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2014年03月12日

『死に至る病』『現代の批判』(キルケゴール)を読んで・・・〜神を弁護する罪について〜

 先日、以前からずっと読みたいと思っていたキルケゴールの『死に至る病』を書店で購入し、読んでみたのですが、さっぱり内容がわかりませんでした・・・キリスト教批判というか、当時のデンマークにおけるキリスト教について批判した文章なのですが、やはりキリスト教の知識がほぼ皆無である私には少々難解でした。

 実存主義の祖としてニーチェと並び称されることもあるキルケゴールですが、なんとなく『死に至る病』はニーチェっぽいです。ただし、ニーチェはキリスト教そのものを批判しているのに対して、キルケゴールは基本的にはキリスト者でありながら、当時のデンマークにおけるキリスト教のあり方を批判したという点で、やはり大きな違いはあるわけですが、やはりキリスト教批判という文脈においては似てる気がします。ただし、もしかしたら、私がよく内容を理解できない抽象的な文章をとりあえず大雑把に「なんか、ニーチェっぽいよね」と適当に分類しているだけの可能性もあるので、そのあたりは色々と察してください・・・

 ところで、キルケゴールは、この『死に至る病』の後半部分で、神を弁護する行為について痛烈に批判しているのですが。その批判の仕方がなんとも皮肉が効いていて面白い。

 牧師たる者は、もちろん、信仰者でなくてはなるまい。では信仰者とは!信仰者とは、もちろん恋する者である。いやしかし、恋するすべての者のうちで最も熱烈に恋する者でも、信仰者に比べると、その感激の点では、実はほんの青二才でしかない。
 いま、ひとりの恋する者を考えてみよう。彼は、くる日もくる日も、明けても暮れても、自分の恋を語ることができるだろう。だがしかし、恋していることは実にたいしたことであるということを、三つの理由を挙げて証明しようなどと、そんなことを彼が思いつけると君は思うだろうか、そんなことが彼に可能だと君は思うだろうか、そんなことは口にするのも彼にはいまわしい気がするだろうとは、君は思わないだろうか。
 牧師が、祈るのは有益であるということを、三つの理由から証明するとしたら、それとほぼ同じことである。これでは、祈りの値うちは、その信望をほんの少しでもつなぎとめるために三つの理由が必要であるまでに下落したことになる。あるいはまた、も少し滑稽なだけで結局は同じことだが、祈りはあらゆる悟性を超越する浄福であるということを、牧師が三つの理由を挙げて証明しようとするとしたら、これもまた同じことである。


 なんとなく、これはニーチェの同情批判に似ているような気がします。ニーチェの同情批判とは、物凄く簡単に説明すると、つまり相手に同情をするというということは、相手を哀れな人間だと見做すことと同義であるということなんですね。弱さを弁護するそれまでの思想や宗教や哲学を否定し、強者のための思想を展開するニーチェにとって、相手を惨めな弱者として憐れむこの同情という感情は、最も忌避すべき感情であったわけです。

 これは、キルケゴールの弁護に対する批判と非常に似てないでしょうか?おそらくニーチェであれば、この神への弁護について、「これはすなわち神への同情である」と喝破したのではないでしょうか?その証拠となるかはわかりませんが、やはりニーチェはデカルトやスピノザの神の存在証明について、それこそが神を殺したのだとして、徹底的に批判しています。

 神の存在を論理的に弁護するという行為そのものが神を殺したのだとするニーチェの思想は、キルケゴールの祈るのは有益であるということを、三つの理由から証明することが、祈りの値うちを、その信望をほんの少しでもつなぎとめるために三つの理由が必要であるまでに下落させると考えたキルケゴールの考えに酷似しているように思えます。


まだ、勉強会の席余ってますんで、興味がある方はよろしくお願いします⇒【告知】3月15日 京都で佐伯啓思先生の勉強会を開催します!!テーマは「ニヒリズムと日本思想」です!! http://achichiachi.seesaa.net/article/390968740.html

ASREADに寄稿しました!!⇒『僕たちは戦後史を知らない―日本の「敗戦」は4回繰り返された』(佐藤健志 著)から考える日本人の戦後精神史 http://asread.info/archives/511




↓次回は、同じくキルケゴールの著作である『現代の批判』について解説します・・・応援よろしくお願いします(σ≧∀≦)σ


posted by 古谷経衡と倉山満による不当な言論弾圧を許さない市民の会 at 02:46 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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