小林秀雄に関する論評の中ではあっさりとこのように書いています。

 だから、坂口安吾という三文文士が女に惚れたり飲んだくれたり時には坊主になろうとしたり、五年間思いつめて接吻したら慌ててしまって絶交状をしたためて失恋したり、近頃はデカダンなどと益々もって何をやらかすか分かりゃしない。もとより鑑賞に堪えん。第一奴めが何をやりおったにしたところで、そんなことは奴めの何者でもない。こう仰有るにきまっている。奴めが何者であるか、それは奴めの三文小説を読めば分る。教祖にかかっては三文文士の実相の如き手玉にとってチョイと投げすてられ、慘又慘だるものだ。

 このように、小林秀雄を持ち上げて、自分を卑下するかと思えば、続いて、小林秀雄の「死後の名声」や「歴史の必然」という言葉に触れ、あなたは大層ご立派なことを仰りますが、そんなものはただの大げさな虚仮威しか、嘘っぱちに過ぎない。現実は、今ここにある現実しかないんだといって、足払いをかけようとする。

 まさに変幻自在というか、型にとらわれない発想の持ち主だと思います。今の、教条主義的な「保守かくあるべし」「左翼かくあるべし」といった下らないルールに囚われた論客が多い中で(まあ、この「型に囚われるな」という言論自体が非常に型に囚われたチープな物言いではありますが・・・)、安吾のような、全く読めない論客、右と見せかけて、上と見せかけて下、あるいは褒めてるのか、おちょくってるか、貶してるのか畏れているのか分からないよな言論を行う人間などというのはほとんどいないわけで、これらのエッセイはもう何十年も前の作品であるにも関わらず、全く古さを感じさせないどころか、むしろ斬新さすら感じさせる不思議な作品であります。

 最後に恋愛論に戻ると、実のところ安吾が恋愛や男女関係というものについて、どのように考えていたかは、じつのところ分からないところが多いです。しかし、一つ言えるのは、彼は、諧謔の中に悲しみを、悲しみの中に諧謔を紛れ込ませる稀有な作家一人であったということだけは確かであると思います。

↓中野剛志さんと佐藤健志さんのゴジラ対談のレビュー作成しました。やはり真面目な話を口でバーっと喋って説明するのは難しくて、まだまだ慣れないです・・・( ̄▽ ̄;)



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2014年04月08日

クソ雑記・・・

 坂口安吾のエッセイ集を読んで面白かったので、なんとなく俺もエッセイっぽい文章を書いてみたいと思ったので、今回は雑記で・・・このブログはあんまり自分自身のことについて書く事は多くないんですけど、最近はたまに書くようにしています。

 以前、半年くらい一緒に毎週二人でダンスの練習をしていた女の子に恋人が出来て、それ以降会わなくなって連絡も取らなくなったというようなことを書いたんですけど、未だに結構引き摺っています・・・。

 すごく仲も良くて(と俺が一方的に思ってただけかもしれないが・・・)、きっと仮に、向こうに恋人が出来ても(まあ、すごく可愛くて明るくて性格も良い子だったので、いつか恋人も出来るんだろうなぁと漠然と思ってたわけですが・・・)、友達ではいられるかなと思っていたので、正直、向こうに恋人が出来て、その後全然会わなくなってしまったは結構精神的にしんどかったし(いや、もし会い続けてたらそっちの方が辛かったかもしれないわけだけど)、こういうと相当にアレだが、裏切られたような気分にもなっていましたし、また、何か自分がダメなことをして嫌われたかなぁ・・・と思ったりも。

 そんなこんな考えていた時に、その女の子のLINEサムネイル(プロフィール写真)が恋人と二人で撮っているプリクラ画像に変わっていて、それと同時にムードメッセージも「あなたと一緒にいられて幸せ」というようなメッセージに変わっていて、なんだか余計に悲しくなると同時に、「ああ、別に嫌われたとか、なんか裏切られたとかそんなんじゃなくて、単に大好きな人が出来ただけなんだなぁ・・・」と思い、どこかで、ホッとするような思いもしていました。

 半年ほどの間、何度も二人で会っていて、しかもその間ずっと好きだったのに、一度も想いを伝えてなくて、周りの人からも「なんで、告白しないの?」などと言われていたことを思い出し、なんとなく、ああ、こうなる前にもっと早く「好き」って言っていたら、なんか変わったのかなぁ・・・などと思ってみたり・・・いや、まあ何も変わってなかったかもしれないし、むしろもっと酷い結末になってたかもしれないわけだけども・・・。

 まあ、それとは話は変わって、先日、ネットで知り合って以前から何度か会っていた女の子と二人で飲みに行って、カラオケに行ってオールしてきました。先の女の子と会わなくなって寂しくなったってのもあったかもしれないけど、飲んでる間に魅力的に思えてきて、妙に抱きしめたい気分になってきたので、居酒屋を出て、二人でカラオケに行くことに・・・「よしチャンス( ノ゚Д゚)ノ!」と思いながらも、なんか、実際二人きりになるとなんかビビって何も出来なくて、朝になって、相手から「1日くらい仕事休んだり出来ないの?」と言われ、「いや、早めに休むこと決めてれば大丈夫だけど、当日いきなり休むのは無理かな・・・」などと答えた時には、なにやら、情けなさやら自己嫌悪やらで一杯になっていました・・・。

 それで、まあ、今日になってなんとなくチャットで「好き」と伝えてみた。自分でも「チャットで告白とかありえんだろ」と思うけど、なんとなく、ずっと好きだったのに伝えられなかったダンスやってた女の子とのことを考えて、「もうチャットでもいいから今伝えないとダメだ」と思い告白。「どこが?」と聞かれて、「顔とか雰囲気とか」なんて伝えたら、「リアルで言って欲しい」と言われたので、「じゃあ、次会ったら直接言うね」と送って、次に会う約束をしてみた・・・。

 なんというか、まあ今度はうまくいくといいなーと(●´△`)o


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↓この記事を相手に見られたら「どうしようかなー?」と思いながらも書いてみました( ̄▽ ̄;)応援よろしくお願いします(σ≧∀≦)σ


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