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2014年02月20日

小説『笑わないセールスマン』第一話

「ねえ、皆、しんいちのことなんだけど・・・やっぱり、あの子少し変なんじゃないかしら・・・」

 ドアの向こうから母親の声が聞こえる・・・何を話しているのかと思いながら、ふすまの隙間から覗いてみると、どうやら俺以外の全員で家族会議を開いているようだ。

「そうか?まあ、たしかに少し落ち着きのない子だとは思うが・・・」

 父親は、いつも大体無関心だ。親から干渉されないことは、子供にとっては嬉しいことなのだが、果たしてそれが本当にその子のためになるのかはわからない。

「いや、おかしいわよ絶対に!!全然落ち着きがないし、いつもいろんな子と喧嘩ばかりしてるじゃない!!やっぱり、一度カウンセラーの先生に相談してみたほうがいいわよ!!」


ピピピ〜 ピピピ〜

 ケータイのアラームの音と同時に俺は起きた
「また、この夢か・・・」
 もうほとんど何も覚えていないくらい昔の、子供の時の記憶・・・。幼稚園で他の子供としょっちゅう喧嘩しては泣いて帰ってくる俺を心配して、母親が開いた俺を除いた家族会議。この続きも覚えていないし、興味もないが、きっと、こんな話を自分に秘密で皆でしていることにショックを受けて聞かなかったことにして寝たふりでもしていたのではないだろうか?まあ、もはや思い出すことはかなわないのだが・・・

 何度も、何度も繰り返し見る嫌な夢。そして、大抵この夢を見た日には何か嫌なことが起こる。

ピンポーン

 珍しい来客だ。
「はい、どちらさまでしょうか?」

「あの、今日は面白いものをお持ちしました」
なんだ、このセールスマンは?営業をやっている人間のくせして、妙に青白い顔をしていて見るからに不健康そうだ。

「今日、お持ちしたのは、こういったモノなのですが・・・」
男がカバンから取り出したのは、赤いスイッチがひとつだけついたスイッチだった。

「あの、こちらのスイッチなのですが、あなたに1週間お貸ししたいのです。もし、あなたがこのスイッチを1週間以内に押した場合、一週間後、私がこのスイッチを回収する時に、20万円差し上げます」

「はあ?」
(一体、何なんだ?)

「しかし、このスイッチは不思議な機能がありまして、このスイッチを押すと、あなたの全く見知らぬ人が一人死にます」

「え?」

「でも、安心してください。死ぬのは、本当にあなたとは全く関係のない人ですし、死んだところで、あなたの人生にはなんの影響も与えないことは保証しますから、ではまた1週間後にお会いしましょう」


 とんでもないことに、なったな。どうやら、さっきの男が言っていることが本当なら、俺は人間を一人殺すことが出来るスイッチを手に入れたらしい。そして、スイッチを押した場合、20万円をあの男が持ってきてくれる・・・。何も知らないように見せかけていたけど、おそらくあの男は、俺の経済状態を把握していたのだろう。俺の所持金は、現在700円・・・俺は、ほとんど売れてない小説家なのだが、次の雑誌の原稿料が入るのは3週間後だ・・・つまり、あいつがもう一度うちに来る前に、ボタンを押せば、俺は人殺しになる代わりに、1週間後には20万円の金を手に入れてなんとか凌げる。しかし、押さなければ、俺は飢えて死ぬかもしれない・・・と。しかし、ちょっと待ってくれ、このボタンを押すと俺は人殺しになるのか?


1日後・・・

水と、10円の飴玉10個で、人間なんとか凌げるものだ・・・水と、糖分さえあれば、すぐに死ぬことはない。ただ、消費税で余計なお金を使いたくないからという理由で、10円の飴を1つ持って10回レジに並ぶというのは、なかなか人間の精神を萎えさせるものだ。

3日目・・・

小説家という仕事は、いいものだ。椅子に座っても、寝転がってもPCでカチカチ文章を書くだけでいいのだから、もし、水と飴玉だけで肉体労働の仕事に従事していたら、俺は今頃死んでいたんじゃないかと思う。ただ、脳の糖分が完全に消費し尽くされているような感覚がするが。

7日目・・・

ピンポーン

「どうも・・・ボタンを回収に来ました」

「あ、はい、それじゃあ返しますね」

「どうやら、このボタンは使われなかったようですね。」

「ああ、もう何も食べるものがなくて、俺は死にそうなんだけどな・・・なんで、俺はボタンを押さなかったと思う?」

「さあ?そういったことには興味はありませんから」

「そうか、ところであんた、そのボタンを持っていってどうするんだい?」

「はい、これからあなたの全く見知らぬ誰かのもとへこのボタンを渡しに行きます」

「そーか・・・」

そうか、そういうことだったのか・・・じゃあ、押さなくてよかったのかもな・・・ああ、それにしても、ハラが減って死にそうだ・・・

トゥルルルル・・・トゥルルルル・・・

「なあ、太田・・・」

俺は友人の太田啓思に電話をかけた。

「おう、久しぶりだな?どうした?」

「あのさ・・・金貸してくれない?」

「はあ、お前、俺から借りてる金はまだ何十万も残ってるんだぞ?!普通はそれを返してからだな・・・」

「すまんな、でも今度の小説は当たりそうな気がするんだ・・・そうすれば」

「お前は、いつもそればっかりじゃねーか!!」

結局、太田は金を貸してくれた。しかも、アシ代がない俺のためにわざわざ家まで持ってきて・・・

さっきやってきた妙な男とスイッチの話も太田にしてみた。なんとも荒唐無稽な話に思えるが、小学校時代からの幼馴染の太田は、俺の周りでよく妙な出来事が起こることをよく知っている。

「そうか、じゃあ、なんでお前はスイッチを押さなかったんだ?」

「ああ、たしかに、金がないと俺が死ぬかなとも思ったんだけどさ・・・もし仮に、死ぬなら、俺が死んでも、俺の知らない奴が死んでも、まあどっちでもいいかとも思ったからな」

「何言ってんだ?最初から金を借りる気満々だったくせに・・・」

「まっ、それもあるかもな(笑)」

俺が、ボタンを返してから、1週間が経った。さて、どこかで、俺の知らないどこかの誰かが死んだんだろうか?

 もしかしたら、俺より以前にボタンを受け取って、押した誰かかもしれない。しかし・・・もし、誰もスイッチを押さなかったらどうなるのだろう?誰も押さなければ、誰も死なず、何も起こらないまま、あの男は次々にいろんな人間の家をぐるぐる回っていくんだろうか?

 あの青白い顔をした男が次々にいろんな家を回っては、ボタンを押すことを勧めるものの、誰も押さずに誰も死なない様子を考えるとあまりにもシュールで想像するだけで少し笑ってしまった。


第二話⇒http://achichiachi.seesaa.net/article/389532483.html

 久しぶりに、短編小説っぽいものを書いてみました。昔は結構書いていたのですが、ネタ切れになって以降全然書いていなかったので、物凄く久しぶり。まあ、相当に稚拙な文章ですけど、まあなんとなく楽しんでもらえればと思います・・・( ̄▽ ̄;)


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posted by 古谷経衡と倉山満による不当な言論弾圧を許さない市民の会 at 18:07 | 神奈川 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雑記・・・

 えー、たまには政治とか経済とか哲学とかのネタじゃなく普通に日記っぽいこともかいてみようかと思ったので、今回は雑記です。思えば、このブログって、俺の個人的なことってほとんど書いていないなぁと思ったので、今回は本当に個人的なことを少々・・・

 先日、好きだった女の子に恋人が出来ました。去年の春頃にSNSで知り合って、それ以降毎週2人でダンスの練習をやってたんですけど、11月くらいから、「すいません、予定が合わなくなってしまって・・・」と言われ、あまり会わなくなって、それで先日LINEをみていたらプロフィール写真が男の人と一緒に写ってるプリクラ画像に変わっていて、「○○ちゃん彼氏できたのー?」とチャットを送ってみたらビンゴ。

 凄く可愛くて、性格も良くて、ダンスも上手くて、いっつも笑顔でニコニコしてる子で大好きだったんですけどね、何気に週1でやるその子とのダンス練習が毎週の楽しみだった。

「やっぱり、もうこれから一緒にダンスの練習とか無理なのかな?」と最後に(未練がましく)チャットを送ってみたものの既読スルー・・・。彼氏と写ってる写真の笑顔が物凄く幸せそうで、もうこれ以上関わっちゃダメなんだなーと思って胸が痛くなりました。

 なんか、俺は昔から、好きな子が出来て仲良くなってくると、毎回、「もう、今後、この子より好きな子は一生現れないだろうな・・・」と思うんですけど、今回も例に漏れず、「もうこの子より好きになる子は一生現れない!!」と思うくらいに好きになってました。つか、もう27だしなぁ・・・マジで、もうこの子より好きになる子は出てこないかも・・・

 先日、内閣府の調査では現在、男性のうち5人に1人は生涯独身になっているそうです。「ああ、俺はもしかしたらこの5人のうちの1人に入るのかもなぁ・・・」などと思うと寂しい気分になりますが、じつはこの調査では生涯未婚率は人口学で50歳時点の未婚率と定められているのです。

 そこで、現在の若者世代の結婚率を計算し直して、現在の20代の若者が50歳になった時点の生涯未婚率を割り出すとなんと男性では35%にも達するとか・・・(『生涯未婚率は男35%、女27%にも:少子化対策無力』http://blogos.com/article/65014/)。

 おお、ここまでくると3人に1人は生涯未婚なわけで、これはもうあまり寂しくもないなと、むしろ逆にポジティブになれるような(笑)「ひとりでいるときの孤独より、群衆に紛れた中で感じる孤独こそが苦しみなのだ」などと言われますけど、これはもう「孤独の中で、孤独を共有することで感じ取る連帯感」と言っても良いのではないでしょうか?(笑)

 まあ、こんな下らないジョークを言ってみたところで、悲しさも寂しさも紛れないので、「むしろここは悲しみと絶望に浸ってみよう・・・」と思い、先日「絶望は死に至る病である」という有名な文句から始まるキルケゴールの『死に至る病』という本を買って読んでみたのですが、これが予想以上に内容が難解で、読んでみてもさっぱり理解できない。

 ああ・・・俺は、文学によってとことんまで絶望を味わうだけの知性もない半端者なのか・・・と別の意味で絶望してしまいました・・・


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posted by 古谷経衡と倉山満による不当な言論弾圧を許さない市民の会 at 03:15 | 神奈川 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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