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2013年06月08日

『マインドコントロール』(岡田 尊司 著)を読んで・・・〜ワタミグループおよび渡邉美樹のカルト的傾向について〜

 この本はマインドコントロールの実験や、それが世間に及ぼした様々な影響などの考察を中心にマインドコントロールについて書かれた1冊。

 前半〜後半部分にかけては、主に戦前の精神科医やカウンセラーによる催眠療法や、戦中、特に冷戦下における共産独裁国家による洗脳の実験と実用化および、それに対して恐怖と警戒感を抱いたアメリカのCIAによる実験等々についての歴史について書かれている。

 そして、後半部分では、それらの研究が現在どのように応用され、時には悪用されているか等々についての考察がなされている。特に、疲労困憊の状況で無意味と思えるような強度の労働を強いられることによる人間の判断力や主体性の低下、あるいは、過剰なまでに大量の情報を浴びせられた時に起きる人間の判断力の低下といった状況の脅威に現代人は常に晒されているのではないか?という警告は非常に興味深い考察であった。

 「転向」をもたらすうえで力をもったのは、拷問といった暴力よりも、いつ終わるともわからない隔離や単調な生活による情報の欠乏、孤独、不安、時間が空費されていくことへの焦りであった。会社のような通常の組織も、一つ間違うと、独裁国家やカルトに通じる異様な状況が起こりうる。遅く退社するのが当たり前、長時間のサービス残業が常態化したような会社では、その社員は、慢性的な疲労を抱えるだけでなく、主体的な判断力や独創的な発想をもてなくなっていく。疲労困憊しているのに、その状態にノーと言うことさえできず、結局、使い潰されていく。
 そういした会社が、仮に社員を犠牲にして業績を上げたにしても、それはカルトが信者から搾取して栄えるようなものであり、独創的な技術革新が生まれるはずもない。いずれ社員の活力やモラルの低下を招き、内部告発から不正が明るみになって、破綻する運命にある。
 意味もなく慢性的な疲労状態を強いるような組織や生活には、未来はないと思った方がいい。
(p203)


 おそらく、この文章読んだ瞬間にワタミを連想したのは俺だけではないだろう。事実、ワタミは(かなりイカレタ)内部文章が流出している。

 ワタミ社内文書流出! 「365日24時間死ぬまで働け」 http://www.watch2chan.com/archives/28902172.html

自民党公認で参院選に出馬する予定の渡辺美樹・ワタミ会長が、「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に 呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった。『理念集』と名付けられた冊子は、ワタミグループ全社員に 配布され、渡辺氏が著書で「ワタミの仕事すべてに直結し、根底で支えている思想の原点」、「この理念集を否定したときは、君たちに この会社を去ってもらう」としている重要文書だ。

また、入社内定者に配布される人材開発部作成の『質疑応答』では、勤務時間について、『「仕事は、成し遂げるもの」と思うならば、 「勤務時間そのもの」に捉われることなく仕事をします。なぜなら、「成し遂げる」ことが「仕事の終わり」であり「所定時間働く」ことが 「仕事の終わり」ではないから』と記載されている。
ワタミでは2008年に入社3カ月の女性社員が1カ月141時間の時間外労働で抑うつ症状となり、飛び降り自殺。昨年2月に、過労による 自殺として労災認定されている。

また、自殺の翌年から昨年にかけて、時間外労働の上限時間を超えて従業員を働かせていたとして、労働基準監督署から10件の 是正勧告を受けていることも明らかになっている。
ワタミと渡辺氏の事務所に確認を求めたところ、渡辺氏の事務所が次のように回答した。
「渡辺が29年前に和民を創業して毎日社員のことを思いながら書いたものが、なぜ出てしまうのか、残念でなりません。本件に限らず、 個別の社内規定や、社内発言、社内活動に対しては個別企業情報となるため、基本的にお応えは差し控えさせて頂いております」

ワタミには、「ブラック企業」との批判があり、渡辺氏は公式サイトで「一部の情報だけをもって、一方的にワタミグループをブラック企業と 呼ぶことは、到底、受け入れられるものではありません」と反論している。今回、複数の社内文書の存在が新たに明らかになったことで、 ワタミ・ブラック企業論争は新たな展開を迎えそうだ。


 さらに、こちらのスレッドでは実際に、ワタミはブラックを超えてカルトの領域に達していると指摘するコメントも数多く見られる。

ワタミ渡邉美樹 「会社に感謝して社員みんなで涙を流したりもする。これのどこがブラックなのか?」
http://blog.livedoor.jp/misopan_news/archives/51907952.html

17 名前:茶トラ(東京都):2013/06/06(木) 19:12:57.38 ID:lKUexfkv0
感覚のおかしい人と言葉を交わしてもワケ分からなくなるだけ

27 名前:猫又(岐阜県):2013/06/06(木) 19:17:11.55 ID:As4UKJG30  
北朝鮮のニュース見てると、よく「将軍様ー」って泣いてるよね

30 名前:リビアヤマネコ(千葉県):2013/06/06(木) 19:18:22.61 ID:hy7WjUkz0
最早ブラック企業ではない カルト企業の域まで達している それがワタミグループ

35 名前:イリオモテヤマネコ(東京都):2013/06/06(木) 19:19:36.66
>この間も7千人の社員と、ワタミが29周年のイベントで、みんなで涙を流しながら
>「よかったね」と言っている会社のどこがブラックだと僕は思うわけです。
マスゲーム & 泣き女か


 筆者はあとがきで、「日本で一番最近マインドコントロールが注目されたのはオウム事件の時でいまさら、こんなもの話題として古いと感じたが、色々と調べるうちに古いどころかその本質は非常に今日的な問題と深く関わっていると感じた」というような事を書いているがまさにその通りであると思う。

 あからさままなカルト的な宗教がまた流行するかは分からないが、様々な意味において一般的な社会集団がカルト的な傾向持ちつつあり、ワタミなどはその代表的な一例であるかと。

 それにしても、恐るべきはこのようなカルト企業のトップとでも言うべき人物をこともあろうに、国民政党を自認する自民党が目玉候補として、次の参議院選挙で公認を与えているという事実である。中野剛志さんは西部ゼミナールで自民党を愚民党と皮肉ったが、まさに政治の劣化ここに極まりあれといった様相である・・・


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posted by 古谷経衡と倉山満による不当な言論弾圧を許さない市民の会 at 20:44 | 神奈川 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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